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2024年3月 3日 (日)

トヨタ自動車 日本企業で初めて株式時価総額が60兆円を突破! 2024年2月6日の50兆円突破からわずか24日で達成!

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トヨタ自動車-
 2024年1月23日に「トヨタ自動車」の株式時価総額が終値ベースで48兆7981億円に拡大し、「NTT(日本電信電話)」がバブル期の1987年につけた記録を上回り日本企業の歴代最大を更新しました。私は、いつ時価総額が50兆円を突破すりのか楽しみにしていましたが、2024年2月6日についに50兆円を突破しました。

 「トヨタ自動車」の時価総額が2024年3月2日に日本企業で初めて60兆円を突破しました。2024年2月6日に50兆円を突破してからわずか24日で達成しました。3週間少しで10兆円上積みした事になります。

 2024年3月2日の終値時点の時価総額は60,039,154百万円です。「豊田自動織機」や「ダイハツ工業」といったグループ企業の不正対応などに追われるものの、好業績が株価をけん引しています。

 自動車メーカーは、企業規模の割には時価総額は大きくありません。世界2位の自動車メーカーであるドイツの「フォルクスワーゲン」でさえ、時価総額は659.18億ユーロ(1ユーロ=163円と仮定して10兆7400億円)です。アメリカ「テスラ」の時価総額は645,365,930.00千ドル(1$=150円と仮定して96兆8000億円)は例外中の例外で、時価総額60兆円は自動車メーカーの中で圧倒的な世界2位です。

● トヨタ自動車の全方位戦略
 「トヨタ自動車」は、環境対応車の戦略として「マルチパスウェイ(全方位)」を掲げてきました。「EV(電気自動車)」だけでなく得意とする「ハイブリッド車」、それに「プラグインハイブリッド車」や「FCV(燃料電池車)」などのすべてを開発・販売する戦略です。

 しかし、この戦略の評判が散々で、世界中から叩かれました。日本のマスコミやモータージャーナリストなども全方位戦略よりも「EV(電気自動車)」が最優先だとの論調でした。「トヨタオワコン、日本車オワコン!」と言いたい放題でした。

 私自身は、「トヨタ自動車」の戦略の方が正しいと思っていましたが、世論が「EV(電気自動車)」の批判を許さない雰囲気で、ブログにも書く事が出来ませんでした。
 しかし、昨年の夏頃から風向きが急に変わってきました。「EV(電気自動車)」の成長に急ブレーキがかかったからです。それに伴い「EV(電気自動車)」の問題点もどんどん出てきました。それに康応するように「トヨタ自動車」叩きも急速にしぼんでいきました。

 世界では、「EV(電気自動車)」の伸びが鈍化し、「ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車」が急速に伸びています。現時点では、「トヨタ自動車」の「マルチパスウェイ(全方位)」は正しかったと言えるでしょう。「アップル」のEV開発の中止はその象徴的な出来事のように思います。

 私もいずれは「EV(電気自動車)」が主流の時代になると思っています。しかし、今回の「EV押し」はあまりにも政治的なゴリ押しで、技術が伴ってなくて無理がありました。「ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車」の時代を挟んで、電池の技術革新が進んで「EV(電気自動車)」に移行するのが、技術的にも自然の流れだと思います。


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トヨタ自動車の連結決算

 「トヨタ自動車」は、2024年2月6日に「2024年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2024年3月期第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の連結決算では、売上高34,022,720百万円(前年同期比23.9%増)、営業利益4,240,238百万円(前年同期102.1%増)となりました。
 
 トヨタ自動車 決算短信(PDF:2024/02/06)
 2024年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
 
● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高43,500,000百万円(前年同期比17.1%増)、営業利益4,900,000百万円(前年同期比79.8%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

 2回の上方修正が行われています。当初は売上高38,000,000百万円(営業利益3,000,000百万円)と予想していましたが、1回目の上方修正で売上高43,000,000百万円(営業利益4,500,000百万円)、今回の2回目の上方修正で売上高43,500,000百万円(営業利益4,900,000百万円)に修正されています。

トヨタ自動車の連結決算(売上高/営業利益)
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1996年3月   10,718,739百万円     348,069百万円
1997年3月   12,243,834百万円     665,114百万円
1998年3月   11,678,397百万円     779,797百万円
1999年3月   12,749,008百万円     774,945百万円
2000年3月   12,879,561百万円     775,982百万円
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2001年3月   13,424,423百万円     870,131百万円
2002年3月   14,190,308百万円   1,093,632百万円
2003年3月   15,501,553百万円   1,271,646百万円
2004年3月   17,294,760百万円   1,666,890百万円
2005年3月   18,551.526百万円   1,672,187百万円
2006年3月   21,036,909百万円   1,878,342百万円
2007年3月   23,948,091百万円   2,238,683百万円
2008年3月   26,289,240百万円   2,270,375百万円
2009年3月   20,529,570百万円  △461,011百万円
2010年3月   18,950,973百万円     147,516百万円
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2011年3月   18,993,688百万円     468,279百万円
2012年3月   18,583,653百万円     355,627百万円
2013年3月   22,064,192百万円   1,320,888百万円
2014年3月   25,691,911百万円   2,292,112百万円
2015年3月   27,234,521百万円   2,750,564百万円
2016年3月   28,403,118百万円   2,853,971百万円
2017年3月   27,597,193百万円   1,994,372百万円
2018年3月   29,379,510百万円   2,399,862百万円
2019年3月   30,225,681百万円   2,467,545百万円
2020年3月   29,929,992百万円   2,442,869百万円
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2021年3月   27,214,594百万円   2,197,748百万円
2022年3月   31,379,507百万円   2,995,697百万円
2023年3月   37,154,298百万円   2,725,025百万円

2024年3月期予想
2024年3月   43,500,000百万円  4,900,000百万円(会)
2024年3月   44,108,243百万円  4,998,800百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年3月3日時点の数値です。



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