シリコンアイランド九州 半導体生産で世界最大手の「TSMC(台湾積体電路製造)」 第2工場も「菊陽町(熊本県)」 CEOが正式表明!
-TSMC-
熊本県菊陽町の「TSMC」の新工場は2022年4月21日に着工、2024年末までに生産開始を目指しています。TSMCは市場ニーズに応えるため、既に公表済みの22/28ナノメートルに加えて、12/16ナノメートル FinFETプロセス技術による製造も担えるようJASMの能力を強化し、月間生産能力を55,000枚(300mmウェーハ)に増強する予定です(写真提供@祥明氏)。
「TSMC」は、「第1工場」の建屋が2023年末に完成しました。2024年2月24日に「開所式」を開きます。2024年末の本格出荷に向けて順調に進んでいます。その先の「第2工場~第4工場」の話題も飛び交っています。
● 第2工場も菊陽町(熊本県)
岸田文雄首相は2024年4月6日に、半導体受託製造の世界最大手「TSMC(台湾積体電路製造)」が熊本県菊陽町に建てた日本初の生産拠点となる第1工場を視察し、TSMCの魏哲家最高経営責任者(CEO)と会談しました。魏氏は熊本県内に予定する第2工場に関し、第1工場と同じ菊陽町に建設する方針を正式に表明しました。TSMC側が第2工場の建設場所を明らかにするのはこれが初めてです。
NHK(2024/04/06)
TSMC幹部 岸田首相との懇談で「第2工場も菊陽町に建設」
読売新聞(2024/04/07)
TSMC第2工場も熊本県菊陽町に建設へ…魏哲家CEO「今後も熊本に好影響をもたらす」
第2工場の具体的な場所は触れませんでしたが、第1工場の近くとみられます。第2工場は2027年末に稼働し、回路線幅が6~7ナノメートルの先端半導体などをつくる計画です。投資額は139億ドル(約2兆1000億円)で、日本政府が最大7,320億円を補助します。
東端に配置されている「オフィス棟」です(写真提供@祥明氏)。
東側から見た様子です。手前(東側)の農地に「第2工場」が建設されるとウワサされています(写真提供@祥明氏)。
西側から見た様子です。私は手前(西側)の農地に「第3工場」が建設されると妄想しています(写真提供@祥明氏)。
TSMC(台湾積体電路製造)
多くの情報を見ると「第2工場」は「第1工場」の東側の隣接地に建設するようです。何の根拠もありませんが、私は「第3工場」は「第1工場」の西側の隣接地だと妄想しています。近くには「SONY」も半導体の新工場を建設する予定なので、土地の確保よりも、最大のネックとなるのは工業用水となる「水」の確保です(Googleマップの衛星写真を引用)。
「菊陽町(熊本県)」の範囲です。上記の「②、③」はギリギリ「菊陽町」内です。「第2工場」は「第1工場」の東側の隣接地に間違いないと思われます(Googleマップの衛星写真を引用)。
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