グラングリーン大阪 パークタワー(西棟) 売上高約3兆円の「クボタ」が2026年5月をめど本社を移転 「浪速区」の現本社は再開発か?
-グラングリーン大阪 パークタワー-
クボタは2026年5月をめどに本社を大阪・梅田地区に移転します。す。西日本最大のターミナル駅、JR大阪駅の大型再開発地区「グラングリーン大阪(うめきた2期)」に完成するオフィスビルの主要テナントになります。
クボタ(2024/05/22)
本社をうめきた2期地区 グラングリーン大阪に移転し、イノベーションを加速
大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号の現本社は「なんばパークス」の近くに位置し、グループ従業員約2,700人が勤務しています。2021年から建て替えも含めた検討を行っていましたが、建設費の高騰などもありテナントとして移転することに決定しました。
移転先はオフィスビル「グラングリーン大阪 パークタワー(西棟)」の15階~19階です。クボタがオフィスとして占める部分の面積は現本社に比べ狭くなりますが、1フロア当たりの面積は約5.5倍となるため効率的な運用が可能になります。JR大阪駅と直結するため、従業員の利便性も向上します。
グラングリーン大阪 パークタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部 他
◆ 交通-JR「大阪」駅、阪急「大阪梅田」駅、阪神「大阪梅田」駅、Osaka Metro四つ橋線「西梅田」駅、Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅、Osaka Metro谷町線「東梅田」駅
◆ 階数-(西棟)地上39階、地下3階、(東棟)地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部181.50m
◆ 敷地面積-25,262.07㎡
◆ 建築面積-17,586.72㎡
◆ 延床面積-317,249.30㎡(容積対象面積277,882.77㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-(ウォルドーフ・アストリア大阪)252室、(アップスケールホテル)482室
◆ 建築主-三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)
◆ 設計者-三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店
◆ 監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-うめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組JV)
◆ 着工-2020年12月上旬
◆ 竣工-2024年11月下旬予定

クボタ
「クボタ」は、1890年2月に「大出鋳造所」として創業しました。1953年に「久保田鉄工」に社名変更、1990年に創業100周年に伴い「クボタ」に社名変更しました。産業機械(農業機械、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのなどを製造しています。
農機・農業機器メーカーとしては国内首位、世界で3位です。市場シェアは2021年時点で、1位はアメリカに本社を置く「ディア・アンド・カンパニー」、2位はイギリスに本社(登記上の本籍地はオランダ)を置く「CNHインダストリアル」、3位は「クボタ」、4位はアメリカに本社を置く「アグコ」、5位は「ヤンマー」となっています。
ちなみに、稲作が盛んなアジアでトップシェアを誇り、現地の農業を支えています。日本は農業大国でもないのに、世界のベスト5に2社も入っているのが凄いですね。いずれも大阪に本社があるのがうれしい限りです。
クボタの連結決算(売上高/営業利益)
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1997年03月 1,141,510百万円 64,089百万円
1998年03月 1,029,437百万円 47,504百万円
1999年03月 976,652百万円 32,803百万円
2000年03月 987,265百万円 35,670百万円
-----------------------------------------
2001年03月 994,493百万円 43,193百万円
2002年03月 976,097百万円 34,424百万円
2003年03月 926,145百万円 29,613百万円
2004年03月 930,237百万円 21,849百万円
2005年03月 983,226百万円 86,773百万円
2006年03月 1,051,040百万円 113,500百万円
2007年03月 1,127,456百万円 130,347百万円
2008年03月 1,154,574百万円 136,875百万円
2009年03月 1,107,482百万円 102,815百万円
2010年03月 930,644百万円 69,702百万円
-----------------------------------------
2011年03月 933,685百万円 86,111百万円
2012年03月 1,008,019百万円 105,680百万円
2013年03月 1,167,628百万円 113,161百万円
2014年03月 1,508,590百万円 202,431百万円
2015年03月 1,586,937百万円 204,145百万円
2015年12月 1,244,775百万円 166,874百万円(9ヶ月決算)
2016年12月 1,596,091百万円 188,777百万円
2017年12月 1,751,038百万円 199,952百万円
2018年12月 1,850,316百万円 189,314百万円
2019年12月 1,920,042百万円 201,654百万円
2020年12月 1,853,234百万円 175,284百万円
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2021年12月 2,196,766百万円 246,207百万円
2022年12月 2,678,772百万円 218,942百万円
2023年12月 3,020,711百万円 328,829百万円
2024年12月期予想
2024年12月 3,050,000百万円 320,000百万円(会)
2024年12月 3,063,691百万円 311,530百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年5月23日時点の数値です。
クボタの現在の本社
「クボタ」の現在の本社は、大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号にあります。東京本社は、東京都中央区京橋二丁目1番3号の「京橋トラストタワー」にあります。
本社移転が完了すると「大阪市浪速区」の敷地を再開発する事が予想されます。私的には、同じ街区にある総合住宅展示場「住宅博」と一体的な再開発を期待しています。
「クボタ」のニュースリリースには、「なお現在の本社敷地は、地域のさらなる成長と発展に寄与する有効な土地活用方法を、今後検討してまいります。」と書かれています。
南海難波駅周辺の再開発イメージ 模型写真(1989年3月発表)
バブル期の1989年3月に発表されたイメージ模型の写真で、保管してある当時の新聞記事の切り抜きを2003年にスキャンしたものです。具体的に個々の計画が決まっていた訳ではありませんが、当時の「南海電鉄、久保田鉄工、大阪スタジアム興業、高島屋、ニッピ」の5社が「難波再開発」で合意したものです。
当時も実際の完成予想ではなくイメージ模型だと断っていますが、地上60階、高さ250mのインテリジェントビル3棟などが描かれています。ちなみに「久保田鉄工(現:クボタ)」の敷地には、地上60階、高さ250mの超高層ビルが描かれています。
かなりスケールダウンしましたが、「クボタ」の現在の本社の敷地が再開発されると、「南海難波駅周辺の再開発」が完了する事になります。難波周辺には高さ200mを超える超高層ビルが無いので、高さ200m超を期待したいですね。
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