大阪のランドマーク的な存在「大阪マルビル」を建て替え 高さの最高限度192mの「梅田一丁目中央地区」 2024年10月22日の解体状況
-大阪マルビルを建て替え-
「大和ハウス工業」と「大阪マルビル」は、ホテルや飲食店などで構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を決定しました。また、解体工事後の敷地を活用して、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
しかし、50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となってきました。そこで、大和ハウス工業および大阪マルビルは、建て替えを決定し、より質の高い商品・サービスを提供でき、大阪の新たなランドマークとなりうる施設として刷新することとしました。
2030年春の完成を目指します。工事期間に開催される2025年日本国際博覧会への貢献を考え、2025年4月13日~10月13日の開催期間中に、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供します。
● 円筒形を継承「マルビル」の新ビル完成イメージを公開!
大阪市は2024年7月31日、都市計画審議会を開き、現在解体工事中の「大阪マルビル」の新たな完成イメージを明らかにしました。長年親しまれてきた円筒型のビルの形を引き継いだデザインになっています。
引用資料 ABCニュース(2024/07/31)
円筒形を継承 「マルビル」解体後の新ビル完成イメージが明らかに ホテルや円形のコンサートホール整備へ
新しいビルには、高級ホテルや円形のコンサートホールなどが整備される計画で、国内外の観光客を誘致し、大阪の文化芸術の振興に役立つことが期待されています。新たなビルは2030年春に完成する予定です。
高さの最高限度192m、容積率2000%!
計画名が「梅田一丁目中央地区」、高さの最高限度が192m、建築物の容積率の最高限度が2000%です。敷地面積3,244.62㎡なので、容積率2000%と仮定、容積対象外面積を含めると7万㎡くらいの超高層ビルが建設可能です(引用:大阪府)。
「地下連絡通路」です(引用:大阪府)。
「大阪マルビル解体工事」の2024年10月22日の状況です。
アップです。
地上躯体の解体工事は完全に終わっています。
「大阪マルビル」の中心部分です。
「鉄骨」の「梁」を設置しています。バスのターミナルとして整備するために「開口部」を塞ぐためです。
南西側の「開口部」も塞ぐ作業をしています。
北側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
西側から見た様子です。
「梅田DTタワー」の撮影ポイントが期間限定で誕生しました。
撮影ポイントの「吉本ビルディング(ヒルトン大阪)」と「大阪第一生命ビルディング」の2階外周デッキです。
解体工事の工事名は「大阪マルビル解体工事」、大和ハウスグループの「フジタ」の施工で解体工事が行われています。
解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年10月31日(予定)となっています。
(解体工事前)大阪マルビル
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
大阪マルビル(大阪第一ホテル)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上30階、塔屋3階、地下4階
◆ 高さ-最高部123.92m、軒高112.21m
◆ 敷地面積-3,244.62㎡
◆ 延床面積-41,069.40㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、店舗
◆ 客室数-460室(宴会室5室、レストラン1)
◆ 建築主-吉本ビルディング
◆ 設計者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 施工者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 着工-1973年10月16日
◆ 竣工-1976年03月31日
◆ オープン-1976年04月16日
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