「大阪マルビル」を建て替え 地上40階、高さ約192m、延床面積約74,000㎡「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」の概要を発表!
-大阪マルビルを建て替え-
「大和ハウス工業」と「大阪マルビル」は、ホテルや飲食店などで構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を決定しました。また、解体工事後の敷地を活用して、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
しかし、50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となってきました。そこで、大和ハウス工業および大阪マルビルは、建て替えを決定し、より質の高い商品・サービスを提供でき、大阪の新たなランドマークとなりうる施設として刷新することとしました。
2030年春の完成を目指します。工事期間に開催される2025年日本国際博覧会への貢献を考え、2025年4月13日~10月13日の開催期間中に、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供します。
● (仮称)大阪マルビル建替プロジェクト
「大和ハウス工業」は2024年11月19日に、「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」の概要を発表しました。地上40階、地下4階、高さ約192m、延床面積約74,000㎡で、用途は、展望スペース、ミュージアム、ホテル、イノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設などとなります。
引用資料 大和ハウス工業(2024/11/19)
ホテルやイノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設など多種多様な複合施設「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」本格始動
ホテルは、ラグジュアリーホテルや都市型ホテルを誘致し、総客室数約280室を計画しています。イノベーションオフィスは、多種多様な人や情報が集まるワークスペースを設置し、入居するスタートアップ企業の成長を支援するプログラムやコミュニティの提供を目指します。
コンサートホール・舞台は、クラシックコンサートを主にしながら、舞台・客席の規模を変更できる設備を採用することで、多目的での技術体験ができる空間を設計となります。商業施設は、「大阪マルビル」の雰囲気を継承した空間にとなる予定です。
(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上40階、地下4階
◆ 高さ-最高部約192m
◆ 敷地面積-約3,246㎡
◆ 延床面積-約74,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-展望スペース、ミュージアム、ホテル、イノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設など
◆ 客室数-約280室
◆ 建築主-大和ハウス工業、大阪マルビル
◆ 設計者-日建設計・フジタ設計共同体
◆ 施工者-フジタ
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年10月31日
◆ 着工-2025年冬予定
◆ 竣工-2030年予定
◆ オープン-2030年予定
「施設構成」です。「展望スペース」の設置は本当にうれしいですね!
デザインイメージ
大阪マルビルの「回る電光掲示板」継承に向け、建物頂部にうめきたを含む大阪駅周辺からも視認できるデザインを施す検討を進めています。
球体デジタルアトリウム
LEDディスプレイの投影映像に没入できる球体のデジタルアトリウムを設置する計画です。地下2階から地上4階までの巨大な球体を施設内に形成します。デジタル映像を360度投影するアトリウムを地下と地上を結ぶ結節点として大阪駅周辺の新たなスポットとします。
各施設の完成イメージです。
周辺整備のイメージです。
「大阪マルビル解体工事」の2024年10月22日の状況です。
(解体工事前)大阪マルビル
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
大阪マルビル(大阪第一ホテル)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上30階、塔屋3階、地下4階
◆ 高さ-最高部123.92m、軒高112.21m
◆ 敷地面積-3,244.62㎡
◆ 延床面積-41,069.40㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、店舗
◆ 客室数-460室(宴会室5室、レストラン1)
◆ 建築主-吉本ビルディング
◆ 設計者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 施工者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 着工-1973年10月16日
◆ 竣工-1976年03月31日
◆ オープン-1976年04月16日
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年10月31日
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