一気に計画が具体化 「向日町競輪場」の余剰地 9,328席(コンサート時)の「京都アリーナ(仮称)整備・運営等事業」 完成イメージを公開!
-京都アリーナ(仮称)整備・運営等事業-
京都府では、向日町競輪場敷地(京都府向日市寺戸町西ノ段5番地他)において、屋内競技と自転車競技を合わせた京都府内スポーツ振興の拠点として屋内スポーツ施設(アリーナ)を整備することとしたところです。向日町競輪場の余剰地にアリーナを建設します。収容人員は8,000人以上とし、2028年度のオープンを目指す計画です。
アリーナの整備・運営等に当たり、民間事業者のノウハウや創意工夫を最大限に引き出すため、公募型プロポーザルにより、事業手法等も含めた幅広い提案を受け付けて事業化を図っていきます。
京都府は、2024年5月2日に京都アリーナ(仮称)整備・運営等事業に係る公募型プロポーザルの実施について公告しました。また、募集要項等の資料を公表しました。
「メインアリーナ」は競技面を61m×48m以上とし、座席数は8,000席以上とします。「サブアリーナ」は競技面38m×20m以上で、200席程度の客席を設置します。整備費用は総額343億円(税込み)程度を見込みます。スケジュールは、設計・建設が2025年4月頃~2028年3月頃まの予定です。
● 施設の概要と完成イメージを公開!
京都府向日市の「京都向日町競輪場」の余剰地で整備する「京都アリーナ(仮称)」について、京都府は2024年11月21日に、基本計画を公表しました。整備費は約348億円を見込みます。計画を提案した事業者グループとの交渉を進め、2028年10月の開業を目指します。
京都府・公式ホームページ(2024/11/21)
京都アリーナ(仮称)の整備・運営等に係る公募型プロポーザルについて
施設は、地上5階、延床面積29,774.56㎡です。スポーツ利用時には8,925席、コンサートでは9,328席です。当初の座席数8,000席以上から規模が拡大しています。メインとサブのアリーナを備え、敷地内に多目的広場を設け、災害時には、一時避難場所としての機能を持たせます。
優先交渉権者は、「(代表企業)伊藤忠商事、(構成員)梓設計、大林組、電通、ハリマビステム、協栄ビル管理、伊藤忠アーバンコミュニティ、シンコースポーツ、NTT・TCリース、京銀リース」の異業種の10社が建設や維持管理を分担します。
予想していたより遥かに素晴らしい施設で私は狂喜乱舞です。少し前までは京都府内でのアリーナ建設なんて夢物語でしたが、計画が一気に具体化して驚きました。建設予定地が、何事にも慎重でなかなか決められない「京都市」ではなく開発に対して割と寛容な「向日市」というのも大きいと思います。それに総合商社の「伊藤忠商事」を中心としたグループが企画・提案を行っているので安心です。
京都アリーナ(仮称)整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-京都府向日市寺戸町西ノ段5番地他(向日町競輪場敷地)
◆ 交通-阪急電鉄京都本線「東向日」駅より徒歩15分、JR東海道本線「向日町」駅より徒歩20分
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 敷地面積-58,630.61㎡(施設全体)、33,146.30㎡(京都アリーナ)
◆ 延床面積-29,774.56㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-アリーナ施設
◆ 座席数-8,925席(スポーツ利用)、9,328席(コンサート利用)
◆ 競技面-68m×48m(メインアリーナ)、38.7m×22.5m(サブアリーナ)
◆ 優先交渉権者-(代表企業)伊藤忠商事、(構成員)梓設計、大林組、電通、ハリマビステム、協栄ビル管理、伊藤忠アーバンコミュニティ、シンコースポーツ、NTT・TCリース、京銀リース
◆ 設計者-伊藤忠商事、梓設計
◆ 施工者-大林組
◆ 設計・建設期間-2025年03月~2028年07月予定
◆ 開業-2028年10月予定
◆ 提案価格-348億円(施設整備費及び維持管理・運営費)
「外観イメージ」です。
「内観イメージ(プロスポーツ利用時)」です。スポーツ利用時には8,925席です。
「内観イメージ(バラエティ席)」です。
「内観イメージ(コンサート利用時)」です。コンサートでは9,328席を確保します。
ジーライオンアリーナ神戸
規模を比較するために神戸港の新港第2突堤に2025年春に開業するアリーナ「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」の概要を載せておきます。「京都アリーナ(仮称)整備・運営等事業」は、「ジーライオンアリーナ神戸」の約9割の規模になります。
ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)の概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業、神戸アリーナプロジェクト
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番1一部、130番2、130番1地先一部
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部46.163m
◆ 敷地面積-23,693.50㎡
◆ 建築面積-12,865.01㎡
◆ 延床面積-31,774.62㎡(ニュースリリースでは約32,300㎡)
◆ 容積対象面積-30,814.58㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-観覧場、飲食、物販店舗
◆ 収容人数-約10,000人
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(運営会社 One Bright KOBE)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年04月18日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ オープン-2025年04月予定
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