「南海電気鉄道」と「泉北高速鉄道」が合併! 路線名は「泉北線」 合併に伴い「南海電気鉄道」の駅は105駅、営業キロは169.0kmに拡大!
-南海電気鉄道と泉北高速鉄道の合併-
「南海電気鉄道」と「泉北高速鉄道」は、鉄道事業法に基づき、2024年10月11日(金)に鉄道事業の合併認可申請を行い、11月1日に、国土交通大臣より認可されました。2025年4月1日(火)より、「泉北高速鉄道線」を「泉北線」と命名し、南海電鉄の路線として営業します。
「南海電気鉄道」は、完全子会社の「泉北高速鉄道」を2025年4月1日付で吸収合併します。両社の鉄道や不動産の事業で人員配置や投資を効率化します。初乗り運賃の2度払いを解消して運賃引き下げや利便性を高めます。沿線の堺市と和泉市にまたがる泉北ニュータウンで人口が減る中、グループの鉄道事業の経営を一体化して沿線ブランドをテコ入れします。
引用資料 南海電気鉄道(PDF:2024/11/01)
南海電気鉄道と泉北高速鉄道の鉄道事業の合併が認可されました
引用資料 国土交通省(PDF:2024/11/01)
南海電気鉄道株式会社と泉北高速鉄道株式会社の合併認可について
● 泉北高速鉄道
「泉北高速鉄道」は、1965年に大阪府などの第三セクター「大阪府都市開発」として設立されました。泉北ニュータウンへの交通手段として、中百舌鳥(堺市)―和泉中央(和泉市)を結ぶ泉北高速鉄道線を営業するほか、大阪府内で物流倉庫事業を営みます。2014年に大阪府などによる株式譲渡で南海電鉄の傘下に入って現社名となり、2022年に南海電鉄が完全子会社化しました。
「泉北高速鉄道」の2024年3月期の単体の売上高は約142億円、営業利益は約42億円です。初乗り運賃の2度払いが解消されることで、2026年3月期に運賃収入が10億円程度減る可能性があります。
現行路線図
「南海電気鉄道」の営業キロは154.7km、合併後の営業キロは169.0kmとなります(引用:国土交通省)。
2025年4月1日以降の南海電鉄路線図
合併に伴い、「南海電気鉄道」の駅数は100駅から105駅になります(引用:南海電気鉄道)。
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