« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

2024年12月

2024年12月31日 (火)

グラングリーン大阪 うめきた公園の「芝生広場」 オープンから4ヶ月近く経過して「天然芝」で継続的に運営できる目途が立つ!

Kita240310
-うめきた公園 サウスパーク
 いろいろあった2024年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。

 私は、「ホリエモン」と「橋下徹氏」に対しては是々非々で、支持半分・不支持半分という感じです。でも今回のYouTube対談は面白かったです。「グラングリーン大阪」で収録というのも新鮮でした。

 YouTube NewsPicks /ニューズピックス
 「泉房穂から無能と言われたが…」大阪万博アンチに物申す。石丸新党と維新の会、地域政党の未来は?大阪、日本の論点を忖度なく斬り込む【ホリエモン×橋下徹】/ HORIE ONE

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2 期開発事業者JV9社は、2024年9月6日に「グラングリーン大阪 北館」と「うめきた公園」の一部がオープンしました。2025年3月21日には「グラングリーン大阪 南館」がオープンする予定です。


Kita241011
「街区図」です。


Kita241251
「芝生広場」の2024年12月23日の状況です。


Kita241252
冬用の芝への切り替えに伴い閉鎖されていた「芝生広場」が2024年10月26日に解放されましたが、その後に大きなイベントなどがあり、芝が踏み荒らされて芝生が壊滅的な状態になっていました。土がむき出しになり「芝生広場」の維持は前途多難という気がしました。


Kita241253
その後、「芝生広場」は、芝の養生のため一時的に閉鎖されていましたが、2024年12月23日時点ではかなり復活していました。あのボロボロになっていた芝生がここまで復活したのはちょっと感激です。


Kita241254
天然芝で継続的に運営できる目途が立つ!

 今後も芝生広場を「解放 → 芝がボロボロ → 芝の養生 → 解放 → 芝がボロボロ → 芝の養生」のローテーションを繰り返すと思います。オープンから4ヶ月近く経過して「天然芝」で継続的に運営できる目途が立ったと思います。私は芝の養生時の閉鎖にクレームが出ることを心配していましたが、幸いにも大きなクレームは出ていないようです。


Kita241255
と言っても芝が完全復活している訳ではありません。


Kita241256
角度を変えて見た様子です。


Kita241257
「噴水」です。


Kita241258
「ULTRA HAPPY FLOWER(極楽花)」です。


Kita241259
「サウスヒル」の芝生は踏まれてかなり消滅しています。


Kita241260
「サウスヒル」の芝生です。


Kita241261
「日本のビルベスト111」と「芝生広場」です。ちなみに下の写真は「芝生広場」で撮影しました。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月30日 (月)

大阪ステーションシティ サウスゲートビルディング(アクティ大阪増築部分) 南ゲート広場天井耐震工事 2024年12月23日の状況

Osakajr241221
-サウスゲートビルディング-

 「サウスゲートビルディング」は、1983年4月27日に開業した「アクティ大阪(ACTY OSAKA)」の南側で、「アクティ大阪増築工事」が行われ、「サウスゲートビルディング」として2011年4月11日に開業しました。

 地震時には、超高層ビルは「共振」すると揺れが大きく増幅されます。1983年に竣工した大阪ターミナルビル「アクティ大阪」は建築基準法改正により、「アクティ大阪増築工事」の建築時の基準では構造的に既存不適格となっていました。

 2棟のビルは振動特性が大きく異なります。地震対策として、増築躯体と既設躯体を「オイルダンパー(連結ダンパー)」で接続する「連結制震」の考え方を採用し増築しています。

● 南ゲート広場天井耐震工事
 「サウスゲートビルディング」の「アクティ大阪増築工事」が行われた部分で「南ゲート広場天井耐震工事」が行われています。工期は、2024年6月7日~2025年3月末(予定)となっています。比較的新しいビルなのに天井が耐震基準を満たしていかかったのかなあ??? と不思議ですが、まあより安全になるのはいい事です。

サウスゲートビルディングの概要
◆ 計画名-(増築棟)アクティ大阪増築工事
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田三丁目1-1
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-(既設棟)地上28階、塔屋2階、地下4階、(増築棟)地上16階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(既設棟)122.4m、(増築棟)74.6m
◆ 建築面積-7,804.66㎡
◆ 延床面積-170,530.76㎡(増築部分約37,200m)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗、ホテル、駐車場、駅コンコース
◆ 建築主-JR西日本、大阪ターミナルビル
◆ 設計者-安井建築設計事務所、ジェイアール西日本コンサルタンツ
◆ 施工者-アクティ大阪増築工事特定建設工事共同企業体(竹中工務店、大鉄工業JV)
◆ オープン-1983年04月27日(アクティ大阪開業)、2011年03月16日(サウスゲートビルディング開業)


Osakajr241222
「南ゲート広場天井耐震工事」の2024年12月23日の状況です。


Osakajr241223
中央部のアップです。大規模に「足場」が組まれています。


Osakajr241224
東側にも「足場」が組まれました。


Osakajr241225
西側の「足場」が撤去されました。


Osakajr240917
「南ゲート広場天井耐震工事」の標識です。


Osakajr240918
工期は、2024年6月7日~2025年3月末(予定)となっています。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月29日 (日)

大阪ステーションシティ JR大阪駅中央南口の駅前広場 駅前広場の整備が最終段階 2024年12月23日の建設状況

Osakajr241211
-JR大阪駅中央南口の駅前広場-

 「サウスゲートビルディング」の南側のJR大阪駅中央南口の駅前広場は、10年以上いろいろな工事が続いていました。正にプチサグラダ・ファミリア状態でした(笑)。駅前広場の整備が最終段階を迎えています。


Osakajr241212
JR大阪駅中央南口の駅前広場の整備の2024年12月23日の建設状況です。


Osakajr241213
西側です。


Osakajr241214
「サウスゲートビルディング」と「JPタワー大阪」を結ぶ歩行者デッキあたりの工事の様子です。


Osakajr241215
アスファルト舗装が行われて「バス停」が整備されました。


Osakajr241216
中央部分です。


Osakajr241217
東側です。アスファルト舗装が行われて「バス停」が整備されました。


Osakajr241218
更に東側です。


Osakajr241219
更に東側です。この部分の最終形がやっと分かるようになりました。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月28日 (土)

阪神西宮駅北口 地上40階前後の「阪神西宮駅北地区公民連携事業」 都市計画手続きの報告に合わせて、事業概要を公表!

Nishinomiyahanshin241211
-阪神西宮駅北地区公民連携事業-
 
兵庫県西宮市は、「阪神西宮駅北地区公民連携事業」の概要を公表しました。デッキを通じて駅に接続する地上40階前後の住宅棟や、図書館棟、無電柱化、バスロータリーなどの整備を行います。2031年12月の全体完成を目指します。

 引用資料 西宮市・公式HP(2024/12/24)
 阪神西宮駅北地区公民連携事業

 日刊建設工業新聞(2024/12/27)
 兵庫県西宮市/阪神西宮駅北地区区画整理・再開発、40階建てなど複合ビル

 事業では、区画道路と公園機能の再編を目的とした土地区画整理事業、都市の玄関口にふさわしい空間創出と規制緩和による駅前拠点市街地の形成を目的とした地区計画、駅前の拠点性を高める都市機能の導入を目的とした市街地再開発事業を一体的に施行します。

 施行予定者は、土地区画整理事業が「阪神電気鉄道、大阪ガス都市開発」、市街地再開発事業が「大阪ガス都市開発、阪急阪神不動産、NTT都市開発」です。

 土地区画整理事業においては地区内を東西に貫く区画道路(2区間)を廃止し、大街区化による駅前敷地の一体的な利活用を推進します。バスロータリーの再編や歩行者動線の確保で交通結節機能を改善します。


Nishinomiyahanshin241212
「断面図」です。


Nishinomiyahanshin241213
「配置計画」です。


Nishinomiyahanshin241214
「事業の流れ」です。


Nishinomiyahanshin241215
「事業スケジュール(予定)」です。


Nishinomiyahanshin241216
「阪神西宮駅北地区公民連携事業」の予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月27日 (金)

グラングリーン大阪 全戸完売 地上46階、高さ約172m、総戸数484戸の「THE NORTH RESIDENC」 2024年12月23日の建設状況

Kita231059
-グラングリーン大阪

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、2017年12月に「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」が実施した「うめきた2期地区開発事業者募集」にて開発事業者として選定された後、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」について、工事に着手しました。

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、”「みどり」と「イノベーション」の融合拠点” をまちづくりの目標とする「(仮称)うめきた2期地区開発事業」のプロジェクト名称を「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に決定しました。 

 「グリーン」という名前が表す"みどり"には、公園を中心として生まれる「自然と都市の融合」というテーマに加え、多様な人が集い、出会い、お互いの個性を生かし合うことで、いくつもの可能性を解放させ、ここで過ごす時間を積み重ねるほどに新しい世界を広げてもらいたいという想いが込められています。

グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENC
 「三菱地所」を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社が進めているうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」では、エリアで初めてとなる分譲マンションの名称を「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE(ザ ノースレジデンス)」とし、販売概要を決定しました。すでに全戸完売しています。

 引用資料 積水ハウス(2023/10/12)
 うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」初の分譲マンション誕生 販売概要決定 「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」~大規模ターミナル駅直結では世界最大級規模の都市公園が眼前に広がるロケーション~

 引用資料 公式ホームページ(全戸完売)
 グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENC

 最上階の部屋は約300㎡の2LDKで25億円となり、関西の分譲マンションとしては過去最高額です。関西の分譲マンションのこれまでの最高額は「ブリリアタワー堂島」の10億8000万円でした。

グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCの概要
◆ 計画名-(仮称)うめきた2期地区開発事業 北街区分譲棟
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番41の一部、1番18の一部(地番)
◆ 交通-JR「大阪」駅徒歩7分、阪急電鉄「大阪梅田」駅徒歩9分、Osaka Metro「梅田」駅徒歩9分
◆ 階数-地上46階、地下0階
◆ 高さ-最高部172.55m
◆ 敷地面積-7,318.81㎡
◆ 建築面積-3,540.60㎡
◆ 延床面積-72,291.55㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-484戸(募集対象外住戸248戸を含む)
◆ 建築主-積水ハウス、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)
◆ 設計者-うめきた2期区域設計監理業務共同企業体(竹中工務店、日建ハウジングシステム)
◆ 監理者-うめきた2期区域設計監理業務共同企業体(日建ハウジングシステム)
◆ 施工者-うめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組JV)
◆ 着工-2022年04月初旬
◆ 竣工-2025年12月下旬予定
◆ 入居開始-2026年03月下旬予定


Kita231052
「外観完成予想CG」です。


Kita231053
「下層階のイメージ」です。


Kita231054
「自然と共生する緑と水の外構 イメージ」です。


Kita231055
「うめきた公園」が眼前に広がるロケーション イメージです。


Kita231056
「コリドール完成予想CG」です。


Kita231057
「ガーデンラウンジ完成予想CG」です。


Kita231058
「ルーフトップガーデン完成予想CG」です。


Kita241231
「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENC」の2024年12月23日の建設状況です。竣工前ですが、すでに全戸完売しています。


Kita241232
東側から見た様子です。


Kita241233
北東側から見た様子です。


Kita241234
少し角度を変えて見た様子です。


Kita241235
北北東側から見た様子です。


Kita241236
北北東側から見た下層階の様子です。


Kita241237
北西側から見た様子です。


Kita241238
西側から見た様子です。


Kita241239
南西側から見た様子です。


Kita230737
「(仮称)うめきた2期地区開発事業 北街区分譲棟」の建築計画のお知らせです。


Kita230738
「東側立面図」です。隣の「グランフロント大阪オーナーズタワー」より少し低いです。

◆ グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENC 地上46階、地下0階、高さ172.55m
◆ グランフロント大阪オーナーズタワー 地上48階、塔屋2階、地下1階、高さ174.200m


Kita230739
「配置図」です。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月26日 (木)

「中津」に新たなタワーマンション 地上36階、高さ121mの「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」 2024年12月23日の建設状況

Osakanakatsu240511
-ザ・パークハウス 大阪梅田タワー-
 タワーマンションが集積している梅田の北側の「中津」に新たなタワーマンションが建設されています。建設場所は「駐車場」として使用されていました。

 「中津」のタワーマンション群が建設されている時に、撮影時に通る道沿いだったので「ここにもタワーマンションが建設されるかも?」と妄想していましたが、予想通りタワーマンションが建設される事になりました。

 概要は、地上36階(最上階住戸は34階)、地下0階、高さ121.65m、総戸数173戸で、正式名称は「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」となっています。すでに全戸完売しています。

 引用資料 公式ホームページ(全戸完売)
 ザ・パークハウス 大阪梅田タワー

ザ・パークハウス 大阪梅田タワーの概要 
◆ 計画名-(仮称)大阪市北区中津一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-大阪府大阪市北区中津一丁目4番3
◆ 交通-阪急神戸線・宝塚線・京都線「大阪梅田」駅より徒歩6分、JR東海道本線・支線・大阪環状線「大阪」駅より徒歩10分、Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅より徒歩8分、阪神本線「大阪梅田」駅より徒歩13分、Osaka Metro谷町線「東梅田」駅より徒歩13分、Osaka Metro四つ橋線「西梅田」駅より徒歩16分、Osaka Metro御堂筋線「中津」駅より徒歩2分、阪急神戸線・宝塚線「中津」駅より徒歩6分
◆ 階数-地上36階(最上階住戸は34階)、地下0階
◆ 高さ-最高部121.65m
◆ 敷地面積-1,706.70㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-824.10㎡
◆ 延床面積-19,671.12㎡(容積対象面積12,809.56㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-173戸
◆ 建築主-三菱地所レジデンス、安田不動産、JR西日本プロパティーズ
◆ 設計者・監理者-現代綜合設計
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2023年01月下旬
◆ 竣工-2025年09月下旬予定
◆ 入居開始-2025年11月下旬予定


Osakanakatsu240512
「南外観完成予想CG」です。


Osakanakatsu240513
「エントランスアプローチ完成予想CG」です。


Osakanakatsu240514
「グリーンプロムナー」です。


Osakanakatsu240515
「位置図」です。


Osakanakatsu241211
梅田北側の「中津」のタワーマンション群です。


Osakanakatsu241212
中津の架道橋から見た様子です。


Osakanakatsu241213
「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」の2024年12月23日の建設状況です。


Osakanakatsu241214
縦アングルです。


Osakanakatsu241215
最高部です。


Osakanakatsu241216
南西側から見た様子です。


Osakanakatsu241217
少し角度を変えて見た様子です。


Osakanakatsu240523
「(仮称)大阪市北区中津一丁目計画」の建築計画のお知らせです。


Osakanakatsu240522
「南立面図」です。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月25日 (水)

「大阪マルビル」の建て替え 地上40階、高さ約192mの「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」 2024年12月23日の状況

Osakamaru241111
-大阪マルビルを建て替え-
 「大和ハウス工業」と「大阪マルビル」は、ホテルや飲食店などで構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を決定しました。また、解体工事後の敷地を活用して、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。

 「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。

 しかし、50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となってきました。そこで、大和ハウス工業および大阪マルビルは、建て替えを決定し、より質の高い商品・サービスを提供でき、大阪の新たなランドマークとなりうる施設として刷新することとしました。

 2030年春の完成を目指します。工事期間に開催される2025年日本国際博覧会への貢献を考え、2025年4月13日~10月13日の開催期間中に、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供します。

● (仮称)大阪マルビル建替プロジェクト
 「大和ハウス工業」は2024年11月19日に、「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」の概要を発表しました。地上40階、地下4階、高さ約192m、延床面積約74,000㎡で、用途は、展望スペース、ミュージアム、ホテル、イノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設などとなります。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/11/19)
 ホテルやイノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設など多種多様な複合施設「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」本格始動

 ホテルは、ラグジュアリーホテルや都市型ホテルを誘致し、総客室数約280室を計画しています。イノベーションオフィスは、多種多様な人や情報が集まるワークスペースを設置し、入居するスタートアップ企業の成長を支援するプログラムやコミュニティの提供を目指します。

 コンサートホール・舞台は、クラシックコンサートを主にしながら、舞台・客席の規模を変更できる設備を採用することで、多目的での技術体験ができる空間を設計となります。商業施設は、「大阪マルビル」の雰囲気を継承した空間にとなる予定です。

(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上40階、地下4階
◆ 高さ-最高部約192m
◆ 敷地面積-約3,246㎡
◆ 延床面積-約74,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-展望スペース、ミュージアム、ホテル、イノベーションオフィス、コンサートホール・舞台、商業施設など
◆ 客室数-約280室
◆ 建築主-大和ハウス工業、大阪マルビル
◆ 設計者-日建設計・フジタ設計共同体
◆ 施工者-フジタ
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年10月31日
◆ 着工-2025年冬予定
◆ 竣工-2030年予定
◆ オープン-2030年予定


Osakamaru241112
「施設構成」です。「展望スペース」の設置は本当にうれしいですね!


Osakamaru241113
デザインイメージ

 大阪マルビルの「回る電光掲示板」継承に向け、建物頂部にうめきたを含む大阪駅周辺からも視認できるデザインを施す検討を進めています。


Osakamaru241114
球体デジタルアトリウム
 LEDディスプレイの投影映像に没入できる球体のデジタルアトリウムを設置する計画です。地下2階から地上4階までの巨大な球体を施設内に形成します。デジタル映像を360度投影するアトリウムを地下と地上を結ぶ結節点として大阪駅周辺の新たなスポットとします。


Osakamaru241115
各施設の完成イメージです。


Osakamaru241116
周辺整備のイメージです。


Osakamaru241251
「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」の予定地の2024年12月23日の状況です。


Osakamaru241252
「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。


Osakamaru241253
「バスの発着場」でしょうか?


Osakamaru241254
「バスの待合室」でしょうか?


Osakamaru241255
「バスの待機場」でしょうか?


Osakamaru241256
北側から見た様子です。


Osakamaru241257
北西側から見た様子です。


Osakamaru241258
「バスの発着場」の屋根の工事の様子です。


Osakamaru241259
西側から見た様子です。


Osakamaru220511
(解体工事前)大阪マルビル
 「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。

大阪マルビル(大阪第一ホテル)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上30階、塔屋3階、地下4階
◆ 高さ-最高部123.92m、軒高112.21m
◆ 敷地面積-3,244.62㎡
◆ 延床面積-41,069.40㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、店舗
◆ 客室数-460室(宴会室5室、レストラン1)
◆ 建築主-吉本ビルディング
◆ 設計者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 施工者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 着工-1973年10月16日
◆ 竣工-1976年03月31日
◆ オープン-1976年04月16日
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年10月31日


Osakamaru241260
しかのこのこのここしたんたん

 私が2024年に一番ハマったアニメは「しかのこのこのここしたんたん」です。「公式アニメブック」まで買ってしまいました(笑)。YouTubeで2024年12月30日(月)まで 1週間の期間限定で全12話が公開されています。無茶苦茶なストーリーですが面白いですよ!

 YouTube フル☆アニメTV
 【全12話】しかのこのこのここしたんたん 2024年12月30日(月)まで 全12話 期間限定イッキ見!


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月24日 (火)

グラングリーン大阪 地上47階、高さ約184mの「(仮称)うめきた2期地区開発事業南街区(分譲棟)」 2024年12月23日の建設状況

Kita240310
(仮称)うめきた2期地区開発事業-
 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、2017年12月に「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」が実施した「うめきた2期地区開発事業者募集」にて開発事業者として選定された後、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」について、工事に着手しました。

● グラングリーン大阪
 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2 期開発事業者JV9社は、”「みどり」と「イノベーション」の融合拠点” をまちづくりの目標とする「(仮称)うめきた2 期地区開発事業」のプロジェクト名称を「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に、またあわせてロゴマークを決定しました。 

 引用資料 三菱地所(2023/02/07)
 「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に決定 JR大阪駅前に約45,000㎡の都市公園を含む新たな街が、2024年夏頃に先行まちびらき

 「グリーン」という名前が表す"みどり"には、公園を中心として生まれる「自然と都市の融合」というテーマに加え、多様な人が集い、出会い、お互いの個性を生かし合うことで、いくつもの可能性を解放させ、ここで過ごす時間を積み重ねるほどに新しい世界を広げてもらいたいという想いが込められています。

グラングリーン大阪 南街区分譲棟の概要
◆ 計画名-(仮称)うめきた2期地区開発事業南街区(分譲棟)
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部 他
◆ 交通-JR「大阪」駅、阪急「大阪梅田」駅、阪神「大阪梅田」駅、Osaka Metro四つ橋線「西梅田」駅、Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅、Osaka Metro谷町線「東梅田」駅
◆ 階数-地上47階、地下0階
◆ 高さ-最高部184.00m
◆ 敷地面積-5,174.47㎡
◆ 建築面積-2,683.20㎡
◆ 延床面積-87,685.20㎡(容積対象面積56,919.17㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-(未定)
◆ 建築主-積水ハウス、三菱地所レジデンス、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店、大林組
◆ 着工-2024年03月25日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2028年07月下旬予定


Kita201212
「プロジェクト配置図(予定)」です。


Kita241011
「街区図」です。


Kita241221
「(仮称)うめきた2期地区開発事業南街区(分譲棟)」の2024年12月23日の建設状況です。


Kita241222
「(仮称)うめきた2期地区開発事業南街区(分譲棟)」は、地上47階、地下0階、高さ184.00mの超高層タワーマンションです。


Kita241223
「乗入れ構台」です。


Kita241224
アップです。


Kita241225
「杭頭処理」が終わった「場所打ちコンクリート拡底杭」の頭部分です。


Kita241226
基礎部分の床に鉄筋の配筋が行われています。


Kita241227
「場所打ちコンクリート拡底杭」の頭部分です。


Kita240298
「(仮称)うめきた2期地区開発事業南街区(分譲棟)」の建築計画のお知らせです。


Kita240299
「東側立面図」です。


Kita2402100
「配置図」です。


Kita241228
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



|

2024年12月23日 (月)

門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業 地上41階、高さ約137mの「シティタワー古川橋」 建設現場を報道公開!

Kadoma241211
-門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業-

 「門真市」では、京阪古川橋駅北側にある廃校となった旧門真市立第一中学校跡地を含む門真市幸福東土地区画整理事業区域内において、門真市の顔となる中心拠点として、「(仮称)門真市立生涯学習複合施設」と交流広場をまちの核に位置づけ、多様な学びを通じた人と人との出会いや新たな賑わいが生まれる場となるよう、官民連携の手法によるまちづくりを推進しています。

 「門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業」は、複合施設に隣接する市有地において、事業者の技術やアイデア等を活用し、「門真市第6次総合計画」、「門真市都市計画マスタープラン」、「門真市立地適正化計画」の各計画を踏まえ、事業区域におけるエリアの価値を高めるとともに、門真市の魅力アップを先導するまちづくりを進めるものです。

 これらを踏まえ、事業用地では、「門真市随一」とも言える土地のポテンシャルを最大限活用するため、複合施設や交流広場との機能分担を図りながら、本市の玄関口としてふさわしい住宅・商業・業務機能等の複合的な都市機能の集積と賑わいのあるまちづくりを実現していくことを目的としています。

 「門真市」は、門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業について、公募型プロポーザル方式により事業者候補者の選定を行い、優先交渉権者を「(代表法人)住友不動産、(構成員)京阪電鉄不動産、ミサワホーム」に決定しました。

● シティタワー古川橋
 大阪府門真市にある京阪電鉄古川橋駅の北側エリアを対象とした「幸町・垣内町地区」のまちづくりが本格化しました。門真市内で最大規模となる地上41階、地下1階、高さ約137mの超高層タワーマンション建設が2023年10月末に着工しました。

 「住友不動産」などは2024年12月20日に、大阪府門真市で初となるタワーマンション「シティタワー古川橋」の建設現場を報道公開しました。京阪電気鉄道の古川橋駅北側の再開発の一環で、緑地公園や図書館と一体開発し、付近一帯の活性化を狙います。

 引用資料 公式ホームページ
 シティタワー古川橋

シティタワー古川橋の概要
◆ 計画名-門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業
◆ 所在地-大阪府門真市幸福町2024番3(門真市幸福東土地区画整理事業仮換地2街区1画地)
◆ 交通-京阪本線「古川橋」駅より徒歩4分
◆ 階数-(共同住宅)地上41階、地下1階、(商業棟)地上2階
◆ 高さ-137.10m
◆ 敷地面積-8,527.00㎡
◆ 建築面積-3,579.70㎡
◆ 延床面積-70,020.96㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、商業施設
◆ 総戸数-648戸
◆ 建築主-住友不動産、京阪電鉄不動産、ミサワホーム
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年10月31日
◆ 竣工-2026年10月中旬予定
◆ 入居開始-2027年03月中旬予定


Kadoma241212
「外観完成予想図」です。


Kadoma241213
「くすのき広場完成予想図」です。


Kadoma241214
「グランドエントランス完成予想図」です。


Kadoma241215
「敷地配置概念図」です。


Kadoma210628
「各施設の土地利用計画図(案)」です。京阪本線「古川橋」駅至近の好立地です。旧門真市立第一中学校跡地を含む門真市幸福東土地区画整理事業区域内において、門真市の顔となる中心拠点として整備します(引用:門真市)。


Kadoma211115
「位置図」です。古川橋は、大阪府民には「門真運転免許試験場」でお馴染みです(引用:住友不動産)。



|

2024年12月22日 (日)

堺市 シャープの液晶パネル工場跡地 「ソフトバンク」が、大規模AIデータセンターの構築に向けて、土地や建物などを約1,000億円で取得 総投資額は数千億円規模に達する可能性!

Sakaisharp240621
-シャープの液晶パネル工場-
 「シャープ」は堺市の液晶パネル工場を2024年9月末に稼働停止しました。「シャープ」の液晶パネル工場は、かつて「新日本製鐵(現:日本製鉄)」の「堺製鐵所」の遊休地を利用して建設されました。 

 「シャープ」の液晶パネル工場跡地は、「KDDI」と「ソフトバンク」がAIデータセンター構築に向け協議を開始することに合意しました。私は、「KDDI」と「ソフトバンク」のダブルブッキング? と心配しました。実際に発表直後から、プロジェクトが計画通り進むかどうか雲行きが怪しくなっていました。

 しかし、「シャープ」と「KDDI」は2024年12月9日に、シャープ堺工場跡地にAIデータセンターを構築して早期に稼働させることに合意し、基本合意書を締結しました。

 KDDI(2024/12/09)
 シャープとKDDI、AIデータセンター構築に関する基本合意書を締結

 「KDDI」は、シャープ堺工場跡地の土地や建物、電源設備などを譲り受けることで、2024年度中にAIデータセンターへの転換工事に着工し、2025年度中に本格稼働させることを目指します。

● ソフトバンクが土地や建物の取得に関する決議!
 「ソフトバンク」は、大規模なAI(人工知能)データセンターの構築に向けて、大阪府堺市にあるシャープの液晶パネル工場関連の土地や建物などを約1,000億円で取得することについて、2024年12月20日に開催したソフトバンクの取締役会において条件付きで決議しました。

 引用資料 ソフトバンク(2024/12/20)
 AIデータセンターの構築に向けた、シャープ堺工場の土地や建物の取得に関する決議について

 本決議は、シャープ堺工場内のAIデータセンター設置予定エリアにおいて、AIデータセンターの稼働に合わせて250メガワット規模の電力の供給が受けられることを条件として、ソフトバンクがシャープ堺工場の約45万㎡の土地と延べ床面積約84万㎡の建物などを、約1,000億円で買い取るというものです。データ処理に使う画像処理半導体(GPU)の調達を含めると総投資額は数千億円規模に達する可能性があります。

 今後、買い取り手続きが終わり次第、AIデータセンターへの転換に向けて着工し、受電容量が約150メガワット規模のAIデータセンターの稼働を2026年中に開始することを目指します。
 
 将来的には、受電容量を250メガワット超の規模まで拡大させる見込みです。このデータセンターは、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用する他、社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などに幅広く提供し、データセンター事業だけでなくAI関連事業領域のエコシステムを創生していけるような、アジア最大規模のAIイノベーションの拠点を目指します。また、環境負荷が低いデータセンターとして、カーボンニュートラル化も推進します。


Sakaisharp240622
「データセンター設置予定エリア内の液晶パネル工場外観」です。


Sakaisharp240611
「シャープ」の液晶パネル工場跡です(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2024年12月21日 (土)

JR千里丘駅前 千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業 地上36階、高さ約127mの「プレミストタワー千里丘」 概要が決定!

Settsu241211
-プレミストタワー千里丘-
 千里丘駅西地区は、駅前の交通混雑や狭い道路に囲まれて建物が密集しているなどの課題を抱えており、その解消と駅前の賑わいづくりに向けて、駅前広場や道路、住宅、商業業務施設などの建築物を整備する再開発事業を実施します。

 JR千里丘駅の西隣に駅前交通広場を設け、広場の西側の「1街区」に地上36階の超高層タワーマンションや商業・業務施設、自走式駐車場を計画しています。1街区の北側の「2街区」にも商業・業務施設を配置します。

 「摂津市」は、JR東海道本線「千里丘駅」の西地区で進める「千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業」について、「大和ハウス工業、JR西日本不動産開発、フージャースコーポレーション」及び「関電不動産開発」による共同企業体と2023年6月30日に、特定建築者の業務に関する基本協定を締結しました。

 再開発ビルの名称が決定しています。住宅施設名称が「プレミストタワー 千里丘」、商業業務施設名称が「BRIGHT STELLA SETTSU SENRIOKA(ブライトステラ摂津千里丘)」となりました。

● プレミストタワー千里丘の概要が決定!
 「大和ハウス工業、JR西日本不動産開発、フージャースコーポレーション」および「関電不動産開発」による共同企業体は、2024年4月に着工した分譲マンション「プレミストタワー千里丘」の概要が決定しました。2025年1月中旬にモデルルームをオープンさせ、2025年3月より販売を開始する予定です。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/12/19)
 JR京都線「千里丘駅」周辺での再開発のシンボルツリー タワーマンション「プレミストタワー千里丘」概要決定

 引用資料 公式ホームページ
 プレミストタワー千里丘

 「1街区」の中で、超高層タワーマンション部分の「プレミストタワー千里丘」の概要が判明しました。建築面積1,461.90㎡、延床面積38,770.56㎡です。

プレミストタワー千里丘の概要
◆ 計画名-北部大阪都市計画事業千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-大阪府摂津市千里丘一丁目703番(地番)
◆ 交通-JR京都線「千里丘」駅徒歩2分( ペデストリアンデッキにて駅直結)
◆ 階数-(1街区)地上36階、地下1階、(2街区)地上6階(6階は塔屋階)
◆ 高さ-127.300m
◆ 敷地面積-(1街区)6,182.52㎡、(2街区)約1,050㎡
◆ 建築面積-(1街区)4,938.03㎡「プレミストタワー千里丘1,461.90㎡」、(2街区)約620㎡
◆ 延床面積-(1街区)47,446.70㎡「プレミストタワー千里丘38,770.56㎡」、(2街区)約3,040㎡
◆ 構造-(1街区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(2街区)鉄骨造
◆ 用途-(1街区)共同住宅、商業業務、駐車場、(2街区)商業業務
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭 *管理人の推測
◆ 地震対策-大林組独自の超高層制振構造システム「デュアル・フレーム・システム(DFS)」 *管理人の推測
◆ 総戸数-335戸(一般分譲対象外11戸含む、別途管理棟1戸)
◆ 建築主-大和ハウス工業、JR西日本不動産開発、フージャースコーポレーション、関電不動産開発
◆ 設計者-東畑建築事務
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2024年04月
◆ 竣工-2027年06月予定
◆ 入居開始-2027年08月予定
◆ 総事業費-約258億5,000万円


Settsu241212
「外観完成予想CG」です。


Settsu241213
「外観完成予想CG」です。


Settsu241214
「外観完成予想CG」です。


Settsu241215
「屋上庭園完成予想CG」です。


Settsu241216
「エントランスホール完成予想CG」です。


Settsu241217
「ビューラウンジ完成予想CG」です。


Settsu230716
「千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業」計画図です。


Settsu240712
「位置図」です。



|

2024年12月20日 (金)

訪日外国人数 2024年11月は318万7000人(推計値) 11月までの累計で3337万9900人となり、2019年の年間累計を上回り、過去最多を更新!

Osakanamba240611
-訪日外客数-
 「日本政府観光局(JNTO)」は、2024年12月18日に「訪日外客数(2024年11月推計値)」を発表しました。2024年11月の訪日外客数は、3,187,000人(推計値)となり、前年同月比では30.6%増、2019年同月比では30.5%増となり、11月として過去最高を記録しました。また、11月までの累計は33,379,900人となり、これまでの過去最高であった2019年の年間累計を上回り、過去最多となりました。

 引用資料 日本政府観光局(JNTO:2024/12/18)
 訪日外客数(2024年11月推計値)

 航空便数が2024年冬ダイヤ時点において2019年と同等の水準まで回復しているなか、先月に引き続き紅葉シーズンによる訪日需要の高まりにより、中国、韓国、台湾、米国などで前年同月に比べて訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となりました。

 1月からの累計では、23市場のうち5市場(韓国、香港、インドネシア、ベトナム、フランス)が11月時点で過去最高を更新し、これまでに計16市場が累計での過去最高を記録しています。

 昨年3月に策定された第4次観光立国推進基本計画では3つの柱「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」が示されるとともに、旅行消費額・地方部宿泊数等に関する新たな政府目標が掲げられているところ、これらの実現に向けて、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪日旅行プロモーションに取り組んでいきます。


Kyotokyoto201111
「訪日外客数」です(引用:日本政府観光局:JNTO)。

訪日外客数 (2019年/2023年/2024年)
            2019年          2023年        2024年
01月   2,689,339人   1,497,472人   2,688,478人
02月   2,604,322人   1,475,455人   2,788,224人
03月   2,760,136人   1,817,616人   3,081,781人
04月   2,926,685人   1,949,236人   3,043,003人
05月   2,773,091人   1,899,176人   3,040,294人
06月   2,880,041人   2,073,441人   3,140,642
07月   2,991,189人   2,320,694人   3,292,602人
08月   2,520,134人   2,157,190人   2,933,381
09月   2,272,883人   2,184,442人   2,872,487人 
10月   2,496,568人   2,516,623人   3,312,000人
11月   2,441,274人   2,440,890人   3,187,000人
12月   2,526,387人   2,734,115人
---------------------------
累計  31,882,049人  25,066,350人
 
訪日外客数 (確定値)
---------------------------
2004年     6,137,905人
2005年     6,727,926人
2006年     7,334,077人
2007年     8,346,969人
2008年     8,350,835人
2009年     6,789,658人
2010年     8,611,175人
---------------------------
2011年     6,218,752人
2012年     8,358,105人
2013年   10,363,904人
2014年   13,413,467人
2015年   19,737,409人
2016年   24,039,700人
2017年   28,691,073人
2018年   31,191,856人
2019年   31,882,049人
2020年     4,115,828人
---------------------------
2021年       245,862人
2022年     3,832,110人
2023年   25,066,350人
2024年   33,379,900人(1月~11月の推計値)


Kyoto240115
大阪の訪日外国人数
 大阪を訪れる外国人観光客がコロナ前を上回り過去最多となる見通しです。「大阪観光局」は2024年5月31日に、今年大阪を訪れる外国人観光客の数1,400万人との予測を発表しました。現在までの推移を見ていると正直言ってとてつもなく高い目標です。私は1,300万人を少し切るくらいだと予想しています。

大阪の外国人観光客数の推移
2013年-2,625千人
2014年-3,758千人
2015年-7,165千人
2016年-9,400千人
2017年-11,103千人
2018年-11,416千人
2019年-12,306千人
2020年-(コロナ禍)
2021年-(コロナ禍)
2022年-(コロナ禍)
2023年-9,798千人
2024年-14,000千人(予測)



|

2024年12月19日 (木)

神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業  優先交渉権者が「ジーライオン」を代表企業とする企業グループに決定!

Kobearena241251
-新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業-

 神戸市では、「港都 神戸」グランドデザインや神戸港将来構想に基づき、新港突堤西地区の再開発を進めており、第1突堤基部では複合再開発が進むとともに、第2突堤でも大規模多目的アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」の整備が行われています。

 更なる賑わいの創出を目指し、新港第1~第2突堤間の水域について、専門的な見地及びまちづくりの観点から意見を求めることを目的として、「新港第1~第2突堤間水域活用計画検討委員会」を開催し、「新港第1~第2突堤間における水域活用計画」を策定しました。

 神戸市は、神戸ウォーターフロントの今後、概ね10年間(2030年代前半)で取り組むべき施策の方向性を「神戸ウォーターフロントビジョン」で示しています。

 水域活用の基本的な考え方を、「民間活力を活用し、ウォーターフロント・エリア全体の魅力と賑わいを持続的に向上させる水域活用を図り、賑わいと交流の拠点となることを目指す」こととし、水域の周囲では緑を配置したプロムナードの設置により人々が賑わい・憩い・くつろげる空間の創出を、水面では環境学習などを通じて海に親しんでもらえる場や、水上レストランや船舶係留に使用する空間としての活用をイメージとして掲げています。

 神戸市では、 ”新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業【事業者公募】” を行っています。面積は約6.4ha(事業用水域約5.4ha、事業用地約1.0ha)です。優先交渉権者の決定は、2024年12月(予定)です。

● 優先交渉権者が「ジーライオン」を代表企業とするグループ!
 新港第1突堤と第2突堤間の水域と水域周囲の緑地を一体の空間として活用し、都市のブランド価値を高め、賑わい創出の効果を生み出す、大型艇を中心とするマリーナ等の整備・運営を行う事業について、自らの企画力・ノウハウ・実行力等を最大限に発揮できる事業者の公募を実施し、2者から事業提案がありました。

 事業計画等の提案内容について審査を行い、「ジーライオン」を代表企業とする企業グループに優先交渉権者が決定しました。優先交渉権者は「(代表企業)ジーライオン、(構成企業)クリエイション、瀬戸内ブランドコーポレーション、SYLジャパン、Horizon Yacht Co.,Ltd.、SYL MONACO、Plan・Do・See」 レストラン飲食」です。

 引用資料 神戸市・公式ホームページ(2024/12/17)
 神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業 優先交渉権者の決定

 日本初の「スーパーヨット」と呼ばれる大型艇に特化した、民設民営のマリーナです。(オーナーバース)75~130ft×約20艇、(ビジターバース)75~200ft×約10艇を整備します。「オーナーバース」とは、船舶の所有者(オーナー)が一時的に係留できる桟橋や施設のことです。「ビジターバース」とは、海から訪れるモーターボートやクルーザーヨットなどのプレジャーボートを一時的に係留する施設です。

 「スーパーヨット」は、レジャー用船艇の一つで、ヨットの中でも特に大型かつ豪華な仕様であり、広い居住区間と居住設備を有し、高級ホテルの代わりとして応接や接待、宿泊の場として用いられることがあります。75~200ftとなっているので、200ft=30.48cm(1フィート)×200=60.96mなので、全長60mの超大型の高級クルーザーにも対応します。

神戸港・新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町100番地先
◆ 面積-約6.4ha(事業用水域約5.4ha、事業用地約1.0ha)
◆ スケジュール-2025~2026年予定(設計・工事<部分開業>)、2027年春頃予定(開業)
◆ 事業期間-30年


Kobearena241252
完成イメージです。


Kobearena240813_20240814142201
「公募対象区域の概要」です。


Kobearena241171
「新港突堤西地区マリーナ等の整備・運営事業」の予定地です。


Kobearena241172
「親水緑地」の整備の様子です。


Kobearena241175
南西側から見た様子です。


Kobearena241179
南端で「堤防」の整備が行われています。



|

2024年12月18日 (水)

京阪ホールディングス 地上6階、延床面積約28,000㎡のホテルと商業施設の複合施設 「(仮称)三条駅周辺プロジェクト」を本格的に開始!

Kyotokeihan241221
-京阪三条駅周辺-
 京阪電車三条駅の周辺は、今はそれ程には拠点性は高くありませんが、私が関西に来た1980年代は今よりも遥かに拠点性が高かったです。京阪グループの京都の拠点で、京阪グループからは何度も開発計画が持ち上がりました。1980年代には「京阪百貨店」の出店の話までありました(Googleマップの衛星写真を引用)。

 1987年に鴨川沿いの「京阪本線」が地下化し、絶好の再開発のチャンスでしたが動き出しませんでした。1997年に京都市営地下鉄東西線の醍醐駅-二条駅間の開通と同時にが地下化しましたが、その時も動き出しませんでした。結局、現在まで再開発されませんでした。完全に再開発のタイミングを逃したため、拠点性もどんどん下がっていきました。

(仮称)三条駅周辺プロジェクト
 「京阪ホールディングス」は、「京都市土地利用の調整に係るまちづくりに関する条例」に基づき、三条駅周辺プロジェクトの開発構想届を提出しました。現在は駐車場として活用している京阪電車三条駅の旧地上駅跡地に、観光・集客等の都市機能を集積し、「えきから始まるまちづくり」として、三条駅周辺地域のさらなる魅力や活力の向上に寄与していきます。

 引用資料 京阪ホールディングス(PDF:2024/12/16)
 ~えきから始まるまちづくり~ 三条駅周辺プロジェクトを本格的に開始 駅周辺のさらなる魅力向上へ

 引用資料 日本経済新聞(2024/12/16)
 京阪HD、三条駅に6階建て複合施設 ホテルや店舗

 2024年12月13日付で周辺地域が国の都市再生緊急整備地域に指定されました。敷地面積は約6,400㎡で、現在は駐車場として活用しています。鴨川沿いの川端通と三条通に面し、三条大橋の東詰に位置します。地下化した京阪本線の三条駅のほか、京都市営地下鉄東西線の三条京阪駅に隣接しています。

 地上6階、地下2階の複合施設で、延床面積は約28,000㎡です。ホテルや商業施設の入居を計画しています。祇園など東山地区の観光名所に近く、インバウンド(訪日外国人)向けに文化の発信や買い物の拠点整備を目指します。

 計画地では京都市が高さ12m〜20mの高さ制限を設けていますが、京阪ホールディングスが計画する複合施設の高さは25mで、整備地域の指定を受けて制限の緩和を目指します。入居するホテルのブランドや商業テナントは今後検討します。

(仮称)三条駅周辺プロジェクトの概要
◆ 所在地-京都府京都市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139番1他
◆ 交通-京阪本線「三条」駅、京都市営地下鉄東西線「三条京阪」駅
◆ 階数-地上6階、地下2階
◆ 高さ-約25m
◆ 敷地面積-約6,400㎡
◆ 延床面積-約28,000㎡
◆ 用途-商業施設、ホテル
◆ 事業主-京阪ホールディングス


Kyotokeihan241222
「位置図」です。


Kyotokeihan241224
京阪三条北ビル
 「京阪三条北ビル」です。三条駅周辺で唯一の拠点と言えるビルです。私が関西に来た1980年代は、三条駅周辺は、地下化前の京阪本線・京阪京津線、バスの乗り換え客も多く、京阪グループの京都の拠点として今よりも遥かに賑わっていました。

 まさか40年後もまだ再開発されていなかったなんて・・・ 40年前の私は見たら驚くと思います。完全に再開発のタイミングを逃した典型的な例だと思います。ただし、地下は京阪本線と京都市営地下鉄東西線の乗り換えで結構賑わっています。



|

2024年12月17日 (火)

大坂夏の陣から400年 「豊臣秀吉」が築いた初代大坂城石垣に再び光を! 「大阪城 豊臣石垣館」が2025年4月1日にオープン!

Osakaosakajo241211
-大阪城(大坂城)-

 ご存知のように今の大阪城は、徳川期の石垣に、豊臣期の天守閣に似せて再建した天守閣が建っています。歴史的にはあり得ないコラボですが、史実を超越するカッコ良さがあります。

 「豊臣秀吉」が天下統一の拠点として築城した初代大坂城は、「三国無双の城」とたたえられる豪荘華麗な城でしたが、1615年の「大坂夏の陣」で豊臣方が敗れた後、徳川幕府により豊臣大坂城を覆い隠すように徳川大坂城が築かれて以来、今も地下に眠り続けています。

 「大坂夏の陣」から400年を機に、大阪城の歴史を物語る新たな魅力を創出するため、豊臣秀吉が築いた初代豊臣期大坂城の石垣を掘り起こして公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」に取り組んでいます。

● 「大阪城 豊臣石垣館」が2025年4月1日にオープン!
 「大阪市」は、2025年4月1日(火)に、「大阪城 豊臣石垣館」をオープンします。大阪市では、豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こして公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」を2013年から進めてきましたが、完成を迎えます。

 引用資料 大阪市・公式HP(2024/12/13)
 報道発表資料 「大阪城 豊臣石垣館」がオープンします

 引用資料 公式ホームページ
 大坂城 豊臣石垣公開プロジェクト

 この施設は、「豊臣期の石垣」が展示の目玉であるため、地上の徳川期の石垣と時代が異なることを示し、かつ、わかりやすい名称として「大阪城 豊臣石垣館」としました。


Osakaosakajo241212
「施設の内観イメージ」です。


Osakaosakajo241213
「豊臣期の石垣」です。


Osakaosakajo241214
この下に「豊臣期大坂城(1583年~1615年)」の石垣が眠っています。2016年11月12日にブラタモリ「大坂城・真田丸スペシャル ~大坂城はなぜ難攻不落?~」で放送された場所です。


Osakaosakajo241215
豊臣期大坂城(1583年~1615年)
 
豊臣秀吉は、賤ヶ岳合戦により柴田勝家を倒し大坂を手中にすると、本願寺の跡地に天下に比類なき城郭を築き始めます。本丸、二の丸の規模は現在の大阪城とほぼ同じで、それを取り囲む2km四方にもおよぶ惣構を備えた大城郭でした。


Osakaosakajo241216
徳川期大坂城(1620年~1868年)
 
1615年の大坂夏の陣で豊臣方が敗れた後、徳川幕府により豊臣大坂城を覆い隠すように徳川大坂城が築かれました。


Osakaosakajo241217
徳川幕府は、豊臣期大坂城の上に盛り土をして、新たな大坂城を築きました。そのため豊臣期大坂城の石垣は、今も地下に眠り続けています。



|

2024年12月16日 (月)

6棟を一体開発する「名鉄 名古屋駅地区再開発」 高さ約180mの超高層ビル3棟 「名鉄百貨店本店」が2026年春に閉店、再開発加速!

Nagoyameitetsu241221
名鉄 名古屋駅地区再開発-
 「名古屋鉄道」は2017年3月29日に、名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する再開発計画の全体概要を発表しました。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。

 再開発される6棟は、北側から「(1)名鉄百貨店本館、(2)名古屋近鉄ビル、(3)名鉄バスターミナルビル、(4)大手町建物名古屋駅前ビル、(5)名鉄レジャック、(6)日本生命笹島ビル」です。敷地面積は約28,000㎡です。

 交通量の多い「太閤通」がビルの下部を通る一体再開発となります。商業施設、オフィス、ホテル、共同住宅などが入居する予定で、2022年度に着工、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指していました。

 しかし、2020年に「新型コロナウイルス感染症」が世界を襲いました。2020年11月10日には、規模縮小も視野に、計画を全面的に見直すと発表しました。2024年度をめどに改めて開発の方向性を示すとしています。

 東海地方で最大規模となる、名古屋鉄道の名古屋駅再開発計画のスケジュール案が明らかになりました。計画では2026年度にも解体工事に着手し、2030年代後半までに超高層ビル3棟の完成を見込んでいます。ただ、人手不足や資材高騰などの影響で総事業費は当初の5,000億円を大幅に上回る見通しです。

 高さ約180mの超高層ビル3棟を一体的に建設する方針で、高層階が北側と中央、南側で三つに分かれ、各ビルが中層階の空中回廊(スカイロビー)でつながれます。空中回廊と低層階に入るバスターミナルは、幹線道路の太閤通の上空にかかる構造です。

● 名鉄百貨店本店が2026年春に閉店!
 「名古屋鉄道」が2026年春に名古屋駅前の「名鉄百貨店本店」を閉店する方針であることが分かりました。「名鉄グランドホテル」も同時に営業を終えます。名古屋鉄道は2026年度中にビルの解体を始め、2027年度に再開発に着手する計画です。2010年代から描いてきた名古屋駅周辺の再開発構想が本格化します。

 日本経済新聞(2024/12/14)
 名鉄百貨店、名古屋駅前の本店26年春閉店へ 再開発加速


Nagoyameitetsu241212
「名鉄 名古屋駅地区再開発」の予定地を北側から見た様子です。一番北側が「名鉄百貨店本館」です。「名鉄百貨店本店」は2026年春に閉店する方針であることが分かりました。


Nagoyameitetsu241222
北側から「名鉄百貨店本館、名古屋近鉄ビル、名鉄バスターミナルビル、大手町建物名古屋駅前ビル」です。


Nagoyameitetsu241213
南東側から見た様子です。


Nagoyameitetsu241214
西面です。


Nagoyameitetsu241223
手前が「名鉄レジャック(2023年3月31日に営業終了)」、奥が「日本生命笹島ビル」です。「名鉄レジャック」は現在解体工事中です。「太閤通」を越えた南側の2棟も再開発の範囲です。「太閤通」を越えて「笹島交差点」の上をまたぐ形で構造になります。信号や天候に左右されず南北を移動しやすくなり、駅周辺の回遊性が高まります。



|

2024年12月15日 (日)

福岡「天神」地区に新たなランドマークとなる複合施設 地上19階、高さ約92mの「ヒューリックスクエア福岡天神」 2025年1月31日に開業!

Fukuokatenjin211011
-ヒューリックスクエア福岡天神-
 不動産大手の「ヒューリック」は、所有する福岡市・天神のオフィスビル「ヒューリック福岡ビル」を、高級ホテルを核とした大型複合商業ビルに建て替えることを明らかにしていました。

 明治通り沿いのオフィスビル「ヒューリック福岡ビル」は、地上9階、地下2階、高さ約31m、竣工は1960年1月とすでに築60年以上が経過しています。ホテルのブランドは、「ヒューリック」が展開する高級路線の宿泊主体型直営ホテルブランド「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」になる見通しです。

 「ヒューリック」は、天神2丁目南ブロック(明治通り沿道)において計画中の「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」に関して、「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けました。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2021/10/01)
 ~福岡「天神」地区に新たなランドマークとなる複合施設を創造~「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」の概要について

 地下2階~地上2階が「商業施設」、地上3階~8階が「オフィス」、地上10階~19階が「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」となります。地下鉄天神駅直結の地下に広場も設けます。

● 2025年1月31日に開業!
 福岡市天神で建設が進められている複合商業ビル「ヒューリックスクエア福岡天神」が、2025年1月31日に開業することが分かりました。ホテルの「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」は2025年4月24日に開業予定です。

 RKB毎日放送(2024/12/13)
 複合商業ビル「ヒューリックスクエア福岡天神」2025年1月末に開業 飲食・物販・九州初進出のホテルも入居

 ヒューリックホテルマネジメント(2024/11/07)
 福岡・天神駅直結、新たな賑わいの拠点「HULIC SQUARE FUKUOKA TENJIN」に『ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC』が2025年4月24日(木)開業

ヒューリックスクエア福岡天神の概要
◆ 計画名-(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神二丁目8番49号
◆ 交通-福岡市営地下鉄空港線「天神」駅直結、福岡市営地下鉄七隈線「天神南」駅徒歩10分、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅徒歩4分
◆ 階数-地上19階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約92m
◆ 敷地面積-1,451.74㎡
◆ 建築面積-1,083.56㎡
◆ 延床面積-20,859.13㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-ホテル、オフィス、店舗、飲食店、駐車場
◆ 客室数-171室(全6タイプ)
◆ 建築主-ヒューリック
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2022年12月01日
◆ 竣工-2024年12月予定
◆ 開業-2025年01月31日予定、2025年04月24日予定(ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC)


Fukuokatenjin211012
「夜景のイメージ」です。


Fukuokatenjin211013
「木質化された立体広場の軒天井」です。


Fukuokatenjin211014
「地上広場のイメージ」です。


Fukuokatenjin211015
「地下広場のイメージ」です。


Fukuokatenjin211016
「位置図」です。



|

2024年12月14日 (土)

JR福島駅の北側 地上30階、高さ約107mの超高層タワーマンション「レグナスタワー新梅田」 公式ホームページがオープン!

Osakafukushima241211
-レグナスタワー新梅田-

 「飯田グループホールディングス」は、「一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホーム」の6社が2013年に経営統合して設立した共同持株会社です。東証プライムに上場し、2025年3月期の売上高は1兆5000億円突破を予想しています。

 飯田グループの「一建設株式会社」は、JR福島駅北側の「なにわ筋」沿いの駐車場跡地に、地上30階、高さ106.90mの超高層タワーマンション「(仮称)プレシスタワー大阪福島」を計画しています。「(仮称)プレシスタワー大阪福島」は、「レグナスタワー新梅田」として公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 一建設株式会社(2024/12/12)
 一建設の最上位ブランド『レグナス』関西エリアで初めてとなる新築分譲タワーマンション『レグナスタワー新梅田(地上30階建)』エントリー受付開始

 引用資料 公式ホームページ
 レグナスタワー新梅田

 「レグナスタワー新梅田」が位置する福島区は、JR大阪環状線、JR東西線、阪神本線など多くの路線が通る大阪市内屈指のアクセスの良さを誇ります。また、近くのグラングリーン大阪(うめきた2期区域・JR大阪駅北再開発)の開発が進み、今後も住宅ニーズが高まる注目エリアであると捉え、新築分譲タワーマンションプロジェクトを始動することにしました。

レグナスタワー新梅田の概要
◆ 計画名-(仮称)プレシスタワー大阪福島
◆ 所在地-大阪府大阪市福島区福島七丁目12番5他(地番)
◆ 交通-JR京都線・神戸線・大阪環状線・宝塚線「大阪」駅徒歩10分、JR大阪環状線「福島」駅徒歩3分、JR東西線「新福島」駅徒歩5分、阪神本線「福島」駅徒歩5分
◆ 階数-地上30階、地下0階
◆ 高さ-最高部106.90m、軒高99.98m
◆ 敷地面積-1,055.26㎡
◆ 建築面積-682.16㎡
◆ 延床面積-14,106.62㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(管理人の推測)
◆ 地震対策-制震構造(ダンパーなどの制震部材により建物の揺れを軽減)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-123戸(他管理人室1戸)
◆ 建築主-一建設株式会社(飯田グループホールディングス)
◆ 設計者・監理者-日企設計
◆ 施工者-多田建設、佐藤工業
◆ 着工-2025年02月初旬予定
◆ 竣工-2027年11月下旬予定
◆ 入居開始-2028年01月下旬予定


Osakafukushima241212
「レグナスタワー新梅田」の完成予想図です。


Osakafukushima241213
「大阪駅周辺空撮CG」です。


Osakafukushima241214
「位置図」です。



|

2024年12月13日 (金)

ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE) JR西日本など10社以上の民間企業と神戸市の産官連合にて、複数の取り組みを開始!

Kobearena240215
-神戸アリーナプロジェクト-
 「NTT都市開発」は、「神戸アリーナプロジェクト」について、2023年4月着工、2025年大阪・関西万博の開催にあわせた4月開業に向けて本格始動します。

 「神戸ウォーターフロントビジョン」の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置し、270度海に囲まれる絶景のロケーションです。神戸空港や新幹線とのアクセスの良さ、都市機能が集積する三宮エリアや異国情緒溢れる旧居留地との回遊性はもとより、メリケンパーク、ハーバーランドといった神戸を代表するスポットを望み、水際の魅力を最大限に活かしたシンボリックなアリーナとなります。

 プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「神戸ストークス)」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナが、神戸の新たなランドマークとなり、魅力的なスポーツ・エンターテイメントのコンテンツを通し、市民だけでなく国内外から、人びとが何度も訪れ交流が生まれる賑わい拠点を創造します。

 「NTT都市開発」が開発を行い、「One Bright KOBE」が運営を担う「神戸アリーナプロジェクト」は、2025年2月竣工、大阪・関西万博の開幕時期の2025年4月開業に向け、2023年4月18日に起工し、「地鎮祭」を執り行いました。

 引用資料 NTT都市開発(2023/04/18)
 「神戸アリーナプロジェクト」における新築工事着工についてB.LEAGUE「西宮ストークス」本拠地、多様なイベントに対応する次世代アリーナ

● ジーライオンアリーナ神戸
 神戸港の新港第2突堤に2025年春に開業するアリーナについて、運営会社は2024年2月8日に、名称を「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」とすると発表しました。

 引用資料 GLIONグループ(2024/02/08)
 「神戸アリーナプロジェクト」新アリーナ名称「GLION ARENA KOBE」に決定!株式会社One Bright KOBEと「オフィシャルトップパートナー」の契約を締結

 「ネーミングライツ(命名権)」を、自動車小売業などを手がける「ジーライオン(神戸市中央区)」が獲得しました。内部には、飲食しながら観戦できるVIPフロアを整備します。また周辺にはテラス付きの飲食店などを開設する予定です。

ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)の概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業、神戸アリーナプロジェクト
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番1一部、130番2、130番1地先一部
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部46.163m
◆ 敷地面積-23,693.50㎡
◆ 建築面積-12,865.01㎡
◆ 延床面積-31,774.62㎡(ニュースリリースでは約32,300㎡)
◆ 容積対象面積-30,814.58㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-観覧場、飲食、物販店舗
◆ 収容人数-約10,000人
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(運営会社 One Bright KOBE)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年04月18日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ オープン-2025年04月予定


Kobearena230411
「外観イメージ(南西から望む)」です(引用:NTT都市開発)。

 
Kobearena221221
「鳥観イメージ(西側上空から望む)」です(引用:NTT都市開発)。


Kobearena241111
「バスケットボール試合イメージ」です。


Kobearena240851
大型映像設備

 「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」での「熱狂・感動・興奮が生まれる観戦体験」の実現に向け、映像・音響をはじめとしたアリーナ内に導入する演出設備が決定しました(引用:TOTTEI)。

 引用資料 TOTTEI(2024/08/07)
 次世代アリーナ「GLION ARENA KOBE」神戸ストークスの新アリーナで熱狂・感動・興奮が生まれる観戦体験を

◆ 壁面LEDビジョン
 屋内アリーナ最大級となる横幅24m×高さ13m=面積312㎡のLEDビジョンをアリーナ東側一面に常設で導入します。神戸ストークスの試合では、選手のプレーやスピーディーな試合展開を大迫力かつ高精細に映し出すことで、アリーナを熱狂の渦に包み込みます。

◆ センターハングビジョン
 常設機材として天井から吊り下げられた昇降可能なセンターハングを導入します。興行の形態に合わせて昇降段階を調整することで様々なイベントに対応可能となっています。外側のメインビジョンだけでなく、インナービジョン、コーナービジョンを組み合わせた合計12面構成で、アリーナ内のどの座席からも映像演出を楽しめます。

◆ リボンビジョン
 アリーナを270度囲む全長183mの横長ビジョンを観客席上に設置します。他ビジョンと連動した演出によって、アリーナの熱狂と一体感を増幅させます。

◆ 映像送出システム
 アリーナ内のLEDビジョンを連動させた演出を実現するRoss Video社のシステムを導入します。2Dだけでなく、3Dコンテンツや高解像度のCG描画なども送出可能で、LEDを最大級活用したダイナミックな映像体験を提供します。


Kobearena240852
音響設備
 世界のトップブランド、「d&b audiotechnik社」のハイグレードスピーカーを常設導入します。綿密な音響シミュレーションを行い、アリーナの形状に合わせた機材・設置位置による良質かつ臨場感ある音響は、「会場のどこにいても均一に最高の音で聞こえる」、アジアNo.1クオリティの設備と謳う最高の音響体験を提供します(引用:TOTTEI)。


Kobearena240853
座席設備
 
アリーナ施設は、地上7階建て、延床面積約32,300㎡、総座席約10,000席を予定し、視認性の高い馬蹄型の形状でどのエリアからもステージの臨場感を体験できる設計になっています。また、観戦に最適な傾斜角度を算出し、アリーナ上部をはじめどの席からもステージが見やすいようにデザインしています(引用:TOTTEI)。


Kobearena221231
「施設概要図」です(引用:国土交通省)。


Kobearena221226
「位置図」です(引用:NTT都市開発)。


Kobearena241221
Commons Tech KOBE

 「One Bright KOBE」を代表企業とし、「ウイングアーク1st、JR西日本、ベスティ、あいおいニッセイ同和損害保険、 TIS、ネオス、シナジーマーケティング、ノースディテール、ストークス」の各社は、「アリーナ基点での ICT 基盤構築による神戸の新たなまちづくり(スマートシティ)・地域活性化」に向け、共同で取り組むことを発表しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2024/12/05)
 関西最大級のアリーナを基点とした新たなスマートシティモデル まち全体でマーケティング活動を行う「Commons Tech KOBE」 10 社以上の民間企業と神戸市の産官連合にて、複数の取り組みを開始

 神戸ウォーターフロントに2025年4月に開業する「神戸アリーナプロジェクト」の運営会社である「One Bright KOBE」は、神戸市と「スマートバリュー」が2022年に締結した「都心・ウォーターフロントエリアの未来づくり」に向けた事業連携協定に基づき、2023年に発表したプロジェクト、「Commons Tech KOBE(コモンズテックコウベ)」をベースとして本取り組みを推進します。


Kobearena241222
「取り組み全体像」です。


Kobearena241113
「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」の建設現場です。


Kobearena241115
北西側から見た様子です。



|

2024年12月12日 (木)

「村田製作所」の新たな研究開発拠点「守山イノベーションセンター」の玄関口 「JR守山駅東口再整備基本計画」の概要を公開!

Murata241211
-JR守山駅東口再整備基本計画-
 戦争ものは特にそうですが、自分のいる側によって見える光景が全く逆という事を改めて思い知りました。強力な「機動戦士ガンダム」は私たち側から見ると頼もしい正義の味方ですが、「ジオン公国」側から見ると白い悪魔以外の何物でもなかったと思います。

 YouTube Netflix Japan
 フルCGでリデザイン - グフカスタム登場 | 機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム | Netflix Japan

 本題に戻って、滋賀県守山市は2024年12月10日に、「JR守山駅東口再整備基本計画」の概要を公開しました。対象エリアの土地所有状況は、JR西日本約1,300㎡、JR貨物約6,900㎡、東レ・ファインケミカル約200㎡、守山市約8,700㎡、合計約17,100㎡です。

 引用資料 守山市・公式HP(2024/12/10)
 第6回 守山駅東口再整備基本計画策定委員会

 再開発により、複合商業機能、ワークプレイス機能、広場(憩い・交流)機能、交通結節機能を導入します。複合商業は、ゆったりとくつろいだり、待ち時間を快適に過ごせる施設、働く人を応援する施設を目指します。守山駅と直結の複合商業エリアは約1,400㎡を計画します。交通結節機能である駐車場を含む複合商業エリアの概算事業費は約100億円を想定しています。

● 村田製作所・守山イノベーションセンターの玄関口
 「村田製作所」は、滋賀県守山駅前に新たな研究開発拠点「守山イノベーションセンター」を整備しています。「JR守山駅東口再整備基本計画」は、村田製作所「守山イノベーションセンター」の玄関口に位置します。


Murata241212
「土地利用ゾーニング」です。村田製作所「守山イノベーションセンター」の玄関口に位置します。


Murata240218
村田製作所(仮称)守山新事業所拠点整備事業

 滋賀県の「守山市」と「村田製作所」は2021年8月11日に、JR守山駅東口の市有地で、「村田製作所」が新しい研究開発拠点を整備することに合意したと発表しました。現在立地しているホテル「ライズヴィル都賀山」は宿泊事業から撤退し、機能の見直しを行った上で隣接地に新築移転します。

 研究開発拠点は、ホテルや駐車場、駅前東口スポーツ広場、JR貨物用地です。「守山市」は、「村田製作所」がJR沿線の徒歩圏内で新たな研究開発拠点の整備を検討しているとの情報を入手し、協議・検討を重ねてきました。

● 守山イノベーションセンター
 「村田製作所」は、滋賀県守山駅前に新たな研究開発拠点「守山イノベーションセンター」を設立します。2024年2月より準備工事を着手し、竣工は2026年5月を予定しています。

 引用資料 村田製作所(2024/02/14)
 滋賀県守山駅前に新たな研究開発拠点「守山イノベーションセンター」を2026年5月に竣工~社内外連携の促進による革新的な価値創出を目指す~

 2021年8月11日の発表では、延床面積約32,000~50,000㎡、総投資額約128~200億円(建物・償却資産含む)でしたが、延床面積64,850.24㎡、総投資額約460億円(土地・建物費用のみ)となり、従来計画から大幅に規模が拡大しました。

守山イノベーションセンターの概要
◆ 計画名-株式会社村田製作所(仮称)守山新事業所拠点整備事業
◆ 所在地-滋賀県守山市浮気町300番地24ほか
◆ 交通-JR東海道本線(琵琶湖線)「守山」駅すぐ
◆ 階数-地上18階+塔屋
◆ 高さ-99.70m
◆ 敷地面積-9,966.77㎡
◆ 延床面積-64,850.24㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ フロア構成-(高層階)研究開発フロア、厚生施設、機械室、(中層階)研究開発フロア、(低層階)社外交流フロア、科学体験施設、機械室
◆ 建築主-村田製作所
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年03月(先行して2024年02月より準備工事に着手)
◆ 竣工-2026年05月予定
◆ 投資総額-約460億円(土地・建物費用のみ)
◆ 従業員数-約1,000~1,600名


Murata240216
「位置図」です。


Murata241213
明治×美少女戦士セーラームーン

 今話題の ”明治×『美少女戦士セーラームーン』タイアップ” です。2024年12月10日から始まりました。12月11日に「イオンモール」に行ったのですが、すでに4種類のチョコレートが完売していて1種類(セーラーマーズ&セーラーヴィーナス)しか残っていませんでした。本当は5種類すべてコンプリートしたかったんですが・・・ ちなみに私の推しの戦士は「セーラープルート(冥王せつな)」です。



|

2024年12月11日 (水)

堺市 シャープの液晶パネル工場の跡地 「シャープ」と「KDDI」が、AIデータセンター構築に関する基本合意書を締結!

Sakaisharp240621
-シャープの液晶パネル工場-
 「シャープ」は堺市の液晶パネル工場を2024年9月末に稼働停止しました。「シャープ」の液晶パネル工場は、かつて「新日本製鐵(現:日本製鉄)」の「堺製鐵所」の遊休地を利用して建設されました。 

 「KDDI」は2024年6月2日に、「Super Micro Computer Inc.、シャープ、データセクション」と、アジア最大規模のAIデータセンター構築に向け協議を開始することに合意しました。4社は今後、本合意に基づき、シャープ堺工場跡地に「エヌビディア(NVIDIA)」の最先端のAI計算基盤である「GB200 NVL72」などを搭載したAIデータセンターを構築し、早期に稼働開始することを目指して、協議を開始します。

 KDDI(2024/06/03)
 アジア最大規模のAIデータセンター構築に向けた協議開始に合意

 AIデータセンターには、「エヌビディア(NVIDIA)」の「GB200 NVL72」を1,000ユニット規模で導入します。「スーパー・マイクロ・コンピュータ(Super Micro Computer Inc.)」は、膨らむ発熱量に対応可能なプラットフォームを提供します。「データセクション」はAIデータセンターの運営支援を実施します。

 「ソフトバンク」と「シャープ」は、堺市にあるシャープの液晶パネル工場関連の土地および建物を活用した大規模なAI(人工知能)データセンターの構築に向けて、基本合意書を締結しました。

 「ソフトバンク」は、シャープ堺工場の敷地面積全体の約6割に当たる約44万㎡の敷地と延床面積約75万㎡の建物に、受電容量が約150メガワット規模のデータセンターを構築して、2025年中の本格稼働を目指します。将来的には、受電容量を400メガワット超の規模まで拡大する見込みです。

 引用資料 ソフトバンク(2024/06/07)
 シャープ堺工場を活用した大規模なAIデータセンターの構築について ~敷地面積約44万平方メートル、受電容量約150メガワット規模のデータセンターを2025年中に本格稼働へ

 「ソフトバンク」と「シャープ」は、シャープ堺工場を活用して、AIデータセンターを構築することについて、2024年1月から協議を進めてきました。ソフトバンクは、シャープ堺工場の土地や建物、電源設備、冷却設備などを譲り受けることで、データセンターの早期構築を図り、2024年秋ごろに着工して2025年中に本格稼働させることを目指します。

 このデータセンターは、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用する他、社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などに幅広く提供していく予定です。また、環境負荷が低いデータセンターとして、クリーンエネルギーの活用を検討する予定です。

● シャープとKDDIが基本合意書を締結!
 私は、「KDDI」と「ソフトバンク」のダブルブッキング? と心配しました。実際に発表直後から、プロジェクトが計画通り進むかどうか雲行きが怪しくなっていました。

 「シャープ」と「KDDI」は2024年12月9日に、シャープ堺工場跡地にAIデータセンターを構築して早期に稼働させることに合意し、基本合意書を締結しました。

 KDDI(2024/12/09)
 シャープとKDDI、AIデータセンター構築に関する基本合意書を締結

 「KDDI」は、シャープ堺工場跡地の土地や建物、電源設備などを譲り受けることで、2024年度中にAIデータセンターへの転換工事に着工し、2025年度中に本格稼働させることを目指します。

 今回のニュースリリースで、少なくとも「KDDI」側のAIデータセンターの本格稼働はほぼ確実になりました。「ソフトバンク」側のAIデータセンターはどうなるのか? 続報を待ちたいと思います。


Sakaisharp240622
「データセンター設置予定エリア内の液晶パネル工場外観」です。


Sakaisharp240611
「シャープ」の液晶パネル工場跡です(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2024年12月10日 (火)

「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」の南側 「ジーライオンアリーナ神戸」と一体的に整備する「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」

Kobearena240231
-港湾環境整備計画制度(みなと緑地 PPP)-

 「神戸アリーナプロジェクト」を運営する「One Bright KOBE(本社:兵庫県神戸市)は、アリーナ周辺エリアにおいて、港湾緑地の借り受けの国内第一号事例として、神戸市より「港湾環境整備計画」の認定を受けました。アリーナとアリーナ周辺の港湾緑地を一体運営することにより、日常的なにぎわいを創出する神戸の新たな魅力づくり(まちづくり)に取り組んでいきます。

 引用資料 株式会社One Bright KOBE(2024/02/08)
 「神戸アリーナプロジェクト」運営会社One Bright KOBEが国内初・港湾緑地の管理とにぎわい創出について「港湾環境整備計画」の認定を受ける

 第二突堤内の「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」周辺空間(港湾緑地)の活用計画が、「港湾環境整備計画制度(みなと緑地 PPP)」の国内第一号案件として認定されました。本制度を用いて官民連携でみなとのにぎわい空間を創出する日本初の事例として、神戸ウォーターフロントに世界でも類を見ない海沿いの新たなスポットが誕生します。

● TOTTEI PARKの地鎮祭を2024年6月24日に挙行!
 2024年4月にアリーナが立地する新港第二突堤エリアの愛称を「TOTTEI(トッテイ)」に決定し、最大1万人収容規模の次世代アリーナを中核施設に、レストラン・商業エリアの他、神戸の海と山並みを五感で楽しめる「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」との一体運営により、神戸の最先端エンターテインメントエリアの創出を目指すことを発表しました。

 アリーナ開業と同時期の2025年4月開業に向け、「TOTTEI PARK」の工事の着工に先立ち、工事の安全と成功を祈願する「地鎮祭」が2024年6月24日に執り行われました。

 TOTTEI PARK(2024/06/24)
 神戸ウォーターフロント新エリア「TOTTEI PARK」の着工開始~国内初「港湾環境整備計画」の認定を受け、港を緑化したシンボリックなパークで神戸の新たな魅力づくりを目指す~


Kobearena240232
「海から臨む緑の丘イメージ」です。


Kobearena240233
「神戸の海を一望できる緑の丘よりの眺望イメージ」です。


Kobearena240234
「緑の丘の内部イメージ」です。


Kobearena240711
「TOTTEI PARK イメージ」です。


Kobearena240712
「緑の丘から見たTOTTEI PARK イメージ」です。


Kobearena240713
「アリーナからパークへ続く遊歩道イメージ」です。


Kobearena241211
「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」の南側で、「ジーライオンアリーナ神戸」と一体的に「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」が整備されています。


Kobearena241212
「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」の建設現場です。


Kobearena241213
「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」の建設現場です。



|

2024年12月 9日 (月)

アメリカの「APL」 福岡県糸島市に「九州最大級」のデータセンター 投資額は3,000億円超 2025年春に着工、2029年以降に順次稼働!

Fukuokaitoshima241211
-福岡県糸島市に大規模データセンターを建設-
 「明治安田J1リーグ」で、「ヴィッセル神戸」が2年連続2回目の優勝しました。乃木坂46の「五百城茉央」が勝利の女神と話題になっていますが、順位表を見て3位が「FC町田ゼルビア」というのに驚きました。私は「FC町田ゼルビア」が2024シーズンから「J1」に昇格していたことさえ知りませんでした。サッカーの国際大会は燃えるのに、いつから日本国内のサッカーにこんなに興味が無くなったんだろう・・・

 本題に戻って、アメリカの不動産投資・開発の「アジア・パシフィック・ランド(APL)グループ」は2024年12月5日に、福岡県糸島市に大規模データセンターを建設すると発表しました。2025年春に着工予定で、投資額は3,000億円超を見込みます。データセンターの規模を示す総受電容量は区域全体で300メガ(メガは100万)ワットと、九州最大規模になる見通しです。

 引用資料 日本経済新聞(2024/12/05)
 米APL、福岡・糸島に3000億円データセンター 25年着工

 引用資料 読売新聞(2024/12/06)
 福岡県糸島市に「九州最大級」データセンター…米国の会社が3000億円以上投資、2029年以降に稼働

 「西九州自動車道」の「前原インターチェンジ(IC)」付近で、約122,000㎡の開発区域内に6棟のデータセンターを建設します。まず2029年1月に1〜2棟目を稼働し、2034年12月の6棟目稼働まで順次建設を進めていく計画です。

 「APLグループ」によるデータセンターへの投資は糸島市が2件目です。2023年11月に北九州市の「北九州学術研究都市」の市有地を取得しました。4年以内に総受電容量120メガワットのデータセンターを着工するとの計画を打ち出しました。糸島市はこれを大幅に上回る大型プロジェクトとなります。

 APLグループ日本法人の代表は「東京・大阪に次ぐ第3のデータセンターのハブを福岡県に構築することを目指す」と話しています。九州北部でのデータセンター需要は受電容量ベースで1,000メガワットに及ぶと想定しており、さらなる開発に取り組みます。


Fukuokaitoshima241212
福岡県糸島市の大規模データセンターの建設予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2024年12月 8日 (日)

グラングリーン大阪 ヒルトン創業者がすべてのホテルの最高峰と称した「ウォルドーフ・アストリア(Waldorf Astoria)」 2025年4月3日(木)に開業!

Kita2409121
-グラングリーン大阪 南館
 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、2024年9月6日に「グラングリーン大阪 北館」と「うめきた公園」の一部がオープンしました。2025年春頃には「グラングリーン大阪 南館」とJR西日本の「うめきたグリーンプレイス」がオープンする予定です。

 「グラングリーン大阪 南館」の「パークタワー、サウスタワー、ゲートタワー」には、新たに店舗面積約20,120㎡、店舗数55店舗の商業施設が誕生します。最先端の都市型ライフスタイルの先駆けとして、国際色豊かなレストランやショップが出店します。

 「グラングリーン大阪 南館」は、2025年3月21日にオープンする予定です。商業施設「ショップ&レストラン」やホテル「ホテル阪急グランレスパイア大阪」、MICE施設「コングレスクエア グラングリーン大阪」等がオープンします。

● ウォルドーフ・アストリアが2025年4月3日(木)に開業!
 「ウォルドーフ・アストリア大阪(Waldorf Astoria Osaka)」は、2025年4月3日(木)の開業します。開業にに先行して、宿泊予約を12月6日(金)より受付開始してています。

 引用資料 ウォルドーフ・アストリア大阪(2024/12/06)
 ヒルトン創業者がすべてのホテルの最高峰と称した 「ウォルドーフ・アストリア(Waldorf Astoria)」が日本初開業。ウォルドーフ・アストリア大阪は、12月6日より公式サイト・アプリからの予約の受付を開始します。

 「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ(Waldorf Astoria Hotels & Resorts)」は、ヒルトンの最上級ブランドとして世界に34軒展開しているホテルです。客室は全252室です。グラングリーン大阪南館パークタワーの上層階に立地し、客室やレストランから大阪の街を一望することができます。

グラングリーン大阪 南街区賃貸棟の概要
◆ 南街区賃貸棟の正式名称-パークタワー、サウスタワー、ゲートタワー
◆ 計画名-(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部 他
◆ 交通-JR「大阪」駅、阪急「大阪梅田」駅、阪神「大阪梅田」駅、Osaka Metro四つ橋線「西梅田」駅、Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅、Osaka Metro谷町線「東梅田」駅
◆ 階数-(西棟)地上39階、地下3階、(東棟)地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部181.50m
◆ 敷地面積-25,262.07㎡
◆ 建築面積-17,586.72㎡
◆ 延床面積-317,249.30㎡(容積対象面積277,882.77㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-(ウォルドーフ・アストリア大阪)252室、(ホテル阪急グランレスパイア)482室
◆ 建築主-三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)
◆ 設計者-三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店
◆ 監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-うめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組JV)
◆ 着工-2020年12月上旬
◆ 竣工-2024年11月下旬予定
◆ 開業-2025年03月21日予定(ショップ&レストラン等)、2025年04月03日予定(ウォルドーフ・アストリア大阪)


Kita241211
「グラングリーン大阪南館パークタワーの上層階を飾るウォルドーフ・アストリア大阪」です。

ウォルドーフ・アストリア大阪の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪南館パークタワー
◆ 延床面積-約33,290㎡
◆ 客室数-252室
◆ 付帯設備-オールデイダイニングレストラン、スペシャリティレストラン、ラウンジ&バー、シグネチャー・バー、宴会場、会議室、チャペル、ライブラリー・ラウンジ、屋内プール、フィットネス、スパ等
◆ 開業-2025年04月03日予定


Kita241212
「1階車寄せのイメージ」です。


Kita241213
「プレジデンシャルスイートのイメージ」です。


Kita241214
「ピーコック・アレーのイメージ」です。



|

2024年12月 7日 (土)

JR東海グループ 「ハイアット・ホテルズ」と提携 「奈良県庁」の西側に建設する新ホテルの名称は「ホテル 寧(ねい) 奈良」

Naranara241211
-奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業-

 奈良公園の玄関口に位置する「奈良県中小企業会館」及び「奈良商工会議所会館」を一体的に活用して上質な宿泊施設を誘致するため、両会館を宿泊施設として活用する宿泊事業者を募集していました。

 敷地面積は、奈良市登大路町37-9、38-1の「奈良県中小企業会館」跡地の約2,062㎡と奈良市登大路町36-2の「奈良商工会議所会館」跡地の約1,294㎡です。2つの敷地を合わせると約3,356㎡になります。

 「JR東海、ジェイアール東海不動産、ジェイアール東海ホテルズ」の3社は、奈良県が募集する「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」において、優先交渉権者に選定されました。

 引用資料 JR東海(PDF:2024/04/24)
 奈良県が公募した「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」プロポーザル JR東海グループが優先交渉権者に選定されました

 計画地は、「春日大社・東大寺・興福寺」などの世界遺産を望み、奈良公園の玄関口に位置しており、奈良観光の拠点として非常に適しています。計画地において、奈良県中小企業会館及び奈良商工会議所会館を撤去し、新たに上質なホテルを建設します。

 事業コンセプトを「Being NARA Neighbors!」とし、訪れる人が奈良のファンになり、繰り返し訪れ、さらに奈良の魅力を国内外に発信する循環を作り上げることを目的にホテル計画を進めていきます。

 また、世界品質のラグジュアリーホテルを世界中で多数展開する「ハイアット」と提携し、神秘的で奥深い魅力を持った奈良への橋渡しとなるホテルを目指します。

● ホテル 寧 奈良
 JR東海グループは2024年12月5日に、ハイアット・ホテルズと提携し、奈良市中心部でグループ初のラグジュアリーホテルを展開すると発表しました。新ホテルの名称は「ホテル 寧(ねい) 奈良」です。
 
 引用資料 JR東海(PDF:2024/12/05)
 JR東海グループ初のラグジュアリーホテル「ホテル 寧 奈良」を、奈良の玄関口に展開します ハイアットのラグジュアリーブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」が西日本初進出

 「ハイアット ホテルズ コーポレーション」が展開するラグジュアリーブランドの1つであり、それぞれのホテルが独自のコンセプトと、唯一無二の世界観を持っていることが特色の「アンバウンド コレクション by Hyatt」として西日本初進出となります。近鉄奈良駅から徒歩2分という交通利便性に優れた立地において、平均40㎡以上のゆったりとした客室となります。

 「アンバウンド コレクション by Hyatt」の日本国内の展開は、「富士スピードウェイホテル、ホテル虎ノ門ヒルズ」に次いで国内3軒目となります。


Naranara241212
「ホテル 寧 奈良」の内観の完成予想図です。


Naranara240412
「全体鳥瞰図(イメージ)」です。


Naranara240414
「事業計画地」です。「奈良家庭裁判所」のすぐ西側の約3,356㎡(奈良県中小企業会館跡地約2,062㎡+奈良商工会議所会館跡地約1,294㎡)です。



|

2024年12月 6日 (金)

ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」が広島に初進出 (仮称)宮島口西1丁目ホテル計画 2028年に開業予定!

Hiroshimamiyajima231111
-(仮称)宮島口西1丁目ホテル計画-
 広島の「宮島」と言えば、風光明媚な「宮島包ケ浦自然公園」に高級ホテルを誘致するということで住民から反対運動が起こっていると報じられていました。私は、このニュースを最初に見た時に高級ホテルの誘致問題が解決したのかな? と思っていました。しかし、記事を詳しく読むと「宮島」ではなく対岸の本州側でした。

 「広島銀行」は、廿日市市(宮島口西)に保有する保養所施設「レゾナンス宮島」が老朽化したことから閉館しました。「レゾナンス宮島」は現在解体工事が行われています。

 「ヒルトン」は、広島で「LXRホテルズ&リゾーツ」を開業することを発表しました。「宮島開発合同会社」が「LXRホテルズ&リゾーツ」のホテルを開発し、ヒルトンが運営を行い、2028年の開業を目指します。ホテルはヒルトンのラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」として広島初進出となるホテルで、国内では2軒目、広島においてはヒルトンとして2ブランド2軒目のホテルとなります。 

 引用資料 ヒルトン(2024/12/04)
 ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」が広島に初進出 世界遺産「厳島神社大鳥居」を望む絶好のロケーションに2028年開業予定

 「LXRホテルズ&リゾーツ」は、世界で13軒のホテルを展開するラグジュアリーコレクションブランドです。国内ではブランド初進出となった「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」を2021年9月に京都に開業しました。

 広島に開業予定の「LXRホテルズ&リゾーツ」は、世界遺産である厳島神社大鳥居を臨み、四季の移ろいを感じられるウォーターフロントに、既存の伝統的建造物を生かしつつ、コンテンポラリーなデザインと融合させ、贅沢で唯一無二の体験を提供します。

● 国土交通大臣が優良な民間拠点施設整備事業計画として認定!
 2024年12月4日に国土交通大臣は、「(仮称)宮島口西1丁目ホテル計画」を優良な民間拠点施設整備事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、民間都市開発推進機構による金融支援を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(PDF:2024/12/04)
 宮島口地域に広島・宮島の魅力を伝える観光拠点を整備 ~(仮称)宮島口西1丁目ホテル計画を国土交通大臣が認定~

 宮島口地域における観光施設の拠点として、広島及び宮島の魅力を感じることのできる緑豊かな宿泊施設が整備され、インバウンド旅行客の増加による集客、観光の更なる活性化が期待されます。

(仮称)宮島口西1丁目ホテル計画の概要
◆ ホテルブランド-LXRホテルズ&リゾーツ
◆ 所在地-広島県廿日市市宮島口西一丁目266-3 他
◆ 交通-JR山陽本線「宮島口」駅、広島電鉄宮島線「広電宮島口」駅
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 敷地面積-13,518.77㎡
◆ 建築面積-5,200.00㎡
◆ 延床面積-12,828.12㎡(容積対象面積12,322.20㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-ホテル(付帯設備 料飲施設、フィットネスセンター、屋外プール、スパ、ミーティングスペース)
◆ 客室数-約60室
◆ 建築主-宮島開発合同会社
◆ 着工-2026年08月01日予定
◆ 竣工-2028年06月30日予定
◆ 開業-2028年予定


Hiroshimamiyajima231112
「施設概要図」です。


Hiroshimamiyajima231113
「周辺状況」です。建設予定地は、「広島銀行」が保有する保養所施設「レゾナンス宮島」の跡地です。


Hiroshimamiyajima231114
「事業スケジュール(予定)」です。



|

2024年12月 5日 (木)

名古屋市 ささしまライブ24地区の南側 ウォーターフロント空間 中川運河堀止地区開発「NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)」工事着手!

Nagoyanakagawa241211
-中川運河堀止地区開発-

 「中川運河堀止地区」は、中川運河再生計画において「にぎわいゾーン」に位置付けられており、ささしまライブ24地区の開発と連携し、緑地・プロムナードの設置や、沿岸用地へのカフェ・レストラン等のにぎわい施設の誘導、水上交通の運航などの施策を展開して、運河の魅力と回遊性を高め、都心地域に集まる人びとが訪れたくなるような「港と文化を感じる都心のオアシス」の形成を目指しています。

 2023年3月27日に「中川運河堀止地区開発提案募集要項」を公表し、中川運河堀止地区において、魅力ある水辺空間を創出するにぎわい施設の整備に向けた事業提案を募集したところ、2023年6月に3者から提案書が提出されました。

 この度、中川運河堀止地区開発提案募集評価委員による評価結果を受け、開発事業予定者を決定しました。開発事業予定者(最優秀提案者)は、「名古屋ステーション開発」です。事業全体のコンセプトは「NAKAGAWA CANAL DOORS そこに集う誰もが、新しい扉を開き、都心の賑わいと憩いの水辺空間を創出します」です。

● NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)
 「名古屋ステーション開発、中部土木、マル・アーキテクチャ」の3社は、名古屋市が行った「中川運河堀止地区開発提案募集」において提案事業が採択され、計画を進めてきました。

 プロジェクトの推進にあたっては、このエリアを名古屋市と名古屋港管理組合が策定した「中川運河再生計画」における「にぎわいゾーン」の玄関口として、募集時点のコンセプトでもある「港と文化を感じる都心のオアシス」となるよう、コミュニティホテルや飲食店、オフィススペース等を建設し、中川運河に新たなにぎわいを創出します。

 中川運河堀止地区開発「NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)」を、2026年春の開業を目指し、2024年11月11日に着手しました。A地区(後述)には、コミュニティホテルとして「ホロニック」が東海地区初進出となる「セトレ名古屋(仮称)」を出店します。

 引用資料 名古屋ステーション開発(2024/11/26)
 中川運河堀止地区開発「NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)」工事着手について


Nagoyanakagawa241212
「ホテル棟イメージ」です。


Nagoyanakagawa241213
「A地区のイメージ(飲食店舗)」です。


Nagoyanakagawa241214
「計画位置図」です。


Nagoyanakagawa241215
「計画概要」です。


Nagoyanakagawa230914
「中川運河堀止地区」です。


Nagoyanakagawa230915
「中川運河堀止地区」です。


Nagoyanakagawa230916
西岸のプロムナードです。



|

2024年12月 4日 (水)

大阪IR(大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業) 現時点の総延床面積は約77万㎡ 躯体工事は2028年度半ば(2028年秋頃?)に完了!

Osakamgm240611
-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-
 それにしてもマスコミは「大阪・関西万博」や「維新」に不利な情報は毎回毎回うれしそうに嬉々として報じますね。「1度決めたらとことん叩く!」、兵庫県知事関連と同じ匂いを感じます。

 本題に戻って、大阪府と大阪市は2021年9月28日に、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート(IR)」について、アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体を正式に事業者に選んだと発表しました。

 大阪府と大阪市は2021年12月21日に「第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議」を開き、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(案)骨子等について」を提示しました。2020年代後半としていた開業時期を2029年頃と定め、IR建設時の近畿圏での経済波及効果が約1兆5800億円に上ると試算しました。

 「大阪府」と「大阪市」は、大阪でのカジノを含む統合型リゾートの開業に必要な取り決めをまとめた実施協定案を公表し、開業時期について、当初予定していた「2029年秋~冬頃」から「2030年秋頃」に延期するとしました。

 「MGMリゾーツ」と「オリックス」が中核株主を務める大阪IRは、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」の環境影響評価書と事後調査計画書を大阪市に提出し、環境アセスメントの手続きを完了しました。

 引用資料 大阪市・公式HP(2024/06/10)
 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業 環境影響評価書

● 2024年10月15日に準備工事に着手!
 2030年秋頃に大阪市でカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を目指す「大阪IR株式会社」は2024年10月15日に、準備工事に着手しました。仮囲いや現場事務所、電力網などを整備した後、2025年春にも施設本体の建設に移行します。

 今の不安定な政治情勢を見ていると、これが「大阪IR(大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業)」を政府が認定する前でなくて本当に良かったと思います。今の状態では政府が認定する事は絶対に無かったと思います。

 「大阪IR」は本当に運が良かったと思います。数々の関門を潜り抜けてここまで来ました。振り返れば本当に関門だらけでした。もうダメかも?と思ったことも何度もありました。

大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業の概要

◆ 所在地-大阪府大阪市此花区夢洲中一丁目の一部ほか
◆ 交通-Osaka Metro中央線「夢洲」駅(2025年01月末開業予定)
◆ 高さ-最高部約130m
◆ 計画地面積-約642.000㎡(太陽光発電事業計画候補地を含む)、約492.000㎡(大阪IR)
◆ 延床面積-約769,000㎡
◆ 用途-会議施設、展示等施設、劇場、ミュージアム、飲食施設、バスターミナル、フェリーターミナル、係留施設、宿泊施設、カジノ、駐車場、太陽光発電設備
◆ 来場想定者数-(年間)来場者数約1,987万人、(日)最大来場者数約10万人
◆ 駐車台数-約3,200台
◆ 着工-2024年10月15日(準備工事)、2025年春頃予定(本体工事)
◆ 竣工-2030年度夏頃予定
◆ 供用開始-2030年度秋頃予定
◆ 初期投資額-約1兆2,700億円(建設関連投資約9,600億円、その他初期投資額約3,100億円)


Osakamgm241211
「IR施設の規模」です。現時点の総延床面積約77万㎡(約769,000㎡)です。

 引用資料 大阪府・大阪市・大阪IR株式会社(PDF:2024/06)
 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設区域の整備に関する計画について

● マリーナベイ・サンズ
 ライバルになると思われるシンガポールの「マリーナベイ・サンズ」は、2010年7月23日に開業しました。規模的には、敷地面積約20.6万㎡、延床面積約57万㎡、客室数2,561室です。


Osakamgm241212
「万博会場・IRエリア」です。「大阪万博」と「IRエリア」が近接しています。そのため「IR工事における万博への影響低減策」を行います。

 引用資料 大阪府・大阪市・大阪IR株式会社(PDF:2024/09)
 IR工事における万博への影響低減策


Osakamgm241213
「IR敷地全体の施工基盤面を道路面より約3.0m~7.6m切り下げることで騒音影響を低減」します。


Osakamgm241214
施工地盤面を切り下げることで「三点式パイルドライバ」や「クローラークレーン」が万博会場から低く見えます。


Osakamgm241215
「杭工事」のピークを「大阪万博」の閉幕後に後ろ倒しします。


Osakamgm241216
「IR事業の工事工程」です。躯体工事は2028年度半ば(2028年秋頃?)完了する予定です。思った以上に早くて驚きます。今から4年後には建物の外観がほとんど完成している事になります。

● 逆打ち工法?
 「施工ステップ(イメージ)」では、地上躯体と地下躯体を同時に構築する「逆打ち工法」で描かれています。ただ「三井住友建設」のホームページのイメージを引用しているようなので、あくまでもイメージだけかも知れません。


Osakamgm240612
「事業計画地内の施設配置図」です。


Osakamgm240616
「駐車場の位置・台数等」です。敷地にはかなり余裕があります。「大阪IR」が順調に進むと将来的には、南西側の約1,450台の「駐車場」の部分も開発されると思われます。


Osakamgm240613
「施設配置イメージ図」です。


Osakamgm240614
「本事業の対象範囲」です。計画地面積約642.000㎡と当初計画の約492.000㎡より広くなっているのは、「太陽光発電事業計画候補地」を含むためです。



|

2024年12月 3日 (火)

インバウンド人気の大阪の百貨店3店舗 2024年11月度 阪急梅田本店が前年同月比13.8%増、高島屋大阪店が前年同月比9.3%増、大丸心斎橋店が前年同月比8.8%増

Osakadepartment240811
-阪急梅田本店、高島屋大阪店、大丸心斎橋店-

 大阪市内の百貨店はインバウンドの恩恵を受けています。特に3店舗「阪急梅田本店、高島屋大阪店、大丸心斎橋店」が恩恵を受けています。しかし、ここ数カ月は失速しています。

 2024年12月2日に発表された2024年11月の売上高(速報値)は、「阪急梅田本店」が前年同月比13.8%増、「高島屋大阪店」が前年同月比9.3%増、「大丸心斎橋店」が前年同月比8.8%増でした。


Osakadepartment240512
阪急梅田本店

 2024年11月の売上高(速報値)は、前年同月比13.8%増でした。ちなみにライバルの「伊勢丹新宿本店」店頭の2024年11月の売上高(速報値)は、前年同月比15.8%増です。

 エイチ・ツー・オー リテイリング(PDF:2024/12/02)
 2024年11月度売上速報

2025年3月期売上高(前年同月比)
◆ 2024年11月売上高-前年同月比13.8%増(速報値)
◆ 2024年10月売上高-前年同月比8.1%増(確定値) 
◆ 2024年09月売上高-前年同月比13.1%増(確定値)
◆ 2024年08月売上高-前年同月比15.5%増(確定値)

◆ 2024年07月売上高-前年同月比20.3%増(確定値
◆ 2024年06月売上高-前年同月比37.7%増(確定値
◆ 2024年05月売上高-前年同月比46.1%増(確定値)
◆ 2024年04月売上高-前年同月比29.6%増(確定値)

過去の年度別売上高
◆ 2023年度売上高-314,028百万円(前年比20.3%増)
 *メンズ館含む
◆ 2005年度売上高-182,650百万円
 *イングス館含む
◆ 1989年度売上高-229,558百万円


Osakaminami240514
高島屋大阪店
 2024年11月の売上高(速報値)は、前年同月比9.3%増でした。

 高島屋(PDF:2024/12/02)
 2024年11月度 店頭売上速報

2025年2月期売上高(前年同月比)速報値
◆ 2024年11月売上高-前年同月比9.3%増
◆ 2024年10月売上高-前年同月比3.8%増

◆ 2024年09月売上高-前年同月比8.7%増
◆ 2024年08月売上高-前年同月比8.9%増
◆ 2024年07月売上高-前年同月比13.7%増
◆ 2024年06月売上高-前年同月比25.9%増
◆ 2024年05月売上高-前年同月比42.8%増
◆ 2024年04月売上高-前年同月比40.8%増
◆ 2024年03月売上高-前年同月比36.2%増

過去の年度別売上高
◆ 2023年度売上高-159,152百万円(前年比20.6%増)
◆ 2005年度売上高-162,967百万円
 *堺店、和歌山店含む
◆ 1989年度売上高-207,365百万円


Osakaminami240516
大丸心斎橋店
 2024年11月の売上高(速報値)は、前年同月比8.8%増した。

 J.フロント リテイリング(PDF:2024/12/02)
 2024年11月度百貨店事業売上速報

● 改装後の初年度売上高は最大3割増の1300億円以上!
 「J.フロント リテイリング」傘下、大丸松坂屋百貨店の「大丸心斎橋店」は、2025年2月までに全館改装します。大改装は2019年の本館建て替え以来初めてです。改装後の初年度売上高は最大3割増の1,300億円以上を目指します。

2025年2月期売上高(前年同月比)速報値
◆ 2024年11月売上高-前年同月比8.8%増
◆ 2024年10月売上高-前年同月比6.6%増
◆ 2024年09月売上高-前年同月比0.3%減
◆ 2024年08月売上高-前年同月比6.3%増
◆ 2024年07月売上高-前年同月比18.3%増
◆ 2024年06月売上高-前年同月比33.6%増
◆ 2024年05月売上高-前年同月比54.1%増
◆ 2024年04月売上高-前年同月比37.0%増
◆ 2024年03月売上高-前年同月比42.7%増

過去の年度別売上高
◆ 2023年度売上高-95,731百万円(前年比35.2%増)
◆ 2005年度売上高-86,750百万円
◆ 1989年度売上高-176,780百万円



|

2024年12月 2日 (月)

JR京都駅前 「京都中央郵便局」と「京都駅ビル西第2駐車場」を再開発 「京都プロジェクト(仮称)に係る環境影響評価準備書」の縦覧!

Kyotojp241211
-京都プロジェクト(仮称)-

 「日本郵便」とJR西日本グループの「京都駅ビル開発」は共同で、JR京都駅前の「京都中央郵便局」と隣接するJR西日本グループの立体駐車場「京都駅ビル西第2駐車場」を再開発します。郵便局の窓口業務は2025年に京都駅周辺に移転し、2029年度の開業を予定しています。

 1961年に完成した「京都中央郵便局」と、1997年に開業した「京都駅ビル西第2駐車場」を一体的に再開発します。敷地面積約10,200㎡で、計画する高層複合ビルは、地上14階、地下4階、延床面積約130,000㎡で、高さは京都駅ビルとほぼ同じ約60mとなる見通しです。

 11階~14階は「ホテル」を誘致し、3階~10階は「オフィス」、1階・2階は「商業施設」を予定しています。1階にはバスターミナルや広場も整備し、地下に駐車場を設けます。連絡通路で駅に直結し、利便性を高めます。

 建設が検討されている地区では、京都市が景観を守るための条例で建築物に高さ31mまでの規制が設けられています。今回の計画では大幅に高さが超えますが、京都市の審議会などの議論を経て国の「都市再生特別地区」に指定されれば、京都市の高さ規制にとらわれず建設することが可能です。

● 環境影響評価準備書の縦覧!
 「日本郵便」および「京都駅ビル開発」は、京都駅前に位置する京都中央郵便局および隣接する京都駅ビル西第2駐車場の一体的な再整備を計画しており、現在、京都市環境影響評価等に関する条例に基づく準備書手続を進めています。環境影響評価準備書の縦覧は、2024年11月13日から行われています。

 引用資料 京都情報館(2024/11/13) 
 京都市環境影響評価等に関する条例に基づく公聴会の開催等について(京都プロジェクト(仮称)に係る環境影響評価準備書)

 引用資料 日本郵便(2024/11/13) 
 京都市環境影響評価等に関する条例に基づく公表

 当初は、地上14階、地下4階、延床面積約130,000㎡で計画されていましたが、地上14階、地下4階、延床面積約119,000㎡に規模が縮小されています。

京都プロジェクト(仮称)の概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区東塩⼩路町843番地12 他
◆ 交通-JR「京都」駅、近鉄「京都」駅、京都市営地下鉄「京都」駅
◆ 階数-地上14階、地下4階
◆ 高さ-塔屋等を含む高さ67.500m、建築物60.000m
◆ 敷地面積-約10,500㎡
◆ 建築面積-約9,700㎡(駅ビルと接続する歩行者デッキ及び車路デッキを含む)
◆ 延床面積-約119,000㎡(オフィス約62,000㎡、ホテル約20,000㎡、商業施設約13,000㎡、駐車場約22,000㎡、バスターミナル約2,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業、駐車場、バスターミナル等
◆ 建築主-日本郵便、京都駅ビル開発


Kyotojp241212
「南北断面」です。


Kyotojp241213
「概略平面図」と「概略立面図」です。


Kyotojp211213
「解析モデル」です。


Kyotojp241214
「事業計画地位置図」です。


Kyotojp241215
「主要な工事工程」です。

● 逆打ち工法
 「地下躯体工事」と「地上躯体工事」が同時に行われるので「逆打ち工法」で建設する事が分かります。既存建物の地下躯体の解体は、地下躯体の構築時に行われます。


Kyotojp241216
「京都中央郵便局」と「京都駅ビル西第2駐車場」の概要です。2棟の合計が43,000㎡+18,000㎡=61,000㎡なので、再開発されると約2倍の延床面積になります。



|

2024年12月 1日 (日)

名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する「名鉄 名古屋駅地区再開発」 高さ約180mの超高層ビル3棟 2026年度にも解体工事に着手!

Nagoyameitetsu241211
名鉄 名古屋駅地区再開発-
 「名古屋鉄道」は2017年3月29日に、名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する再開発計画の全体概要を発表しました。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。

 再開発される6棟は、北側から「(1)名鉄百貨店本館、(2)名古屋近鉄ビル、(3)名鉄バスターミナルビル、(4)大手町建物名古屋駅前ビル、(5)名鉄レジャック、(6)日本生命笹島ビル」です。敷地面積は約28,000㎡です。

 交通量の多い「太閤通」がビルの下部を通る一体再開発となります。商業施設、オフィス、ホテル、共同住宅などが入居する予定で、2022年度に着工、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指していました。

 しかし、2020年に「新型コロナウイルス感染症」が世界を襲いました。2020年11月10日には、規模縮小も視野に、計画を全面的に見直すと発表しました。2024年度をめどに改めて開発の方向性を示すとしています。

● 高さ約180mの超高層ビル3棟に!
 
東海地方で最大規模となる、名古屋鉄道の名古屋駅再開発計画のスケジュール案が明らかになりました。計画では2026年度にも解体工事に着手し、2030年代後半までに超高層ビル3棟の完成を見込んでいます。ただ、人手不足や資材高騰などの影響で総事業費は当初の5,000億円を大幅に上回る見通しです。

 引用資料 読売新聞オンライン(2024/11/28)
 名駅再開発 スケジュール案判明 コスト増必至

 高さ約180mの超高層ビル3棟を一体的に建設する方針で、高層階が北側と中央、南側で三つに分かれ、各ビルが中層階の空中回廊(スカイロビー)でつながれます。空中回廊と低層階に入るバスターミナルは、幹線道路の太閤通の上空にかかる構造です。


Nagoyameitetsu210711
2017年3月29日に公開された完成イメージ図です。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。

 引用資料 名古屋鉄道(PDF:2017/03/29)リンク切れ 
 名鉄 名古屋駅地区再開発全体計画


Nagoyameitetsu241212
「名鉄 名古屋駅地区再開発」の予定地を北側から見た様子です。一番北側が「名鉄百貨店本館」です。


Nagoyameitetsu210713
北側から「名古屋近鉄ビル、名鉄バスターミナルビル、大手町建物名古屋駅前ビル」です。


Nagoyameitetsu241213
南東側から見た様子です。


Nagoyameitetsu241214
西面です。


Nagoyameitetsu241215
手前が「名鉄レジャック(2023年3月31日に営業終了)」、奥が「日本生命笹島ビル」です。「名鉄レジャック」は現在解体工事中です。「太閤通」を越えた南側の2棟も再開発の範囲です。「太閤通」を越えて「笹島交差点」の上をまたぐ形で構造になります。信号や天候に左右されず南北を移動しやすくなり、駅周辺の回遊性が高まります。



|

« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »