JR京都駅前 「京都中央郵便局」と「京都駅ビル西第2駐車場」を再開発 「京都プロジェクト(仮称)に係る環境影響評価準備書」の縦覧!
-京都プロジェクト(仮称)-
「日本郵便」とJR西日本グループの「京都駅ビル開発」は共同で、JR京都駅前の「京都中央郵便局」と隣接するJR西日本グループの立体駐車場「京都駅ビル西第2駐車場」を再開発します。郵便局の窓口業務は2025年に京都駅周辺に移転し、2029年度の開業を予定しています。
1961年に完成した「京都中央郵便局」と、1997年に開業した「京都駅ビル西第2駐車場」を一体的に再開発します。敷地面積約10,200㎡で、計画する高層複合ビルは、地上14階、地下4階、延床面積約130,000㎡で、高さは京都駅ビルとほぼ同じ約60mとなる見通しです。
11階~14階は「ホテル」を誘致し、3階~10階は「オフィス」、1階・2階は「商業施設」を予定しています。1階にはバスターミナルや広場も整備し、地下に駐車場を設けます。連絡通路で駅に直結し、利便性を高めます。
建設が検討されている地区では、京都市が景観を守るための条例で建築物に高さ31mまでの規制が設けられています。今回の計画では大幅に高さが超えますが、京都市の審議会などの議論を経て国の「都市再生特別地区」に指定されれば、京都市の高さ規制にとらわれず建設することが可能です。
● 環境影響評価準備書の縦覧!
「日本郵便」および「京都駅ビル開発」は、京都駅前に位置する京都中央郵便局および隣接する京都駅ビル西第2駐車場の一体的な再整備を計画しており、現在、京都市環境影響評価等に関する条例に基づく準備書手続を進めています。環境影響評価準備書の縦覧は、2024年11月13日から行われています。
引用資料 京都情報館(2024/11/13)
京都市環境影響評価等に関する条例に基づく公聴会の開催等について(京都プロジェクト(仮称)に係る環境影響評価準備書)
引用資料 日本郵便(2024/11/13)
京都市環境影響評価等に関する条例に基づく公表
当初は、地上14階、地下4階、延床面積約130,000㎡で計画されていましたが、地上14階、地下4階、延床面積約119,000㎡に規模が縮小されています。
京都プロジェクト(仮称)の概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区東塩⼩路町843番地12 他
◆ 交通-JR「京都」駅、近鉄「京都」駅、京都市営地下鉄「京都」駅
◆ 階数-地上14階、地下4階
◆ 高さ-塔屋等を含む高さ67.500m、建築物60.000m
◆ 敷地面積-約10,500㎡
◆ 建築面積-約9,700㎡(駅ビルと接続する歩行者デッキ及び車路デッキを含む)
◆ 延床面積-約119,000㎡(オフィス約62,000㎡、ホテル約20,000㎡、商業施設約13,000㎡、駐車場約22,000㎡、バスターミナル約2,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業、駐車場、バスターミナル等
◆ 建築主-日本郵便、京都駅ビル開発
「南北断面」です。
「概略平面図」と「概略立面図」です。
「解析モデル」です。
「事業計画地位置図」です。
「主要な工事工程」です。
● 逆打ち工法
「地下躯体工事」と「地上躯体工事」が同時に行われるので「逆打ち工法」で建設する事が分かります。既存建物の地下躯体の解体は、地下躯体の構築時に行われます。
「京都中央郵便局」と「京都駅ビル西第2駐車場」の概要です。2棟の合計が43,000㎡+18,000㎡=61,000㎡なので、再開発されると約2倍の延床面積になります。
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