中部国際空港(セントレア) 中部国際空港代替滑走路プロジェクト 2本目の滑走路の着工記念式典を2025年2月22日に開催!
-中部国際空港(セントレア)-
「中部国際空港(セントレア)」は現在、延長3.500m×幅60mの滑走路1本で運用しています。構想では、東側の現在の誘導路を改修して、延長3.290m×幅45mの「東側滑走路」を建設します。
「東側滑走路」の完成に合わせて現滑走路は運用を停止し、大規模改修を行います。大規模改修後に運用を再開して、発着能力を現行の最大1.2倍に高めます。
西側には、将来の需要増に対応するため、3本目となる延長3.500m×幅45mの「西側滑走路」を建設します。供用開始後に現滑走路を廃止して、東西の新滑走路2本の運用に切り替えます。この段階で発着能力は現行の1.5倍となります。
現滑走路と「西側滑走路」との滑走路中心線間隔が550mなのに対し、「東側滑走路」を設けた場合、「西側滑走路」との滑走路中心線間隔は760mと「セミオープンパラレル」となります。滑走路の間隔が離れることで発着可能な回数を増やせます。
● 2025年2月22日に着工記念式典を開催!
中部国際空港で事実上2本目の滑走路となる代替滑走路の着工を前に、2025年2月22日に2本目の滑走路の着工記念式典を開催しました。現在の滑走路は老朽化で大規模な補修工事が必要として、中部国際空港は国交省に代替滑走路の計画を申請、開港20周年の2025年2月17日に許可され、来年度着工予定です。
事実上2本目となるこの代替滑走路は、現在の滑走路に隣接する誘導路に整備され、延長3.290m×幅45mです。工事費は約226億円で2027年度の完成を目指します。
引用資料 中部国際空港(セントレア)
中部国際空港代替滑走路プロジェクト
「中部国際空港代替滑走路事業実施区域(平面図)」です(引用:セントレア)。
「代替滑走路事業実施前後の A-A′方向の模式図」です(引用:セントレア)。
中部国際空港沖公有水面埋立事業
名古屋港は河川からの土砂流入が多く、浚渫(しゅんせつ)で発生した土砂は名古屋港内の人工島「ポートアイランド」に仮置きしていますが、受け入れ容量が限界のため、「中部国際空港(セントレア)」に隣接して新たに処分場を整備します。
埋め立て場所は空港島の西側と南東の2カ所の約290haで、土砂量は合計約3800万立方メートルです。うち「第2滑走路」への利用を地元政財界が要望している西側の埋め立ては、約15年間を工期としています(引用:セントレア)。
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