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2025年4月 7日 (月)

「ポートアイランド(第2期)」の開発が活発化! 理化学研究所の「富岳NEXT」、三菱商事の「アイパーク神戸(仮称)」、大和ハウス工業の「レンタルラボ施設」

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-ポートアイランド(第2期)-

 「神戸空港」は、2025年4月18日に「第2ターミナルビル」がオープン予定、国際チャーター便の運航が可能となります。長期に渡って停滞していた「ポートアイランド(第2期)」の開発が急に活発化してきました。

 「ポートアイランド(第2期)」の開発が急に活発化したのは、「神戸空港」が充実してきたことや都心「三宮」の開発が活発化してきたことと無関係ではないと思います。「ポートアイランド(第2期)」は、「神戸空港」と「三宮」の中間にあります。

 神戸市が推進する「神戸医療産業都市」は、360を超える医療関連企業・研究機関が集積し、国内最大級のバイオクラスターとして成長を遂げてきました。しかし、「レンタルラボ」は、「神戸市」の関連団体や「神戸大学」の関連団体などが整備してきました。

 この流れも変わりつつあります。2024年3月に「大和ハウス工業」が民間事業者として初めてとなるレンタルラボ施設の建設を決定しました。更に2025年3月に「三菱商事」が賃貸ラボ型の研究開発施設「アイパーク神戸(仮称)」を開発を発表しました。今後も民間事業者の進出が続くと「神戸医療産業都市」は大きく発展する可能性があります。


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富岳NEXT

 「理化学研究所」は、運用中のスーパーコンピュータ「富岳」の後継機の開発を開始しました。開発上のコードネームは「富岳NEXT(ネクスト)」で、2030年頃に稼働する計画です。

 シミュレーションでの実効性能を5~10倍に高めるほか、活用が急速に進むAI(人工知能)に必要な性能で世界最高水準を目指します。増大する計算資源の需要に応え、科学研究を加速する「AI for Science(フォー・サイエンス)」への活用などを通じ、わが国の科学技術・イノベーションが世界を先導するための計算基盤を目指します。

 「理化学研究所」は、スーパーコンピュータ「富岳」の次世代となる新たなフラッグシップシステム「富岳NEXT」について、神戸市中央区港島南町のポートアイランド(第2期用地)にある理研神戸地区隣接地に整備することを決定しました。

 引用資料 理化学研究所(2025/03/28)
 「富岳NEXT」を理化学研究所 神戸地区隣接地に整備 -計算科学/計算機科学に関する最先端の研究開発拠点の形成-

 「富岳NEXT」を設置する建屋を新たに建設する予定です。文部科学省HPCI計画推進委員会「次世代計算基盤に関する報告書 最終取りまとめ」で示された、「京」から「富岳」移行時のようなシステム入れ替えによる「端境期」を極力生じさせないという観点や、既存の「富岳」関連施設を活用するとともに、施設の増強を行うことが、合理的かつ経済的であると判断しました。

 今回新たに「富岳NEXT」を開発・整備することで、理研神戸地区は、先端的な計算基盤が集積する、世界的に見ても特色のある研究施設となります。このことにより、目的に応じた、さまざまな計算資源を活用した計算科学の推進だけではなく、計算可能領域の拡張などを目指した計算機科学の世界最先端の研究開発と、計算基盤に関する高度な運用技術の開発を行う拠点となります。


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「富岳NEXT」の整備予定地(赤枠)です。


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アイパーク神戸(仮称)
 「三菱商事、三菱商事都市開発」および「アイパークインスティチュート」は、研究開発拠点を起点としたまちづくりが進む「神戸医療産業都市」にて賃貸ラボ型の研究開発施設「アイパーク神戸(仮称)」を開発します。

 「アイパーク神戸(仮称)」の展開にあたり、2025年3月31日に「三菱商事都市開発」は「神戸市」との間において、神戸市所有する神戸ポートアイランド内の土地売買契約を締結しました。

 引用資料 三菱商事(2025/03/31)
 神戸医療産業都市にて研究開発の拠点となる”アイパーク神戸(仮称)”を開発

 近年、半導体や医療などの先端産業が急速に成長しており、その分野の研究開発に携わる関係者や関連産業が多いことから、独自の産業圏が形成される傾向があり、研究開発拠点はまちづくりの起点となります。

 神戸市が1998年から開発に取り組む「神戸医療産業都市」は、研究機関・病院・企業など医療関連産業の集積を目指す取組みです。350社を超える関連産業が集まり国内最大級の医療産業集積地に成長していることから、神戸医療産業都市は三菱商事が目指す「先端産業を核としたまちづくり」の先行事例といえます。

 創薬・バイオ研究施設としての「アイパーク」をはじめて湘南以外に展開するにあたっては、神戸医療産業都市が最適であると考え、土地売買契約の締結に至りました。

アイパーク神戸(仮称)の
概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区港島南町六丁目3-1
◆ 交通-神戸新交通「計算科学センター」駅から徒歩1分
◆ 階数-地上8階、地下0階
◆ 敷地面積-3,035.74㎡
◆ 延床面積-約12,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 着工-2026年07月予定
◆ 開業-2027年11月予定


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「アイパーク神戸(仮称)」の「周辺地図」です。


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大和ハウス工業のレンタルラボ施設

 「大和ハウス工業」は、神戸市との土地売買契約を締結し、ポートアイランド(第2期)にレンタルラボ施設の建設を決定しました。神戸市市が推進する「神戸医療産業都市」は、構想開始から25年を迎え、360を超える医療関連企業・研究機関が集積し、国内最大級のバイオクラスターとして成長を遂げてきました。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/03/28)
 大和ハウス工業株式会社がレンタルラボ施設を神戸医療産業都市に新設

 ポートアイランド(第2期)においては、ウェットラボを提供するテナントビルがいずれも高い入居率で推移しており、今後も需要が見込まれるレンタルラボの供給が喫緊の課題となっています。

 神戸医療産業都市を展開するポートアイランド(第2期)において、民間事業者として初めてとなるレンタルラボ施設の建設が決定したことにより、神戸医療産業都市の更なる成長と成果創出の加速が期待されます。

大和ハウス工業のレンタルラボ施設の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区港島南町六丁目3番10
◆ 交通-神戸新交通「計算科学センター」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階(外観イメージから推測)
◆ 敷地面積-3,095.75㎡
◆ 延床面積-約8,000㎡
◆ 用途-ウェットラボを中心としたレンタルラボ施設
◆ 着工-2025年07月予定
◆ 開業-2026年11月予定


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大和ハウス工業のレンタルラボ施設の「位置図」です。



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