大阪大学医学部附属病院再開発整備事業 高度先進医療に対応 地上8階、延床面積約68,809㎡の「統合診療棟」 2025年5月7日に開院!
-大阪大学医学部附属病院-
「大阪大学」は、1931年に「大阪帝国大学」として設立されました。現在では11学部・16研究科を擁する国立文理総合大学です。中心となっているのは小説やテレビドラマになった「白い巨塔」の「浪速大学」のモデルになった「大阪大学医学部」です。
医学部は、昔と比べるとかなり崩れてきていますが、それでもまだまだ「学閥支配」が色濃く残っています。旧7帝大「東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学、東北大学、北海道大学」+「慶應義塾大学」の8大学がそれぞれの地方で圧倒的な勢力を誇っています。
関西では、「京都大学医学部」と「大阪大学医学部」の医局出身者が、私立大学や周辺の国公立大学の医学部や大規模病院の主要ポストの多くを押さえ、絶大な影響力を誇っています。
「大阪大学医学部附属病院」は、中之島から吹田へ1993年9月に移転しました。その間、医療ニーズや診療機能は大きく変化・発展しました。診療機能の高度化・多様化及び診療規模の増大に対して、現病院ではすでに対応が限界を迎え、建物自体が時代遅れになりつつあります。
今後も最先端の研究開発を行いながら高度先進医療を提供し、将来の医療環境の変化にも柔軟に対応できる病院をめざして再開発計画の検討を進めた結果、外来・中診棟の北側に「統合診療棟」という新しい建物を建設する事になりました。
● 統合診療棟が2025年5月7日に開院!
2025年5月7日(水)に、大阪大学医学部附属病院に新たに「統合診療棟」が開院します。開院に先立ち、4月6日(日)に竣工記念式典を行いました。「統合診療棟」は、現外来・中央診療棟の北側に誕生しました。外来診療施設、手術部などの中央診療機能を移転し、さらに総合周産期母子医療センター、アイセンターなど病院の高次機能を支える部門を設置しました。
引用資料 大阪大学医学部附属病院
大阪大学医学部附属病院再開発整備事業
大阪大学医学部附属病院統合診療棟の概要
◆ 計画名-大阪大学(吹田)医学部附属病院統合診療棟等新営その他工事
◆ 所在地-大阪府吹田市山田丘2番15号
◆ 交通-大阪モノレール「阪大病院前」駅
◆ 階数-地上8階、地下2階
◆ 高さ-52.50m
◆ 敷地面積-994,411.65㎡(吹田キャンパス全体)
◆ 建築面積-8,952.22㎡
◆ 延床面積-68,809.20㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造(天然ゴム系積層ゴムアイソレーター、弾性すべり支承、鋼材ダンパーなどを104個を設置)
◆ 用途-病院
◆ 建築主-国立大学法人 大阪大学
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年02月01日
◆ 竣工-2025年04月06日(竣工記念式典)
◆ 開院-2025年05月07日
「統合診療棟 正面」です。
「1F外来ホール・中央会計」です。
「1F外来ホール・ブロック受付」です。
「2F外来ホール」です。
「フロアマップ(統合診療棟断面図)」です。
「統合診療棟」は、「外来・中診棟」の北側の駐車場に建設されました。
将来的には新病棟を建設
「敷地利用計画案」です。再開発全体スケジュールとしては、「外来・中診棟」を解体して「新病棟」の建設を計画しています。「新病棟」の整備時期に関しては収支状況等を踏まえて今後検討していきます。
大阪大学医学部附属病院(病棟)
1993年9月1日に開院した「大阪大学医学部附属病院」のシンボルである「病棟」です。外から見るとまだ新しいように見えますが、診療機能の高度化・多様化及び診療規模の増大に対して、現病院ではすでに対応が限界を迎え、建物自体が時代遅れになりつつあります。そのため、時期は未定ですが、「病棟」も建て替えられる予定です。
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