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2025年6月22日 (日)

熊本国際空港 熊本空港アクセス鉄道 阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備調査における鉄道ルートの絞り込み結果 中間駅の設置も検討!

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-熊本空港アクセス鉄道-

 「熊本空港アクセス鉄道」は、JR豊肥線三里木駅~熊本空港を結ぶ鉄道新線計画です。2023年3月23日供用開始予定の熊本空港新ターミナルビルの建設を前に、熊本県が実現に向け調査を進めてきました。熊本県知事は、2018年12月の県議会本会議で鉄道建設を進めることを表明し、2019年2月にJR九州と基本合意しました。

 「空港アクセス検討委員会」は2022年11月9日に、JR豊肥本線の熊本空港(益城町)への分岐・延伸について、熊本県が検討しているルート3案のうち肥後大津駅から分岐する「肥後大津ルート」が妥当とする結論をまとめました。熊本県では今後、JR九州と費用負担などを協議し、できるだけ早くルートを決めたいとしています。

 「熊本県」の12月定例議会が2022年12月2日開会し、蒲島知事は、JR豊肥本線と熊本空港を結ぶ「空港アクセス鉄道」の整備ルートについて「肥後大津ルート」に決定したことを明らかにしました。

 台湾の半導体大手、TSMCの進出に伴って再検討されることになった空港アクセス鉄道をめぐっては、有識者で作る検討委員会が大津町の「肥後大津駅」から分岐する「肥後大津ルート」が最も事業費が低く、豊肥本線との接続が唯一、直通で妥当だとする意見をとりまとめています。またJR九州も「肥後大津ルート」について熊本県の判断を尊重しながら具体的な検討を進める考えを示していました。

● 空港アクセス鉄道の整備ルート案を絞り込み!
 「熊本県」は2025年6月18日に、JR豊肥線と熊本空港を結ぶ空港アクセス鉄道の整備ルート案を絞り込み、公表しました。「肥後大津駅」から南へ分岐して国道57号や白川を横断し、空港南側の地上に新設する終着駅と結びます。空港がある「高遊原台地は」トンネルで抜けます。2022年12月に約1.5km幅で示したルートを3分の1の約500m幅に狭めました。

 引用資料 熊本県・公式HP(2025/06/18)
 阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備調査における鉄道ルートの絞り込み結果について

 単線で整備しますが、速達性向上のため中間にすれ違い出来る施設を整備する予定です。設置場所は未定ですが、「大津町」が中間駅の設置を検討しています。

 工費削減などを理由に終点の駅は熊本空港南側の敷地外に設置する計画です。空港ターミナルビル直下に駅を整備すると工費が150億円以上余計にかかるようです。空港と駅が約120m離れるため、空中回廊や地下通路での接続を検討しています。


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「鉄道(構造)縦断イメージ」です。


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「空港アクセス鉄道 3ルート概要図(ルート帯)」です。

● 三里木ルートから大きく変化!
 当初は「三里木ルート」で計画されていましたが、台湾の世界最大手半導体企業「TSMC」が、菊陽町(セミコンテクノパーク隣接)に進出することが決定したことにより状況が一変しました。「原水ルート」と「肥後大津ルート」についても調査を実施し、より効率的で効果の高いルートについて、比較検討を実施する事になりました。


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「阿蘇くまもと空港周辺における人口変動と企業立地状況」です。



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