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2025年7月24日 (木)

世界でガスタービン争奪戦! 「三菱重工業」はガスタービンの世界市場でトップシェア 主力工場は兵庫県高砂市の「高砂製作所」

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-三菱重工業-
 トランプ関税が日米合意しました。それに伴い日本株は大幅に上昇しました。2025年7月23日終値時点の東証プライム市場の時価総額(普通株式ベース)が10,052,777億円と久しぶりに1,000兆円を突破しました。時価総額1,000兆円台が定着して欲しいですね!(Googleマップの衛星写真を引用)

 重工業大手3社(三菱重工業、IHI、川崎重工)の業績が急回復しています。業績拡大をけん引しているのは「防衛産業」です。2022年末に日本政府がGDP(国内総生産)比2%の防衛費を打ち出し、防衛力整備事業費が急増しているためです。それにプラスして民間航空エンジン需要の回復も大きいです。

 業績の急回復以上に時価総額の伸びが凄いです。2025年7月23日の終値時点で時価総額は、「三菱重工業」が11,487,271百万円、「IHI(旧:石川島播磨重工業)」が2,404,500百万円、「川崎重工」が1,792,565百万円となっています。

 「三菱重工業」の時価総額はこの2年で約6倍となっています。「三菱重工業」の時価総額が10兆円を超える時代がやってくるなんて私は想像もしていませんでした。少し前まで「重工業」はオワコンと言われていたのに本当に先の事は分かりません。 

● 世界でガスタービン争奪戦!
 二酸化炭素(CO2)排出量が比較的少ない天然ガスの需要が高まり、世界でガスタービンが奪い合いになっています。世界的なインフレに加え、ウクライナ危機以降、現実的な脱炭素戦略に転換した欧州各国がガス火力発電所を大量導入し、タービンの価格が上昇しています。各国のデータセンター増設による電力需要の増大も拍車をかけています。

 ちょっと前まで「火力発電所」は、世界的な脱炭素化の流れにより廃止や削減の動きが加速していましたが、ウクライナ危機以降は状況が一変しています。ガスタービンの市場も縮小すると思われていましたが、実際は全く逆でした。本当に先の事は分かりません。

● 三菱重工業はガスタービン世界市場でトップシェア!
 「三菱重工業」は、2023年におけるガスタービン世界市場(出力ベース)で、トップシェアとなる36%を獲得しました。最新モデルであるJAC(J-Series Air-Cooled)形ガスタービンを含む大型のハイエンド機種(G形・H形・J形)ガスタービン市場では56%のシェアを獲得するに至っています。ガスタービン世界市場でシェア1位に輝いたのは、2022年に続き2年連続です。

 2012年11月に「三菱重工業」と「日立製作所」が火力発電システム分野での事業統合に基本合意しました。「三菱日立パワーシステムズ(出資比率は三菱重工業65%、日立製作所35%)」として2014年2月に設立しました。2020年9月には「三菱重工業」の完全子会社となり、社名を「三菱パワー」に変更しました。

 ガスタービンの世界シェアは、「三菱日立パワーシステムズ」が設立された頃は、1位がアメリカの「ゼネラル・エレクトリック(現:GEベルノバ)」、2位がドイツの「シーメンス」でしたが、「三菱重工業」が猛追して遂にガスタービン世界市場でシェア1位となりました。

● 三菱重工業高砂製作所
 「三菱重工業」の本社は、東京都千代田区丸の内三丁目2番3号の「丸の内二重橋ビル」にあります。「発電用ガスタービン」の本拠地は、兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号の「高砂製作所」にあります。

 引用資料 三菱重工業
 高砂製作所

 「高砂製作所」は神戸から西に約50kmに位置し、高砂工場、岩内工場を拠点に、発電用ガスタービン、蒸気タービン、ポンプ製品などの製作を行っています。また、隣接する総合研究所では最新技術の研究開発を行っています。

 なかでも発電用ガスタービン分野では、世界最高クラスの熱効率を誇る高性能ガスタービンの製作を手掛け、日本国内はもちろん、世界各国の暮らしや産業の基盤となる電力供給を支え続けています。

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「三菱重工業高砂製作所」の配置図です。


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「三菱重工業高砂製作所」の主要製品です。


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「三菱重工業高砂製作所」の位置図です。


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三菱重工業の連結決算


三菱重工業の連結決算(売上高/営業利益)
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2001年3月   3,045,023百万円     74,889百万円
2002年3月   2,863,984百万円     78,655百万円
2003年3月   2,593,894百万円   115,308百万円
2004年3月   2,373,440百万円     66,630百万円
2005年3月   2,590,733百万円     14,772百万円
2006年3月   2,792,108百万円     70,912百万円
2007年3月   3,068,504百万円   108,912百万円
2008年3月   3,203,085百万円   136,030百万円
2009年3月   3,375,674百万円   105,859百万円
2010年3月   2,940,887百万円     65,660百万円
-----------------------------------------
2011年3月   2,903,770百万円   101,219百万円
2012年3月   2,820,932百万円   111,961百万円
2013年3月   2,817,893百万円   163,520百万円
2014年3月   3,349,598百万円   206,118百万円
2015年3月   3,992,110百万円   296,140百万円
2016年3月   4,046,810百万円   309,506百万円
2017年3月   3,914,018百万円   150,543百万円
2018年3月   4,110,816百万円   126,530百万円

三菱重工業の連結決算(売上収益/事業利益)
2019年3月   4,078,344百万円   186,724百万円
2020年3月   4,041,376百万円  △29,538百万円
-----------------------------------------
2021年3月   3,699,946百万円     54,081百万円
2022年3月   3,860,283百万円   160,240百万円
2023年3月   4,202,797百万円   193,324百万円
2024年3月   4,657,147百万円   282,541百万円
2025年3月   5,027,176百万円   383,198百万円

2026年3月予想
2026年3月   5,400,000百万円   420,000百万円(会)
2026年3月   5,484,906百万円   ------(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2025年7月24日時点の数値です。



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