岐阜県大垣市に本社を置く「イビデン」 「ICパッケージ基盤」で世界シェア首位 顧客は「エヌビディア」や「インテル」など!

-イビデン-
電子部品メーカーの「イビデン」の本社は、岐阜県大垣市神田町2-1にあります。養老鉄道養老線「西大垣」駅徒歩で約2分の立地です。「イビデン」の工場は、「大垣市」を中心に「岐阜県」に集中しています。世界的な企業になっても創業の地を大切にする素晴らしい企業だと思います(Googleマップの衛星写真を引用)。
「イビデン」は、1912年11月25日に揖斐川での電源開発を目的として「揖斐川電力」という社名で設立されました。1970年代のオイルショックを機に主業を電気炉工業から電子部品製造へと移しました。1982年11月より「イビデン」に商号変更しました。
● ICパッケージ基盤・プリント配線板
「イビデン」の主力商品は、「ICパッケージ基盤」や「プリント配線板」です。「エヌビディア」と「インテル」のAI向け半導体の土台となる「ICパッケージ基盤」のほぼ独占的な供給元となっています。
最先端の半導体では、微細化と並行して、高密度実装技術による高機能化も進んでいます。チップの高集積化により、パッケージ基板も大型化や高多層化、細線化が不可欠となっています。
半導体製造において、「後工程」の役割がかつてないほど重要となっています。「後工程」とは、前工程で回路が形成されたウエハーをチップ状に切り出し、パッケージングして最終製品に仕上げるプロセスです。回路の微細化が物理的な限界に近づく中、複数のチップを統合して性能を高めるパッケージング技術が、半導体業界全体の鍵として脚光を浴びています。
高性能パッケージ基板市場では、「イビデン」や「新光電気工業」などの日本企業が圧倒的シェアを握っています。難易度の高さから製造できる企業は日本メーカーなどに限定されているためです。
● 時価総額が急増!
「イビデン」は、日本の代表的な生成AI関連銘柄として位置づけられています。それに伴い時価総額が急増しています。2026年4月下旬くらいから株価の急騰が始まって、2026年5月15日の終値時点の時価総額は、4,411,753百万円と4兆円超えになっています。
総額約5,000億円規模の投資計画
写真は「イビデン」の「河間事業場 工場棟(Cell6)」です。「イビデン」は、2026年度から2028年度の3ヶ年で電子事業への、総額約5,000億円規模の投資計画を決議しました。その最初のフェーズとして、高性能サーバー向けを中心とした、高機能ICパッケージ基板の生産能力増強を図る目的で、既設の河間事業場工場棟(Cell6)を中心に、追加の設備投資を実施することを決議しました。
引用資料 イビデン(2026/02/03)
高機能ICパッケージ基板向け設備投資計画に関するお知らせ

イビデンの連結決算
「イビデン」は、2026年5月11日に「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算では、売上高416,201百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益62,027百万円(前年同期比30.3%増)となりました。
イビデン決算短信(PDF:2026/05/11)
2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2027年3月期の連結業績予想
2027年3月期の連結業績予想(2026年4月1日~2027年3月31日)は、売上高500,000百万円(前年同期比20.1%増)、営業利益90,000百万円(前年同期比45.1%増)となっています。
イビデンの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2010年3月 274,204百万円 21,271百万円
-----------------------------------------
2011年3月 304,968百万円 33,811百万円
2012年3月 300,863百万円 15,515百万円
2013年3月 285,946百万円 5,419百万円
2014年3月 310,268百万円 23,442百万円
2015年3月 318,072百万円 26,039百万円
2016年3月 314,119百万円 22,570百万円
2017年3月 266,459百万円 7,141百万円
2018年3月 300,403百万円 16,702百万円
2019年3月 291,125百万円 10,137百万円
2020年3月 295,999百万円 19,685百万円
-----------------------------------------
2021年3月 323,461百万円 38,634百万円
2022年3月 401,138百万円 70,821百万円
2023年3月 417,549百万円 72,362百万円
2024年3月 370,511百万円 47,568百万円
2025年3月 369,436百万円 47,621百万円
2026年3月 416,201百万円 62,027百万円
2027年3月期予想
2027年3月 500,000百万円 90,000百万円(会)
2027年3月 498,578百万円 90,633百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年5月17日時点の数値です。
| 固定リンク
« 再開発が進む三ノ宮駅周辺 「新バスターミナルビル周辺デッキ」 & 「JR三ノ宮新駅ビル南デッキ」 2026年5月8日の建設状況 | トップページ | 住友電気工業 生成AIブームにより時代の寵児に 2026年3月期決算を発表 売上高が5兆円突破! 時価総額が一時10兆円を突破! »
「72 岐阜県」カテゴリの記事
- 岐阜県大垣市に本社を置く「イビデン」 「岐阜大学」や「岐阜薬科大学」の近くに研究施設を開設 時価総額が5兆円を突破!(2026.05.22)
- 岐阜県大垣市に本社を置く「イビデン」 「ICパッケージ基盤」で世界シェア首位 顧客は「エヌビディア」や「インテル」など!(2026.05.17)
- 岐阜県瑞浪市 JR瑞浪駅南側で計画する「瑞浪駅南地区第一種市街地再開発事業」 都市計画案の縦覧!(2025.10.08)
- JR岐阜駅北側 地上34階の超高層ツインタワー「岐阜駅北中央東地区・岐阜駅北中央西地区」 建材費や人件費の高騰により、地上30階と地上20階程度に規模縮小!(2025.02.16)
- 岐阜市役所が移転 岐阜市役所旧本庁舎の跡地活用 「十六フィナンシャルグループ」を優先交渉権者に決定、本社機能を移転!(2023.07.10)

