村田製作所 生成 AIブームで世界シェアNo1の「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」が活況 時価総額が一時25兆円を突破!
-村田製作所-
「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。
「村田製作所」は2026年4月30日に、「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2027年3月期の営業利益は、前年比34.8%増の380,000百万円の予想をしています。世界的にデータセンターの建設が増えるなか、人工知能(AI)サーバー向け電子部品の販売増が寄与します。
● MLCC(積層セラミックコンデンサ)
「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」における「村田製作所」の世界シェアは40%であり、今後成長が見込まれる自動車市場においては50%と高いシェアを有しています。
「MLCC」は「Multilayer Ceramic Capacitor」の略です。電気回路に使われている素子の一つで、半導体集積回路の働きをサポートするものです。セラミック製の誘電体層と電極層を交互に複数積み重ねた構造からなり、電気を一時的に蓄えたり、貯め込んだ電流を放出したりと電流を制御するために使われます。積層数は数10~数100層、多いものでは1,000層以上にも及びます。
「村田製作所」に求められる製品は、まずは最先端で製造難易度の高い「MLCC」です。アメリカの半導体メーカー「NVIDIA(エヌビディア)」や「Broadcom(ブロードコム)」が開発するGPUやTPU(Tensor Processing Unit<テンソル・プロセッシング・ユニット>)は、世代が進むごとにトランジスタの集積度が上がって、周辺のMLCCの容量もより大きいものが求められるので、小型かつ大容量のMLCCが非常に重要となります。
世界では、「GAFAM」や「オラクル」、「ChatGPT(チャットGPT)」の「OpenAI(オープンエーアイ)」や「Claude(クロード)」の「Anthropic(アンソロピック)」などが、AI(人工知能)データセンターの建設に国家予算並みの莫大な投資を行っています。「村田製作所」の「MLCC」もその恩恵を享受しています。
● 時価総額が一時25兆円を突破!
「村田製作所」は株価が急伸しています。2026年6月22日(月)には、一時12,895円を記録し、株式分割調整後ベースでの上場来高値を更新しました。上場来高値の時の時価総額は、12,895円×1,963,001,843株=25,312,908百万円で25兆円を突破していました。その後少し株価が値下がりしており、2026年7月6日(月)終値時点の時価総額は20,120,769百万円で、これは日本企業全体で11位に位置します。
「京都企業時価総額ランキング」ですが、2026年7月6日(月) 終値時点の時価総額1兆円を超える企業が11社あります。「任天堂」は、2025年夏以降は株価が冴えず時価総額が10兆円を割っています。
京都企業時価総額ランキング(2026年7月6日終値時点)
(01)村田製作所-20,120,769百万円
(02)任天堂-9,053,300百万円
(03)京セラ-5,497,597百万円
(04)SCREENホールディングス-3,406,973百万円
(05)ニデック-3,229,477百万円
(06)ローム-2,334,540百万円
(07)京都フィナンシャルグループ-1,448,048百万円
(08)オムロン-1,273,356百万円
(09)島津製作所-1,214,184百万円
(10)堀場製作所-1,167,749百万円
(11)SGホールディングス-1,027,513百万円
(12)ジーエス・ユアサ コーポレーション-668,572百万円
村田製作所の連結決算
2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高1,830,856百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益281,835百万円(前年同期比0.8%増)なり、売上高が過去最高を更新しました。
村田製作所(PDF:2026/04/30)
2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
● 2027年3月期の連結業績予想
2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,960,000百万円(前年比7.1%増)、営業利益380,000百万円(前年比34.8%増)の予想をしています。
村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月 362,252百万円 67,618百万円
1999年3月 367,048百万円 57,061百万円
2000年3月 459,125百万円 100,767百万円
-----------------------------------------
2001年3月 584,011百万円 174,248百万円
2002年3月 394,775百万円 51,001百万円
2003年3月 394,955百万円 59,187百万円
2004年3月 414,247百万円 74,210百万円
2005年3月 424,468百万円 69,515百万円
2006年3月 490,784百万円 89,839百万円
2007年3月 566,805百万円 113,365百万円
2008年3月 631,655百万円 115,752百万円
2009年3月 523,946百万円 ▲16,287百万円
2010年3月 530,819百万円 26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月 617,954百万円 77,485百万円
2012年3月 584,662百万円 44,973百万円
2013年3月 681,021百万円 58,636百万円
2014年3月 846,716百万円 125,891百万円
2015年3月 1,043,542百万円 214,535百万円
2016年3月 1,210,841百万円 275,406百万円
2017年3月 1,135,524百万円 201,215百万円
2018年3月 1,371,842百万円 163,254百万円
2019年3月 1,575,026百万円 266,807百万円
2020年3月 1,534,045百万円 253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月 1,630,193百万円 313,240百万円
2022年3月 1,812,521百万円 424,060百万円
2023年3月 1,686,796百万円 297,887百万円
2025年3月 1,743,352百万円 279,702百万円
2026年3月 1,830,856百万円 281,835百万円
2027年3月期予想
2027年3月 1,960,000百万円 380,000百万円(会)
2027年3月 2,024,499百万円 429,100百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年7月7日時点の数値です。
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