51 兵庫県・神戸市②

(2009年~)

2019年7月22日 (月)

全く正反対の選択をした横浜市と神戸市 横浜市の中心である「横浜駅」を経由しない「相鉄・JR直通線」が、2019年11月30日開業! 

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-相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線-
 かつてはライバルだった「横浜市」と「神戸市」ですが、リーマンショック後に、横浜市が新規プロジェクトの手続きの簡素化など規制緩和に舵を切ったのに比べて、神戸市は高さ規制などの規制強化に舵を切りました。

 鉄道に関しても正反対の選択をしました。「相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線」は、相鉄線から、東京都心と直結するプロジェクトです。横浜市の拠点である「横浜駅」を経由しない横浜市にとっては屈辱的でさえある新線ですが、横浜市は反対しませんでした。鉄道網の充実が横浜市の発展につながると判断したからです。

 方や、神戸市は「阪急・神戸地下鉄連絡線」に三宮が素通りされて拠点性が損なわれると反対しました。今は方針を転換していますが、阪急が盛んに秋波を送っていた2000年代に合意していたら今頃は工事が始まっていたかも知れません。

● 横浜市の負担は約894億円
 「相鉄・JR直通線」は、相鉄本線「西谷駅」とJR東海道貨物線「横浜羽沢駅」付近間に連絡線(約2.7km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線とJR線が相互直通運転を行うものです。

 「相鉄・東急直通線」は、JR東海道貨物線「横浜羽沢駅」付近と東急東横線・目黒線「日吉駅」間に連絡線(約10.0km)を新設し、この連絡線を利用して相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。

 公式HP → 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線

 「相鉄・JR直通線」は、当初2015年4月の開業を目指していましたが、工事の遅れにより、開業は2019年11月30日(予定)となっています。「相鉄・東急直通線」は、当初2019年4月の開業を目指していましたが、工事の遅れにより、開業は2022年度下期(予定)となっています。

 工事の遅れや建設費の上昇によって全体の建設費は、当初の約2739億円から1283億円増え、約4022億円の見込みです。整備主体と営業主体が分離する「受益活用型上下分離方式」が採用され、費用の3分の1を「国」、3分の1を「横浜市、神奈川県」、3分の1を「鉄道建設・運輸機構(借金)」が負担します。横浜市の負担割合は、神奈川県と比べ2倍で、約894億円の見込みです。


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新ダイヤの路線図(2019年11月30日から)

 相鉄グループの「相模鉄道」では、相鉄線とJR線が相互直通運転を行う相鉄・JR直通線の開業に伴い、2019年11月30日(土)から新ダイヤで運行します。

 引用資料 相模鉄道(PDF:2019/07/16)
 11月30日(土) 相鉄線は新ダイヤでの運行を開始


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相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」

 「相模鉄道」は、相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」を2019年4月20日に導入しました。相鉄・東急直通線用の車両として2018年2月11日に営業運転を開始した「20000系」に続く新型車両です。

 引用資料 相模鉄道(PDF:2018/10/03)
 相鉄・JR直通線用新型車両 「12000系」を来年春に導入 前方監視カメラと車内防犯カメラを初めて採用

 相鉄・JR直通線用新型車両「12000系」は、1編成(10両編成)×6編成=60両が導入され、2019年春に1編成、2019年度末までには残る5編成が導入予定です。


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相鉄・JR直通線用新型車両 「E233系電車(7000番台)」

 JR東日本の「E233系電車」は、2006年12月26日の中央快速線を皮切りに、京浜東北線や常磐線各駅停車、東海道線、京葉線、東北本線などに大量投入されてきました。2013年6月30日には「埼京線」でも営業運転が開始されました。

 「E233系電車(7000番台)」 は、埼京線、川越線、東京臨海高速鉄道りんかい線向け車両ですが、相鉄・JR直通線用新型車両も「E233系電車(7000番台)」になる予定です。

 JR通勤型の「E233系電車」が「特急」として走行する可能性が高くなりました。通常、JR東日本であれば特急列車は有料かつ専用の特急型車両が充当される中で、通勤型車両が特急として走行する例はありません。鉄ちゃんや鉄子さんの間では、JR通勤型が「特急」の表示を掲出するシーンを期待して待っています。


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西谷駅(にしやえき)
 写真は、相鉄本線と相鉄・JR直通線が分岐・合流するするジャンクションとなる「西谷駅(にしやえき)」です。現在は「各駅停車」のみが停車ですが、「特急」と「快速」を新たに停車させ、乗り換えの利便性向上を図ります。大規模な改修工事が行われており一大拠点駅に変貌します。



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2019年7月18日 (木)

仙台市 せんだい都心再構築プロジェクトを始動 容積率最大1600%まで大幅緩和! 規制オンパレードの神戸市は本当にこのままでいいのか?

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-せんだい都心再構築プロジェクト-

 「仙台市」では、復興需要の縮小に伴います地域経済への影響や、また都心における建築物の老朽化といった問題が顕在化していて、経済活動や交流の中心的な舞台となる都心の機能強化が大きな課題となっています。

 こうしたことから、2030年度までをプロジェクトの期間として「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げることとし、全体のコンセプトと、それからまた緊急性の高い取り組みを第1弾の施策として取りまとめました。

 仙台市 公式ホームページ(2019/07/16)
 「せんだい都心再構築プロジェクトを始動します」

 河北新報(2019/07/17)
 <仙台市>都心再構築に100億円 ビル建て替えなど助成

 仙台市は、約79万㎡の「都市再生緊急整備地域」に整備すれば、2019年10月から建物の容積率を最大2倍まで緩和し、建て替えの誘導を図ります。JR仙台駅前のビルが要件を満たせば、800%%の指定容積率が1600%まで大幅に緩和されます。

 今回の仙台市の施策は、福岡市の「天神ビッグバン」や「博多コネクテッド」の成功が大きく影響を与えていると思います。どこの都市も生き残りに必死です。


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神戸市の都心部は規制のオンパレード

 方や神戸市の都心部は、規制緩和の逆を行く規制強化のオンパレードです。すでに施行されているものやこれから施行されるであろうものも含めるとこれでどうやって都市再生するのか? デベロッパーの投資意欲を削ぐものばかりです。

神戸市の都心部の主な規制
(1) 神戸市中心部でタワーマンションなど大規模住宅の建築を規制
(2) しおさい公園を基準として六甲山を遮らないという規制
(3) ヴィーナステラスを眺望点とした規制
(4) 高さ60m以上の建物物は、高さ60m以上の部分は、東西幅を40m以内とする規制


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三宮周辺にこんなカッコイイビルは建てられない

 写真は、高さ約200mの「中之島フェスティバルタワー ウエスト」ですが、外観はかなりカッコイイです。しかし、三宮周辺ではこのような超高層ビルは特例措置はありますが、基本的には建てられません。

 まず、「しおさい公園を基準として六甲山を遮らないという規制」に高さで引っかかります。それに「高さ60m以上の建物物は、高さ60m以上の部分は、東西幅を40m以内とする規制」に東西の幅で引っかかります。

 「中之島フェスティバルタワー」は、超高層ツインタワーです。スマートに見えても61m×61mの幅があります。最近のオフィスは、1フロア当たりの面積が広い無柱大空間が求められています。 神戸市の規制は時代に完全に逆行しています。

 私は神戸市民ではありませんが、兵庫県民です。だから神戸市は地元とも言えます。1970年代・1980年代の神戸市は本当に輝いていました。あの頃の神戸市に戻って欲しいです!



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2019年7月 2日 (火)

神戸市議会がタワーマンション規制条例案可決 神戸市は、これから神戸市民152万人をどうやって養っていくのか具体的に指針を示してほしい!

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-神戸市議会がタワーマンション規制条例案可決-

 予想通り、神戸市議会は7月1日に、神戸市中心部でタワーマンションなど大規模住宅の建築を規制する条例改正案を賛成多数で可決しました。ニュースを伝えるYahoo!のコメント欄を見ても圧倒的に賛成意見が多いです。

 景観に優しい、環境に優しい案には正面切って反対しにくいです。私のような規制反対派の意見は通りにくいです。でも私は、神戸市の将来を憂いて今まで反対してきました。

 よく政策は「アメとムチ」といいますが、しおさい公園を基準として六甲山を遮らないという規制、ヴィーナステラスを眺望点とした規制など、「ムチ」ばかりで、規制のオンパレードです。今でも神戸市に投資するデベロッパーは非常に少ないでが、今後は神戸市に投資する大手のデベロッパーはほぼ皆無になるでしょう。

●  神戸市民152万人をどうやって養っていくのか?
 2019年7月1日の終値時点で、時価総額が1兆円を超えているのは、兵庫県では「シスメックス(1,526,381百万円)」の1社しかありません。方や京都府は「任天堂(5,273,343百万円)、日本電産(4,545,178百万円)、村田製作所(3,433,137百万円)、京セラ(2,703,749百万円)、オムロン(1,243,097百万円)」の5社もあります。神戸市は、学術やインバウンドで京都市に完敗していますが、京都企業の急成長で経済でも完敗しています。

 神戸市には「神戸医療産業都市があるではないか!」と言われそうです。当初は日本国内で「神戸医療産業都市」が圧倒的にリードしていましたが、今は川崎市の「羽田空港」の多摩川対岸「川崎区殿町地区」に開発を進める「キング スカイフロント」に完全に抜かれています。

 関西でも「国立循環器病研究センター」を中心とした「北大阪健康医療都市」に機能が集積しようとしています。iPS細胞研究に関しては、「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が圧倒的にリードしています。「神戸医療産業都市」は、大企業の進出が無いので、神戸市の外郭団体が建物を建てている状態で、かつての勢いはありません。

 この状態で、「中心部への人口集中に歯止めをかけ、ビジネスや商業、観光といった機能を活性化させる。」と言いますが、「アメ」の政策も無しに、何を根拠に言っているのか具体的に示してほしいです。現時点では全くの絵空事です。危機感ゼロで、頭に花が咲いているようにしか見えません・・・

 投資が進まない都市は衰退するだけです。神戸市は神戸市民152万人をこれからどうやって食べさせていくのでしょうか? 神戸市民だけではありません。兵庫県の牽引役の県都がこんな状態では、私を含め兵庫県民547万人は将来が不安です。


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殿町国際戦略拠点キング スカイフロント
 
「羽田空港」の多摩川対岸「川崎区殿町地区」に川崎市が開発を進める「キング スカイフロント」は、世界的な成長が見込まれる健康・医療・福祉、環境分野を中心に、世界最高水準の研究開発から新産業創出を目指す地域です。既に70近い企業や国立研究機関、大学などが進出および進出を表明しています。

 引用資料 公式ホームページ
 殿町国際戦略拠点キング スカイフロント 


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「キング スカイフロント」 です。 既に70近い企業や国立研究機関、大学などが進出および進出を表明しています。 


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北大阪健康医療都市 愛称:健都(けんと)
 旧国鉄吹田操車場跡地は、新たな都市拠点へ土地利用の転換を図るため、都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備を土地区画整理事業により進めています。中心施設となる「国立循環器病研究センター」は、2019年7月1日に移転して開院しました。

 産経新聞(2019/07/01)
 病院と研究棟が直結 新・国立循環器病研究センターにコニカミノルタ、帝人など入居

 施設の最大の特徴は、企業などとの共同研究拠点「オープンイノベーションセンター(OIC)」の新設です。すでに帝人やコニカミノルタ、東和薬品など13社と1大学の入居が決定しています。企業の知見を生かしながら、治療薬や医療機器の開発、さらには予防や介護のための新サービス創出を目指します。


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京都大学・iPS細胞研究所
 山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。

 「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が2010年4月に設立されてから9年が過ぎました。約150人の研究者や研究支援者が集まってスタートした研究所ですが、規模をどんどん拡大して、iPS細胞研究において世界をリードしています。



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2019年6月17日 (月)

阪急電鉄 神戸三宮駅 全ホーム(1番・2番・3番・4番)に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置!

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-阪急電鉄神戸三宮駅の可動式ホーム柵-

 「阪急電鉄」では、駅ホームからの転落事故等を防止する対策として、「神戸三宮駅」の全ホームに「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置します。可動式ホーム柵は、2018年度に設置した十三駅(宝塚本線・宝塚方面ゆき、宝塚本線・梅田方面ゆき、京都本線・河原町方面ゆき)の各ホームに続いて設置するもので、2021年春頃までに完成する予定です。

 引用資料 阪急電鉄(PDF:2019/05/31)
 神戸三宮駅における可動式ホーム柵の設置について


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設置箇所は、神戸本線の神戸三宮駅全ホーム(1番・2番・3番・4番ホーム)です。


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「設置イメージ」です。可動式ホーム柵は、「腰高式、一部透過型」となります。「設置イメージ」を見る限り「十三駅」と同じタイプのようです。


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阪急電鉄十三駅の可動式ホーム柵
 
「阪急電鉄」は、「十三駅」の3号線・4号線・5号線の各ホームに「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置しました。「阪急電鉄」の子会社で、先に使用開始した「北大阪急行電鉄」と同じ「京三製作所」の製造です。


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北大阪急行緑地公園駅の可動式ホーム柵
 
「阪急電鉄」の子会社の「北大阪急行電鉄」は、「千里中央駅、桃山台駅、緑地公園駅」の3駅に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置しました。「京三製作所」の製造です。



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2019年6月15日 (土)

JR西日本 三宮ターミナルビル撤去他工事 2019/06/12 2基目の解体用のタワークレーンを設置!

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-三宮ターミナルビル撤去他工事-
 
「三宮ターミナルビル」は、神戸ポートアイランド博覧会に合わせて1981年3月に開業しました。1990年代後半からは、各政令指定都市のJR拠点駅の駅ビルは次々と巨大な駅ビルに建て替えられていきました。

 しかし、神戸市は「動かざること山の如し」を通り越して全く動きませんでした。その間に再開発を進める他都市に大幅な後れを取りました。1981年から三ノ宮駅前の風景はほとんど変わっていません。かつては都市開発の先頭を走っていた神戸市ですが、今は他都市よりも2周~5周の周回遅れ状態です。

 「三宮ターミナルビル」は、超高層複合ビルに建て替えるために2018年3月末に閉館しました。現在は解体工事が本格的に行われています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。

● 神戸市のタワーマンション規制
 「神戸市」は、新たに三宮の中心部での住宅建設を禁止した上、その周辺の新神戸や元町、JR神戸駅近辺でも高層のタワーマンション建設を規制する方針を固めました。

 10年以上前の2008年9月18日 (木)にこのブログに「神戸市はなぜ超高層ビルの高さ制限をするの(涙)・・・ そんなに超高層ビルは悪者?」を書きました。

 それ以来、何度もこのブログに、いろいろな規制は神戸市の衰退につながると書きましたが、神戸市に私の想いは届きませんでした。正直もう疲れました。大好きな彼女がどんどん変節していって、もうついていけなくなったような感覚です。

 小学校の時に習った「ポートアイランド」の建設以来、私のは日本の都市で「神戸市」が一番好きでした。それは2010年頃まで続きました。しかし、私の中で神戸市への関心は急速に薄れつつあります。
 私は、神戸市民ではありませんが、兵庫県民なので地元とも言えます。地元の私がこんな状態ですがら、多くのデベロッパーの神戸市への関心は「推して知るべし」です・・・


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 南西側から見た様子です。解体用の「タワークレーン」が2基になりました。


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「足場」がどんどん組まれています。解体工事の工事名は「三宮ターミナルビル撤去他工事」、解体工事はJR西日本グループの「大鉄工業」が行っています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。これは地上躯体の解体のみの工期だと思われます。


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少し角度を変えて見た様子です。


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南側の壁面に大きな「開口部」が設けられました。


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南東側から見た様子です。東隣のポートライナーの「三宮駅」です。「ポートライナー」は、輸送力を増強するために、編成車両を現在の6両から8両に増やす構想があります。北西側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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北側(JR線側)にも、「足場+防音壁」がどんどん組まれています。



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神戸の中心地・三宮の新たなランドマーク 神戸阪急ビル東館 建替計画 2019年6月12日の建設状況

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-神戸阪急ビル東館 建替計画-
 阪急電鉄では、2021年春の竣工を目指して、地上29階、地下3階、高さ約120mの「神戸阪急ビル東館 建替計画」を進めています。既存建物等の解体工事が完了し、2017年7月3日より新築工事に着手しました。

 引用資料 阪急電鉄(PDF:2017/07/03)
 神戸の中心地・三宮に相応しいランドマークを目指して 神戸阪急ビル東館の新築工事に着手します

 新しいビルは、ホテル、オフィス、商業施設等から構成され、このうちホテルは、阪急阪神ホテルズが展開している宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居する予定です。

 最上階となる29階に展望フロアを整備し、みなと街神戸の景観を楽しめるようにするとともに、オフィスフロアの最上階(15階)には神戸市が検討している産学交流拠点を誘致する考えです。

神戸阪急ビル東館 建替計画の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町四丁目2番1号
◆ 階数-地上29階、地下3階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約7,100㎡(駅高架下範囲等を含む)
◆ 延床面積-約28,850㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等
◆ 建築主-阪急電鉄
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年07月03日
◆ 竣工-2021年春予定


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(段階1) 東側部分の新築工事(2017年7月~2018年秋頃)


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(段階2) 西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事(2018年秋頃~2021年春)


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北東側から見た様子です。


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東側から見た地上躯体です。


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北側から見た地上躯体です。


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「(段階1) 東側部分の新築工事」の上に、「安定液プラント」が設置されました。敷地に余裕が無いので苦肉の策ですが、よく思いついたな!と感心します。


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「段階2」の西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事は、2018年秋頃~2021年春の予定です。


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「アースドリル掘削機」が登場しました。隙間から「拡底バケット」も見えました。「地中障害物」の撤去が終わって次の段階に移行しています。この現場は、上から定点観測する場所がありません。

 そのため、「直接基礎」なのか? 「杭基礎」なのか? 分かりません。神戸市は、大阪市と違って「直接基礎」の現場が非常に多いです。 また、「順打ち工法」なのか? 「逆打ち工法」なのか? も分かりません。ただ、「(段階1) 東側部分の新築工事」の時には、「逆打ち工法 」のように見えました。

アースドリル掘削機の用途
(1) 直接基礎で順打ち工法の場合-アースドリル掘削機は使用しないので、この現場には当てはまりません。
(2) 直接基礎で逆打ち工法の場合-アースドリル掘削機を「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むために使用します(東京都心の超高層オフィスビルでは一般的)。
(3) 杭基礎で順打ち工法の場合-アースドリル掘削機で、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築します。
(4) 杭基礎で逆打ち工法の場合-アースドリル掘削機で、「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築+「構真柱」の建込みを行います(大阪市内の超高層オフィスビルでは一般的)。


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「クローラークレーン」です。


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西側から見た様子です。



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2019年6月14日 (金)

阪神電気鉄道 神戸三宮駅 1番線ホームと3番線ホームに「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置 「大開口(二重引き戸)型」を採用!

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-神戸三宮駅-

 「阪神電気鉄道」は、駅ホームからの転落事故等を防止する対策として、神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置します。2021年春頃までの完成に向けて工事を進めていきます。

 引用資料 阪神電気鉄道(2019/06/11)
 神戸三宮駅1番線と3番線における可動式ホーム柵の設置について

 可動式ホーム柵(ホームドア)は、「大開口(二重引き戸)型」を採用します。ただし、一部の範囲は従来(一重引き戸)型も設置します。可動扉部は一部透過型となります。

 「2番線ホーム」は、阪神の車両と近鉄の車両が停車し、各々の扉位置が一定ではなく現時点では可動式ホーム柵の設置が技術的に困難であるため、今後も設置に向けた検討を継続していきます。


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「設置計画図」です。「1番線ホーム(梅田方面ゆき)」と「3番線ホーム(元町方面ゆき)」に設置されます。


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「阪神電気鉄道」の「神戸三宮駅」です。


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可動式ホーム柵(ホームドア)が設置される「1番線ホーム(梅田方面ゆき)」です。


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可動式ホーム柵(ホームドア)が設置される「3番線ホーム(元町方面ゆき)」です。

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折り返し専用(主に難波・奈良方面)の2番線ホームです。


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「2番線ホーム」は、阪神の車両と近鉄の車両が停車し、各々の扉位置が一定ではなく現時点では可動式ホーム柵の設置が技術的に困難であるため、今後も設置に向けた検討を継続していきます。



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2019年5月30日 (木)

近代洋風建築「ファミリアホール」の跡地 地上33階、高さ約117mの「ザ・パークハウス 神戸タワー」 2019年5月22日の建設状況

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ザ・パークハウス 神戸タワー
 
神戸の近代洋風建築「ファミリアホール(旧三菱銀行神戸支店)」の外観を保存、復元するための解体作業が行われました。

 「ファミリアホール」は、1900(明治33)年に建てられ、ルネサンス様式の石造りの外観などが特徴です。子ども服メーカーの「ファミリア」が1977年に取得しました。
 老朽化によりファミリアは本社を移転しており、「ファミリアホール」や隣接する「ファミリア旧本社屋」などが建つ敷地面積3,051.00㎡を「三菱地所レジデンス」など4社に売却しています。

 跡地には、地上33階、塔屋2階、地下1階、高さ116.95m、総戸数352戸の超高層タワーマンションが建設されます。マンション建設の際には、石積みを解体、組み直して外壁を復元する計画です。正式名称は「ザ・パークハウス 神戸タワー」です。

 引用資料 公式ホームページ
 ザ・パークハウス 神戸タワー

ザ・パークハウス 神戸タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)神戸市中央区相生町1丁目計画
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区相生町一丁目1番1号(地番)
◆ 交通-JR東海道本線「神戸」駅より徒歩5分、神戸高速線東西線「西元町」駅より徒歩2分、神戸高速線東西線「高速神戸」駅より徒歩6分、市営海岸線「みなと元町」駅より徒歩6分、市営海岸線「ハーバーランド」駅より徒歩6分、神戸高速線東西線「花隈」駅より徒歩7分、市営西神・山手線「大倉山」駅より徒歩9分
◆ 階数-地上33階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-116.95m
◆ 敷地面積-3,051.00㎡(売買対象面積)
◆ 建築面積-1,594.29㎡
◆ 延床面積-39.520.55㎡(容積対象面積27,426.74㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-連結制振デュアル・フレーム・システム(建物の心柱のフリーウォールと外側の住棟部をダンパーで連結) 
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆ 総戸数-352戸
◆ 建築主-三菱地所レジデンス、JR西日本不動産開発、三菱倉庫、安田不動産
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年04月01日
◆ 竣工-2019年11月下旬予定
◆ 入居開始-2020年02月下旬予定


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低層部は、「ファミリアホール」の石積みを解体、組み直して外壁を復元する計画です。


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東側から見た様子です。地震対策として、大林組独自の「デュアル・フレーム・システム(DFS)」を採用します。建物の中央に剛強な心棒を構築し、その外周に柱と梁による柔構造の建物を配置、この2つの建物を「制振装置(オイルダンパー)」で連結させる超高層制振構造です。


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低層部に「ファミリアホール」の外壁を復元する工事が行われています。


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北側から見た様子です。


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北側から見た下層階の様子です。


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南側から見た様子です。


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南側から見た下層階の様子です。


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すでに最上階の地上33階に到達しています。



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2019年5月26日 (日)

神戸の中心地・三宮の新たなランドマーク 神戸阪急ビル東館 建替計画 2019年5月22日の建設状況

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-神戸阪急ビル東館 建替計画-
 阪急電鉄では、2021年春の竣工を目指して、地上29階、地下3階、高さ約120mの「神戸阪急ビル東館 建替計画」を進めています。既存建物等の解体工事が完了し、2017年7月3日より新築工事に着手しました。

 引用資料 阪急電鉄(PDF:2017/07/03)
 神戸の中心地・三宮に相応しいランドマークを目指して 神戸阪急ビル東館の新築工事に着手します

 新しいビルは、ホテル、オフィス、商業施設等から構成され、このうちホテルは、阪急阪神ホテルズが展開している宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居する予定です。

 最上階となる29階に展望フロアを整備し、みなと街神戸の景観を楽しめるようにするとともに、オフィスフロアの最上階(15階)には神戸市が検討している産学交流拠点を誘致する考えです。

神戸阪急ビル東館 建替計画の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町四丁目2番1号
◆ 階数-地上29階、地下3階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約7,100㎡(駅高架下範囲等を含む)
◆ 延床面積-約28,850㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等
◆ 建築主-阪急電鉄
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年07月03日
◆ 竣工-2021年春予定


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(段階1) 東側部分の新築工事(2017年7月~2018年秋頃)


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(段階2) 西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事(2018年秋頃~2021年春)


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北東側から見た様子です。


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東側から見た地上躯体です。


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西側から見た地上躯体です。


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「段階2」の西側部分の解体工事・新築工事及び高層部工事は、2018年秋頃~2021年春の予定です。西側部分の解体工事は終わっています。

 ゲートから2人が内部を覗いていますが、かなり行動が怪しいですね(笑)。ちなみに、私も同じことを頻繁にやっているので、通行人からかなり怪しい人と思われていると思います。ビルヲタあるあるでしょうか?(笑)


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「三点式パイルドライバ」です。「地中障害物」の撤去を行っています。


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阪急の高架橋の側面です。


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西側の既存建物の壁面までが、「神戸阪急ビル東館 建替計画」の 範囲です。


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西側から見た様子です。



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2019年5月24日 (金)

JR西日本 三宮ターミナルビル撤去他工事 2019/05/22 解体用のタワークレーンを設置!

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-三宮ターミナルビル撤去他工事-
 
「三宮ターミナルビル」は、神戸ポートアイランド博覧会に合わせて1981年3月に開業しました。1990年代後半からは、各政令指定都市のJR拠点駅の駅ビルは次々と巨大な駅ビルに建て替えられていきました。

 しかし、神戸市は「動かざること山の如し」を通り越して全く動きませんでした。その間に再開発を進める他都市に大幅な後れを取りました。1981年から三ノ宮駅前の風景はほとんど変わっていません。かつては都市開発の先頭を走っていた神戸市ですが、今は他都市よりも2周~5周の周回遅れ状態です。

 「三宮ターミナルビル」は、超高層複合ビルに建て替えるために2018年3月末に閉館しました。現在は解体工事が本格的に行われています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。


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本格的に解体工事が行われている「三宮ターミナルビル」です。この状況下でも新駅ビルの完成予想図はおろか概要も公開されていません。JRの駅ビルでこんな事は聞いたことがありません。これが今の神戸市の置かれた極めて異常な都市開発の状況を如実に物語っています。


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「足場」がどんどん組まれています。解体工事の工事名は「三宮ターミナルビル撤去他工事」、解体工事はJR西日本グループの「大鉄工業」が行っています。「労災保険関係成立票」によると解体工事の工期は、2018年9月25日~2010年5月31日(予定)です。これは地上躯体の解体のみの工期だと思われます。

● 本体工事は逆打ち工法を採用?
 駅ビルは、解体工事や新築工事によって隣接する鉄道の「軌道」が、浮き上がったり、沈み込んだりすることは絶対に許されません。そのため駅ビルの建設は地盤への影響が少ない「逆打ち工法」を採用する事が多いです。大阪駅の「ノースゲートビルディング」、 建設中の横浜駅の「JR横浜タワー」も「逆打ち工法」で行われています。

 「逆打ち工法」では、既存建物の地下躯体の解体は、新築ビルの地下階の構築時に行うのが一般的なので、「三宮ターミナルビル」も地下階の解体は行わずに、地下階は埋め戻されると思われます。


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東隣のポートライナーの「三宮駅」です。「ポートライナー」は、輸送力を増強するために、編成車両を現在の6両から8両に増やす構想があります。


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駅前広場です。


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南側から見た様子です。


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解体用の「タワークレーン」です。


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タワークレーンの「ベース架台」は、ビルを貫通して1階床に設置されています。


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南西側から引いて見た様子です。



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