-神戸三宮雲井通5丁目地区-
「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。
「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。
「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。
引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について
● 2023年9月7日(木)に起工式を挙行!
「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2022年6月より、従前建物の解体工事を進めていましたが、2023年9月より再開発ビル建設工事に本格着工、事業関係者においては、2023年9月7日に「起工式」を執り行いました。
引用資料 神戸市・公式HP(2023/09/01)
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業再開発ビル建設工事の本格着工及び起工式の開催
神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m(最高部約165mの可能性あり)
◆ 敷地面積-約8,228㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,636㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,422㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年09月07日(起工式)
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円
「雲井通5丁目再開発ビルの構成」です。
● アシックスが本社を2028年1月に移転!
スポーツ用品国内最大手のアシックスは、ポートアイランドにある「アシックス本社(兵庫県神戸市中央区)」をはじめ、「アシックスジャパン本社(東京都江東区)」、「アシックスジャパン関西オフィス(兵庫県尼崎市)」を移転することになりました。
「アシックス本社」は、2027年12月に完成予定の三宮再整備事業の中核となる「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の中層階に入居します。本社移転で「イノベーション創出を活性化する」とし、創業の地である神戸の中心部からさらなる発展を目指します。
アシックス(2024/08/27)
イノベーションの創出をより活性化するため国内各オフィスを移転
「アシックス本社」は、「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の11階半フロア~14階に入居します。現在の本社で勤務している開発や営業部門の約650人が移る見込みです。
アシックス
「アシックス」は拠点を神戸市に置いています。本社が「ポートアイランド(神戸市中央区港島中町七丁目1番1)、スポーツ工学研究所が「西神ニュータウン(神戸市西区高塚台六丁目2番1)」にあります。
「スポーツシューズ」の世界は圧倒的にアメリカとドイツが強いです。絶対的な王者の「ナイキ(アメリカ)」、次が「アディダス(ドイツ)」です。それに「スケッチャーズ(アメリカ)」、大谷翔平選手でおなじみの「ニューバランス(アメリカ)」、「プーマ(ドイツ)」などが続きます。
日本の「アシックス」や「ミズノ」は、アメリカとドイツのメーカーが強すぎて世界では存在感を発揮出来ていませんでした。しかし、少しずつ変わりつつあります。「アシックス」が世界でのブランド力が増してきています。カジュアルなスニーカーやファッションブランド「オニツカタイガー」の販売が世界で好調に推移しています。
● アシックスの2024年12月連結決算
「アシックス」は、2024年12月連結決算の予想を上方修正しています。修正後の業績予想は、売上高が前期比11.9%増の6,600億円(修正前5,900億円)、営業利益が前期比63.8%増の950億円(修正前580億円)、純利益が前期比61.1%増の580億円(修正前360億円)。いずれの項目も過去最高となる見通しです。
アシックスの連結決算(売上高/営業利益)
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2000年03月 133,727百万円 4,031百万円
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2001年03月 126,445百万円 3,092百万円
2002年03月 128,900百万円 3,483百万円
2003年03月 135,639百万円 5,387百万円
2004年03月 140,497百万円 7,409百万円
2005年03月 146,678百万円 9,895百万円
2006年03月 171,036百万円 16,444百万円
2007年03月 194,515百万円 20,248百万円
2008年03月 226,174百万円 23,394百万円
2009年03月 241,944百万円 22,628百万円
2010年03月 224,395百万円 17,582百万円
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2011年03月 235,349百万円 21,573百万円
2012年03月 247,792百万円 19,628百万円
2013年03月 260,198百万円 18,663百万円
2014年03月 329,464百万円 26,516百万円
2014年12月 354,051百万円 30,466百万円(9ヶ月決算)
2015年12月 428,496百万円 27,448百万円
2016年12月 399,107百万円 25,472百万円
2017年12月 400,157百万円 19,571百万円
2018年12月 386,662百万円 10,515百万円
2019年12月 378,050百万円 10,634百万円
2020年12月 328,784百万円 △3,953百万円
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2021年12月 404,082百万円 21,945百万円
2022年12月 484,601百万円 34,002百万円
2023年12月 570,463百万円 54,215百万円
2024年12月予想
2024年12月 660,000百万円 95,000百万円(会)
2024年12月 662,500百万円 95,642百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年8月28日時点の数値です。
「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の2024年8月10日の建設状況です。
敷地北側です。
少し角度を変えた様子です。
北端です。掘削してかなり深くなっています。
「山留め壁」です。「アースアンカー」で山留め壁を支えています。
「油圧ショベル」で掘削して「ダンプトラック」に積み込んでいます。この日の作業では「掘削土」を敷地外に搬出しないで敷地南西側を埋め戻していました。
この円筒形の管は「ディープウエル」です。ウエル内に流入する地下水を水中ポンプで排水することにより周辺地盤の地下水位を低下させます。
南側を見た様子です。
「乗入れ構台」の上で「ラフテレーンクレーン」が稼働しています。
敷地南側です。
敷地南東側では、まだ地下躯体を解体しています。
敷地南西側では、敷地北側で発生した「掘削土」で埋め戻しをしていました。