阪神甲子園球場 銀傘をアルプススタンドまで拡張 新たに地上6階の建物を建設 5階に「観覧エリア」、6階に「個室観覧エリア」も!
-阪神甲子園球場-
「阪神電気鉄道」が運営する「阪神甲子園球場」では、2023年7月に「銀傘拡張構想」を発表し、その実現に向けて検討を重ねてきました。この度、「銀傘(内野の一部座席を覆う屋根)」をアルプススタンドまで拡張する計画の内容が固まりました。
引用資料 阪神電気鉄道(PDF:2024/08/02)
阪神甲子園球場は銀傘をアルプススタンドまで拡張します ~高校野球文化の継承を図り、野球の聖地としてその歴史を紡いでいきます~
今回の計画は、グラウンドでプレーする選手と一体となってアルプススタンドで熱戦を繰り広げる学校応援団の観戦環境を改善することにより、友情、連帯そしてフェアプレーの精神を旨とする高校野球の聖地として、阪神甲子園球場が進化を続けることで、高校野球文化の継承を図るものです。
「阪神甲子園球場」は1924年に開業、2024年8月1日には開場100周年を迎えました。野球の聖地としてその歴史を紡いでいくため、「歴史と伝統の継承」を基本にしながら、太陽光パネルの設置や外壁におけるリサイクル素材の活用等、銀傘拡張においても「サステナビリティ」の観点から環境負荷の低減に取り組みます。
着工は今年のシーズンオフとなる2024年11月で、2028年3月に竣工予定です。野球のシーズン中は工期から外し、11月から3月にかけて段階的に4年計画で工事を行います。総工費は150億円です。
工事概要
◆ 銀傘-<拡張面積>約3,328㎡(既存内野銀傘約8,184㎡、合計約11,512㎡)、<材質>ガルバリウム鋼板(内野同様)
◆ 建屋-<構造>鉄骨造、<階数>地上6階(高さ30.6m、銀傘を含む)
<1階> ピロティ(通路)
<2階> 配管等の設備スペース
<3階> 飲食売店、グッズショップ、コンコース
<4階> 厨房や事務所等バックオフィス
<5階> 観覧エリア(詳細未定)
<6階> 個室観覧エリア(詳細未定)
◆ 工事費-約150億円
◆ 施工者-大林組
「工程(予定)」です。工期は2024年11月~2028年3月(予定)です。野球のシーズン中は工期から外し、11月から3月にかけて段階的に4年計画で工事を行います。
正直、こんなに規模が大きいとは予想していなかったのでビッグサプライズです。
5階に「観覧エリア(詳細未定)」、「6階」に「個室観覧エリア(詳細未定)」が設けられます。これもビッグサプライズです。
● 減少する甲子園球場の座席数(現在は約42,600席)
私が関西に来た1980年代の甲子園では巨人戦の観衆が約58,000人というケースもありました。2007年から3年かけて実施した大規模リニューアル工事では快適性や安全性なども踏まえて、座席の幅を広げるなどしたことから約48,000人となりました。
さらに2020年以降、女性や若い世代、ファミリー層がより快適に観戦できるように、アルプス席の1人分の幅を約40cmから約60cmへ拡張したため、現在の満員は約42,600人となっています。ちなみに2024年7月30日~8月1日までの3日間のみアルプス席の幅を約40cm戻しましたが、満員で約47,000人となっていました。
快適性をアップするためには座席の減少はしかたがないです。それを補うには「観覧エリア」を広くするしかありません。5階の「観覧エリア(詳細未定)」、「6階」の「個室観覧エリア(詳細未定)」の座席数は発表されていませんが、楽しみですね!
「完成イメージ」です。
2024年8月1日の「阪神甲子園球場」です。
セレモニーイベント「阪神甲子園球場100周年記念式典「「KOSHIEN CLASSIC~1924.8.1-2024.8.1~」が、阪神-巨人戦試合開始前に行われました。
「阪神甲子園球場100周年記念」のロゴです。
熱烈な虎党で知られる俳優の「渡辺謙」がナビゲーターを担当しました。
「ランディ・バース」をはじめたくさんの豪華ゲストが来ていました。
チアリーディングの「TigersGirls」です。北海道日本ハムファイターズの「ファイターズガール」や横浜DeNAベイスターズの「diana(ディアーナ)」のように人気チアになって欲しいですね。
「阪神タイガースオリジナルペンライト」で、まるで「乃木坂」のライブみたいです(笑)。
試合終了です。
「阪神9-巨人2」で阪神タイガースが勝ちました!
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