近鉄の「快速急行」8両編成に対応 阪神本線「武庫川駅」のホームを西側へ約40m延伸する工事 2019年11月26日の状況
-武庫川駅のホームの延伸工事-
西宮市の阪神本線「武庫川駅(むこがわえき)」の西側(神戸三宮駅方面)では、2019年6月頃から「武庫川線」や「西改札口」への連絡通路を改造してホームを西側へ約40m延伸する工事が行われています。完成するとホーム長は170m程度となり近鉄車両8両編成(約21m×8両=約168m)の停車が可能となります。
● 快速急行停車駅の8両化
阪神本線内は最大6両編成での運転なので、ラッシュ時には最大10両編成で運転されている近鉄の「快速急行」は、尼崎駅で6両編成に切り離され神戸三宮方面へ向かいます。
阪神本線内の「快速急行」の停車駅では、近鉄車両の8両編成が停車可能なようにホームを延伸しています。阪神本線内の「快速急行」の停車駅は、「阪神三宮(対応済)-魚崎(工事中)-芦屋(未対応)-西宮(対応済)-今津(対応済)-甲子園(対応済)-武庫川(工事中)-尼崎(対応済)」です。芦屋駅以外は対応済もしくは工事中です。
「芦屋駅」が対応すればすぐにでも8両編成対応が可能ですが、事は簡単ではありません。「芦屋駅」は6両用編成のホームの両側を「踏切」に挟まれていてホームの延伸が不可能なためです。
「芦屋駅」の連続立体交差化を行うには今からだと20年以上かかります。可能性としては (1)8両編成の「快速急行」は「芦屋駅」を通過駅とする。(2)片方の踏切に2車両を停車させて「ドアカット(一部車両のドアを開けない)」する。
「武庫川駅(むこがわえき)」は、相対式2面2線です。
本線は武庫川にかかる橋梁上にホームが設置されています。
二級河川「武庫川」です。
2019年6月頃から「武庫川線」や「西改札口」への連絡通路を改造してホームを西側へ約40m延伸する工事が行われています。
「上り線」の延伸工事を東側から見た様子です。
床に「ゴムマット」が敷かれています。
「上り線」の延伸工事を西側から見た様子です。
「上り線」の延伸工事を下りホーム西端から見た様子です。近鉄の車両は長く1両約21mもあります。約21m×8両=約168mで、ホームの長さは約170m必要です。
「下り線」の延伸工事を東側から見た様子です。
床に「ゴムマット」が敷かれています。
「下り線」の延伸工事を西側から見た様子です。
「下り線」の延伸工事を上りホーム西端から見た様子です。近鉄の車両は長く1両約21mもあります。約21m×8両=約168mで、ホームの長さは約170m必要です。
武庫川線
すっかり忘れられた存在ですが、「武庫川駅」には「武庫川線ホーム」が西改札口側の地上にあります。
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