59 兵庫県・その他

2023年2月24日 (金)

芦屋市 潮芦屋用地の事業予定者の決定 Jゾーン用地は「マルハチ」、GⅢゾーン用地は「積水ハウス」をそれぞれ選定!

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-潮芦屋Jゾーン用地・潮芦屋GⅢゾーン用地-
 
兵庫県企業庁は、潮芦屋の埋立地である潮芦屋のJゾーン用地とGⅢゾーン用地について、にぎわい創出を目的とした事業提案競技(コンペ)を実施しました。

 潮芦屋Jゾーン用地とGⅢゾーン用地において、まちの魅力の向上やにぎわいの一層の創出を図るため、事業提案競技方式による事業者からの提案を募集してきました。事業計画等の審査結果を踏まえ、事業予定者を決定しました。

 Jゾーン用地は「マルハチ」、GⅢゾーン用地は「積水ハウス」をそれぞれ選定しました。マルハチは食品スーパー、飲食店、専門店、医療クリニック、フリースペース(地域開放)等で構成する複合商業施設を、積水ハウスは戸建て住宅を整備します。

 引用資料 兵庫間・公式HP(2023/02/17)
 潮芦屋Jゾーン用地の事業予定者の決定について
 
 引用資料 兵庫間・公式HP(2023/02/17)
 潮芦屋GⅢゾーン用地の事業予定者の決定について


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「潮芦屋Jゾーン用地」と「潮芦屋GⅢゾーン用地」です(Googleマップの衛星写真を引用)。


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潮芦屋Jゾーン用地の「位置図」です。


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潮芦屋GⅢゾーン用地の「外観イメージパース」です。


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潮芦屋GⅢゾーン用地の「位置図」です。



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2023年2月13日 (月)

加古川市 JR加古川駅周辺まちづくり(案) 「カピル21ビル(加古川ヤマトヤシキなどが入居)」など3棟を建て替え!

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-JR加古川駅周辺まちづくり(案)-

 兵庫県の「加古川市」は2023年2月8日に、JR加古川駅周辺の再整備に向けた方針案を発表しました。駅南の「カピル21ビル、サンライズ加古川ビル、加古川駅前立体駐車場ビル」は、いずれも建て替えます。

 「カピル21ビル」は高層化し、マンションや商業施設として利用するほか、コンサートなどを催す市民会館も移転させます。駅南北のバスターミナルも再編、歩行者が憩える空間を新たに作ります。

 引用資料 加古川市・公式HP(2023/02/08)
 JR加古川駅周辺まちづくり(案)を策定しました

 「カピル21ビル」は1989年、「サンライズ加古川ビル」は1982年、「駐車場ビル」は1987年に建設されました。いずれも加古川市長が社長を務める第三セクター「加古川再開発ビル」が所有・管理していますが、老朽化が進みます。

 「カピル21ビル」には、かつて「加古川そごう」が入っていましたが、現在は「加古川ヤマトヤシキ」や加古川図書館、子育てプラザなどが入っていますが、地下のスーパー「かぴまーと」が2022年11月末に閉店したのをはじめ、店舗の撤退が続いています。「サンライズ加古川ビル」にも空き店舗があり、駅前の好立地を生かし切れていません。

 「カピル21ビル」は建て替え後、中高層部にマンションを設けます。加古川図書館や子育てプラザもリニューアルします。加古川市民会館は大ホール(1,000席程度)、小ホール(300~500席程度)などを整備する計画です。低層部には商業店舗を誘致します。


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「加古川駅南広場からのイメージ」です。


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「商業ゾーンのイメージ」です。


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「位置図」です。「カピル21ビル」には、かつて「加古川そごう」が入っていましたが、現在は「加古川ヤマトヤシキ」などが入っています。


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「現状のカピル21ビルとサンライズビル等の状況」です。



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2022年11月21日 (月)

明石市 兵庫県のがん診療連携拠点病院 兵庫県立がんセンター建替基本計画 基本設計概要を公表!

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-兵庫県立がんセンター建替基本計画-

 「兵庫県立がんセンター」は、1984年5月に明石市の現在地に移転しました。老朽化とともに狭隘化が進行、増改築が困難な状況で、外来診療や患者相談のスペース、外来食堂など患者アメニティ施設等の不足が課題となっており、特に、最先端の薬物療法やがんゲノム医療等を提供する外来スペースと、めまぐるしく進展するがん医療を的確に把握するための研究スペースの確保が急務となっています。

 兵庫県内がん医療のリーディングホスピタルとして最先端の高度ながん医療を提供するとともに、がん患者の最後の砦となる専門病院として「兵庫県立がんセンター建替基本計画」が進められています。

 建て替えの予定地は、現病院(明石市北王子町)の北側です。現在は緑地になっています。病床数は現在は400床ですが、在院日数の減少、コロナ禍における入院患者数の減や外来へのシフトといった患者動向等を踏まえ、一般病床をマイナス51床、緩和照射など緩和ケアニーズの高まりを反映し、緩和ケア病床をプラス11床とし、新病院の病床数は360床(400床-51床+11床)とします。

● 基本設計概要を公表!
 兵庫県立がんセンターは最先端のがん医療の提供など、引き続き県内がん医療のリーディングホスピタルとしての役割を果たしていくことになっています。この度「兵庫県立がんセンター建替整備基本計画」に基づき、基本設計概要を公表しました。

 引用資料 兵庫県・公式HP(2022/11/18)
 兵庫県立がんセンター建替整備の基本設計概要

兵庫県立がんセンター建替の概要
◆ 所在地-兵庫県明石市北王子町(現がんセンター北側旧県立明石西公園)
◆ 階数-(病院棟)地上7階、塔屋1階、地下0階、(放射線治療棟)地上3階、地下0階
◆ 高さ-(病院棟)38.5m、(放射線治療棟)24.0m
◆ 敷地面積-約40,186㎡
◆ 延床面積-(病院棟)約38,750㎡、(放射線治療棟)約1,950㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄筋コンクリート造、(放射線治療棟)鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造、(放射線治療棟)耐震構造
◆ 用途-病院
◆ 診療科目-23診療科
◆ 病床数-360床(一般病床333床、緩和ケア病床15床、集中治療病床12床)
◆ 建築主-兵庫県
◆ 設計者-(基本・実施設計)山下設計
◆ 着工-2023年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 開院-2026年度予定
◆ 概算事業費-238億円(建設工事費185億円、医療機器整備費45億円、設計監理費8億円)


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「断面図」です。


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「敷地平面図」です。


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「ダブルH型病棟のイメージ」です。


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「整備スケジュール」です。



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2022年11月20日 (日)

地上20階、 延床面積約72,000㎡の「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」 兵庫県から事業計画変更の認可!

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-三田駅南側の市街地再開発事業-
 
兵庫県の「三田駅南側の市街地再開発事業」は、1982年に三田市が約5haをA~Dの4区画に分ける構想を打ち出しました。Aブロックは商業施設「キッピーモール」や駐車場、Bブロックは住居や高齢者施設など、Dブロックはホテルとし、2017年までに整備を終えました。

 「Cブロック」のみが最後まで残されていました。「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR・神戸電鉄三田駅の南に位置していますが、脆弱な都市基盤に老朽化した低層建築物が密集し、かつ空閑地が混在していることから、再開発事業により合理的かつ安全な土地利用を図り、商業、業務、住宅等の複合的な都市機能の立地を誘導することを目的とします。

 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の再開発準備組合は2021年9月下旬に三田市を経由して兵庫県知事に再開発組合設立を申請し、11月15日に認可を受けました。事業主体となる組合の設立総会が12月18日に開かれました。

● 兵庫県から事業計画変更の認可!
 「三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合」が計画する第1種市街地再開発事業が2022年11月10日に、兵庫県から事業計画変更の認可を受けました。着工は2023年度、竣工は2026年度を予定しています。

 引用資料 公式ホームページ
 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
 
 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」は、「コ」の字型に建つマンションは地上20階、総戸数540戸です。北側に併設する商業施設は地上3階、JR三田駅からデッキを通じて直接行き来できる構造になる予定です。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-兵庫県三田市駅前町内
◆ 交通-JR福知山線「三田」駅、神鉄三田線「三田」駅
◆ 階数-(敷地1)地上20階、地下0階、(敷地2)地上3階、地下0階、(敷地3)地上2階、地下0階
◆ 高さ-60.0m(住宅棟)
◆ 敷地面積-(敷地1)約11,650㎡、(敷地2)約1,390㎡、(敷地3)約300㎡
◆ 建築面積-(敷地1)約8,700㎡、(敷地2)約1,020㎡、(敷地3)約75㎡
◆ 延床面積-(敷地1)約68,440㎡、(敷地2)約3,050㎡、(敷地3)約120㎡
◆ 容積対象面積-(敷地1)約49,840㎡、(敷地2)約3,050㎡、(敷地3)約120㎡
◆ 構造-(敷地1)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(敷地2)鉄骨造、(敷地3)鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(敷地1)共同住宅、店舗・業務、駐車場、(敷地2)駐車場、(敷地3)交番
◆ 総戸数-540戸(施設全体)
◆ 建築主-三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合(事業協力者 阪急阪神不動産、旭化成不動産レジデンス)
◆ 建設系事業協力者-熊谷組
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 総事業費-254億円(うち工事費約186億円)


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「完成イメージ」です。


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地区の概況

 「三田駅前地区」は、三田市の玄関口であるJR・神鉄三田駅の南側に位置し、中心商業地として発展してきたことから都市拠点区域に位置づけられています。

 三田市では三田駅前再開発整備構想を定め、三田駅前地区の約5haを「A、B、C、D」の4ブロックに区分し、順次、市街地再開発事業を実施し、すでに「A、B、D」の3ブロックが事業完了しています。


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「位置図」です。



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2022年3月 2日 (水)

新名神高速道路沿い 関西圏最大規模「ESR川西ディストリビューションセンター」開発 敷地面積50.6万㎡、2023年7月着工予定!

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-ESR川西ディストリビューションセンター-

 「ESR」は、兵庫県川西市東畦野、東多田の各一部に敷地面積505,647㎡の土地を購入し、「ESR川西ディストリビューションセンター」を開発することを発表しました。

 引用資料 ESR(PDF:2022/03/01)
 【ESR川西ディストリビューションセンター】開発のお知らせ

 まず1期目として計画地内の敷地面積144,852㎡に物流施設2棟(A・B)の建設を行います。A・B棟ともに地上6階、免震構造のシングルランプ式マルチテナント型で、延床面積は「A棟」が約89,800㎡、「B棟」が約95,700㎡、A・B棟共に2023年7月着工、2024年12月竣工を予定しています。第1期の総投資額は502億円です。2期目は2025年以降に物流施設2棟を建設する予定です。

 「ESR川西ディストリビューションセンター」は川西市北部・舎羅林山の北側、国道173号線沿いに位置し、新名神高速道路「川西IC」より3.8km、国道173号線経由で阪神高速11号池田線を利用して大阪国際空港に11kmと近接しています。

 また、川西ICから新名神高速道路経由で箕面有料道路や新御堂筋を利用することにより、北摂エリアまで10分、大阪中心市街地まで30分以内でのアクセスが可能です。さらに新名神高速道路の全線開通に伴い、神戸や京都など近畿エリアから、広域には西日本エリアまでをカバーする物流拠点として利便性の高い立地となっています。

ESR川西ディストリビューションセンターの概要
◆ 所在地-兵庫県川西市東畦野、東多田の各一部
◆ アクセス-(車)新名神高速道路「川西IC」より3.8km、(電車) 能勢電鉄妙見線 「一の鳥居」駅より200m
◆ 階数-(A棟)地上6階、地下0階、(B棟)地上6階、地下0階
◆ 敷地面積-(全体)505,647㎡、(1期目計)144,852㎡
◆ 延床面積-(A棟)約89,800㎡、(B棟)約95,700㎡
◆ 地震対策-(A棟・B棟)免震構造
◆ 着工-(A棟・B棟)2023年07月予定
◆ 竣工-(A棟・B棟)2024年12月予定
◆ 総投資額-(第1期)502億円


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第1期の完成イメージです。左より「A棟、B棟」です。第1期の総投資額は502億円です。


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第2期の完成イメージです。2025年以降に物流施設2棟を建設する予定です。


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「ESR川西ディストリビューションセンター 所在地」です。



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2022年2月17日 (木)

淡路市夢舞台サスティナブル・パーク 「パソナグループ」を事業予定者に決定 「パソナグループ本社機能オフィス」などを整備!

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-淡路市夢舞台サスティナブル・パーク-
 「淡路市夢舞台サスティナブル・パーク」において、交流人口の創出や地域活力の向上など地域創生に資するため、民間事業者から、この土地の持つ可能性を最大限に引き出す土地利用の提案を募集しました。

 プロポーザル候補者選定審議会の審査結果を踏まえ、「パソナグループ」を事業予定者を決定しました。対象地は淡路市夢舞台1番32、1997番2、1番57の面積約74,350㎡(淡路市分約55,480㎡、企業庁分約18,870㎡)です。2023年8月に着工予定、2025年1月に竣工予定、2025年4月にオープン予定です。

 引用資料 兵庫県・公式HP(2022/02/16)
 淡路市夢舞台サスティナブル・パーク土地利用事業予定者の決定

 周辺集客施設等と連携した淡路島観光産業等の活性化はもとより、2025年大阪・関西万博など大規模国際イベントのサテライトエリアとして、世界市場を巻き込んだ地域経済活性化を目指し、サスティナブルな地球環境と多様な交流人口・定住人口を創出します。

主な整備内容
(1) 交流人口の創出
 ◆ コンドミニアムホテル(計画室数44)-周辺宿泊施設と連携し、中長期滞在者をターゲットに、多様化する観光客のニーズに対応
 ◆ 世界の車窓レストラン-淡路の自然の恵みを主役とした世界各国の料理
 ◆ ECO SL-バイオエネルギーを活用した環境配慮型蒸気機関車

(2) 地域活力の創造
 ◆ パソナグループ本社機能オフィス-社員の移住促進と積極的な地元雇用により全員活躍社会を実現
 ◆ スタートアップオフィス-生産人口の移住・定住促進、ヘルスケア分野を中心としたスタートアップ企業の誘致
 ◆ 多目的イベントホール(計画席数2,600(固定席))-大阪関西万博等を見据えた観光・経済の振興、歴史・芸術文化の発信
 ◆ サスティナブル・ライフセンター-ESG に配慮した環境にやさしいアイテムや日本の伝統工芸品・美術品・食品等の販売

(3) 未来都市空間
 ◆ 自動運転の実証実験誘致-地域社会のための MaaS システムの構築
 ◆ 空飛ぶクルマの実証実験誘致-地域住民のためのレジリエンス機能


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右側が「パソナグループ本社機能オフィス」、左側が「多目的イベントホール(計画席数2,600(固定席))」です。


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「施設配置図」です。


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「 淡路市夢舞台サスティナブル・パーク土地利用事業売却範囲図面」です。


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「淡路市夢舞台サスティナブル・パーク位置図」です。



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2022年2月14日 (月)

「E29中国横断自動車道姫路鳥取線」が全線開通! E29播磨自動車道(播磨新宮IC~宍粟JCT間) 2022年3月12日(土)に開通!

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-播磨自動車道(播磨新宮IC~宍粟JCT間)-
 「中国横断自動車道(ちゅうごくおうだんじどうしゃどう)」は、「姫路鳥取線、岡山米子線、尾道松江線、広島浜田線」からなります。「E29中国横断自動車道姫路鳥取線」は、兵庫県姫路市を起点として鳥取県鳥取市に至る延長約87kmの高速自動車国道です。

 「NEXCO西日本(西日本高速道路)」が建設を進めてきたE29播磨自動車道播磨新宮(はりましんぐう)インターチェンジ(IC)~宍粟(しそう)ジャンクション(JCT)までの間(延長11.5km)が、2022年3月12日(土)に開通します。今回の開通により「E29中国横断自動車道姫路鳥取線」が全線繋がります。

 引用資料 西日本高速道路(2022/02/10)
 E29播磨自動車道(播磨新宮IC~宍粟JCT間)は令和4年3月12日(土曜)に開通します ― E29中国横断自動車道姫路鳥取線が全線開通します ―



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「開通区間の位置図」です。

◆ 道路名-E29播磨自動車道
◆ 区間-播磨新宮IC(兵庫県たつの市新宮町角亀)~宍粟JCT(兵庫県宍粟市山崎町市場)
◆ 開通日時-2022年03月12日(土)15時00分
◆ 延長-11.5km


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播磨自動車道(播磨新宮IC~宍粟JCT)の開通により、鳥取市と姫路市・岡山市との所要時間が短縮されるなど、山陰地方と山陽地方の連携の強化が期待されます。


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「開通前後による所要時間比較」です。


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播磨科学公園都市の活性化
 「大型放射光施設 SPring-8」などが立地している「播磨科学公園都市」は、先端技術・地域技術を活用したものづくり産業・先端医療施設などの集積地を担っており、播磨自動車道は重要なアクセス道路として機能します。



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2021年12月20日 (月)

JR三田駅とデッキを通じて直接行き来できる構造 地上20階、 延床面積約71,000㎡の「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」 

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-三田駅南側の市街地再開発事業-
 
兵庫県の「三田駅南側の市街地再開発事業」は、1982年に三田市が約5haをA~Dの4区画に分ける構想を打ち出しました。Aブロックは商業施設「キッピーモール」や駐車場、Bブロックは住居や高齢者施設など、Dブロックはホテルとし、2017年までに整備を終えました。

 「Cブロック」のみが最後まで残されていました。「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR・神戸電鉄三田駅の南に位置していますが、脆弱な都市基盤に老朽化した低層建築物が密集し、かつ空閑地が混在していることから、再開発事業により合理的かつ安全な土地利用を図り、商業、業務、住宅等の複合的な都市機能の立地を誘導することを目的とします。

● 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の再開発準備組合は2021年9月下旬に三田市を経由して兵庫県知事に再開発組合設立を申請し、11月15日に認可を受けました。事業主体となる組合の設立総会が12月18日に開かれました。

 引用資料 三田市・公式HP
 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業

 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」は、「コ」の字型に建つマンションは地上20階、総戸数540戸です。北側に併設する商業施設は地上3階、JR三田駅からデッキを通じて直接行き来できる構造になる予定です。

 建設の事業協力者は「熊谷組」です。総事業費は約250億円を見込みます、うち約90億円を三田市や兵庫県、国が助成します。2023年度の着工、2026年度の工事完了を目指します。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-兵庫県三田市駅前町内
◆ 交通-JR福知山線「三田」駅、神鉄三田線「三田」駅
◆ 階数-(Ⅰ敷地)地上20階、地下0階、(Ⅱ敷地)地上3階、地下0階
◆ 高さ-60.0m(住宅棟)
◆ 敷地面積-(Ⅰ敷地)約11,950㎡、(Ⅱ敷地)約1,390㎡
◆ 建築面積-(Ⅰ敷地)約8,830㎡、(Ⅱ敷地)約1,040㎡
◆ 延床面積-(Ⅰ敷地)約68,580㎡、(Ⅱ敷地)約2,800㎡
◆ 容積対象面積-(Ⅰ敷地)約50,150㎡、(Ⅱ敷地)約2,800㎡
◆ 構造-(Ⅰ敷地)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(Ⅱ敷地)鉄骨造
◆ 用途-(Ⅰ敷地)共同住宅、店舗・業務、駐車場、(Ⅱ敷地)駐車場
◆ 総戸数-540戸(施設全体)
◆ 建築主-三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合(事業協力者 阪急阪神不動産、旭化成不動産レジデンス)
◆ 建設系事業協力者-熊谷組
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 総事業費-250億円


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変更前のイメージです。一番上の最新イメージはかなりデザインが変更になっています。


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地区の概況

 「三田駅前地区」は、三田市の玄関口であるJR・神鉄三田駅の南側に位置し、中心商業地として発展してきたことから都市拠点区域に位置づけられています。

 三田市では三田駅前再開発整備構想を定め、三田駅前地区の約5haを「A、B、C、D」の4ブロックに区分し、順次、市街地再開発事業を実施し、すでに「A、B、D」の3ブロックが事業完了しています。


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「位置図」です。



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2021年7月16日 (金)

イトーヨーカドー加古川店 「アリオ加古川」に生まれ変わって2021年秋にオープン 新規39店、リニューアル19店、計58店舗の専門店を刷新!

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-アリオ加古川-

 「イトーヨーカ堂」は7月15日に、セブン&アイ・クリエイトリンクとの連携により、「イトーヨーカドー加古川店」の大規模な改装を実施し、2021年秋「アリオ加古川」としてリニューアルオープンすると発表しました。

 引用資料 イトーヨーカドー(PDF:2021/07/15)
 アリオに生まれ変わってオープン!2021年秋『アリオ加古川』誕生新規39店、リニューアル19店、計58店舗の専門店を刷新

 「イトーヨーカドー加古川店」は、多木化学の運営するショッピングセンター「グリーンプラザべふ」に1988年開業しました。営業33年目を迎え、多木化学の協力を得て、2008年以来13年ぶりとなる大規模な改装を実施し、「アリオ加古川」としてより魅力的なSCに生まれ変わります。

 今回の大規模改装では、顧客利便性の向上、施設全体のさらなる商品とサービスの充実を図るため、既存74店舗中新規導入39店舗、リニューアル19店舗、計58店舗を刷新します。

(仮称)アリオ加古川の概要
◆ 所在地-兵庫県加古川市別府町緑町2番地
◆ 延床面積-約37,000㎡
◆ 売場面積-約28,000㎡
◆ 店舗-1階~3階
◆ 駐車場-立体、平面駐車場
◆ 開業-2021年秋予定(リニューアルオープン)


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吹き抜けに大型LEDビジョン

 3層を繋ぐ吹抜け空間に大型 LED ビジョンを設置し、イベントや地域の情報を発信します。


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「イトーヨーカドーデリカコーナー」です。


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「イトーヨーカドー青果コーナー」です。


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「フードコート」です。


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「グリーンマート食品市場」です。



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2021年6月29日 (火)

兵庫県立都市公園リノベーション計画の策定 「明石公園」における大規模アリーナの整備 論点を整理し慎重に整備の可能性を検討!

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-関西の大規模アリーナ-

 アーティストが全国アリーナツアーが出来る会場は、関西は「大阪城ホール」と「ワールド記念ホール」の2ヶ所だけです。しかし、2020年代は、関西のアリーナ会場が急速に充実します。2020年3月に神戸市の「新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業」、2020年5月に大阪府の「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」の概要が明らかになりました。

 2019年12月23日に兵庫県知事は、2万人以上を収容できる大規模アリーナ(室内競技場・多目的施設)の建設を検討する方針を明らかにしました。交通やアクセス手段を踏まえ、JR明石駅に近い県立明石公園を「候補地の一つ」としました。

● 明石公園での大規模アリーナ整備は慎重に検討!
 2016年に「兵庫県立都市公園の整備・管理運営基本計画」を策定し、これからの県立都市公園で目指すべき5つのテーマとして、「活力あふれる地域づくり」「子育て」「環境との共生」「安全安心な地域づくり」「持続可能なパークマネジメント」を掲げ、整備・管理運営を進めています。

 対象は、すべての県立都市公園(全15公園)です。開園後、相当期間が経過し、かつ、施設の老朽化が著しい「明石公園」、「播磨中央公園」と、新宮晋氏監修の「地球アトリエ」を含む「有馬富士公園」を重点公園として取り組みます。

 引用資料 兵庫県・公式HP(2021/06/28)
 兵庫県立都市公園リノベーション計画の策定

 「明石公園」での大規模アリーナの整備は、将来的に県内でどのようなスポーツ・集客施設が必要となるかなどの論点を整理し、慎重に整備の可能性を検討します。

 文言を見ると、大規模アリーナの整備の可能性は極めて低いと私は感じました。「新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業」と「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」が完成すると関西の需要は十分賄えると思います。


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「都市公園リノベーション計画(明石公園)」です。


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万博記念公園駅前周辺地区活性化事業

 大阪府は、「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」を公募し、「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」で構成する共同企業体を事業予定者に決定しました。

 引用資料 大阪府・公式HP(2021/05/19)
 万博記念公園駅前周辺地区活性化事業の事業予定者の決定について

 最大18,000人を収容するアリーナを中心に、「商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅」を整備します。2023年に工事に着工し、2027年に第Ⅰ期(アリーナ等)開業します。第Ⅱ期以降は、2032年以降、2037年までに順次開業する予定です。

 最大収容人数18,000人(固定観客席13,400席)ですが、実際のライブではステージや花道などの分部で客席が使用出来ないので、収容人数は約13,000人~14,000人くらいになると思われます。

アリーナ棟の概要
◆ 所在地-大阪府吹田市千里万博公園
◆ 交通-大阪モノレール「万博記念公園」駅
◆ 延床面積-約69,550㎡
◆ 最大収容人数-18,000人(固定観客席13,400席)
◆ 想定年間イベント-165回
◆ 想定来館者数-約180万人/年
◆ 招聘交渉可能な国際スポーツ大会-世界フィギュアスケート選手権、プロテニスWTAツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦 など
◆ 開業目標-2027年秋頃(変動する可能性あり)

 

Kobearena210311 
新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
 神戸市は「新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業」の事業者を公募し、「エヌ・ティ・ティ都市開発」を代表企業とする企業連合体を優先交渉権者に選定しました。構成員企業は、「スマートバリュー、NTTドコモ」です。

 神戸市のウォーターフロントに、1万人以上収容可能な最先端アリーナが誕生します。水際の魅力を最大限に生かしたシンボリックなアリーナとし、プロスポーツ興行、国内外トップアーティストによる音楽興行、MICEなどに対応します。

 引用資料 神戸市・公式HP(2021/03/26)
 新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業 事業者の公募

 「KOBE Smartest Arena」と名付けるアリーナの規模は、地上5階、高さ約30m、延床面積約25,301㎡です。収容人数は、固定席+可動席=8,000席です。最先端の興行環境により、10,000人以上収容可能なキャパシティとなる関西圏では数少ない世界水準の最先端アリーナとなります。

KOBE Smartest Arenaの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番2
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部約30m
◆ 事業用地-約38,000㎡(公募対象地約19,340㎡)
◆ 建築面積-約10,228㎡
◆ 延床面積-約25,301㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-大規模アリーナ(プロスポーツ興行、国内外トップアーティストによる音楽興行、MICEなど多様な興行や演出に対応)
◆ 収容人数-固定席+可動席で8,000席(最先端の興行環境により10,000人以上収容可能なキャパシティ)
◆ 集客効果-年間約100万人
◆ 優先交渉権者-(代表企業)エヌ・ティ・ティ都市開発、(構成員企業)スマートバリュー、NTTドコモ
◆ 着工-2022年度予定
◆ オープン-2024年度中予定



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