遂にここまで来た! 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業 2025年4月24日に「(仮称)大阪IRプロジェクト」の起工式および本体工事に着工!
-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-
大阪府と大阪市は2021年9月28日に、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート(IR)」について、アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体を正式に事業者に選んだと発表しました。
大阪府と大阪市は2021年12月21日に「第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議」を開き、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(案)骨子等について」を提示しました。2020年代後半としていた開業時期を2029年頃と定め、IR建設時の近畿圏での経済波及効果が約1兆5800億円に上ると試算しました。
「大阪府」と「大阪市」は、大阪でのカジノを含む統合型リゾートの開業に必要な取り決めをまとめた実施協定案を公表し、開業時期について、当初予定していた「2029年秋~冬頃」から「2030年秋頃」に延期するとしました。
「MGMリゾーツ」と「オリックス」が中核株主を務める大阪IRは、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」の環境影響評価書と事後調査計画書を大阪市に提出し、環境アセスメントの手続きを完了しました。
引用資料 大阪市・公式HP(2024/06/10)
大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業 環境影響評価書
● 2025年4月24日に起工式および本体工事に着工!
2030年秋頃に大阪市でカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業を目指す「大阪IR株式会社」は2024年10月15日に、準備工事に着手しました。仮囲いや現場事務所、電力網などを整備した後、2025年4月24日に「起工式」を執り行い、本体工事に着工しました。
大阪市・報道発表資料(2025/04/24)
大阪IR建設工事の着手及び起工式の開催について
施工者は、 ”(仮称)大阪IRプロジェクト ブロックB本体建物工事共同企業体「竹中工務店、竹中土木、銭高組、南海辰村建設、浅沼組、松村組、森組」” と「大林組・大鉄工業・TSUCHIYA・富国建設共同企業体」となっています。
私は遂にここまで来たかと感慨無量です。これからマスコミの「維新やカジノ叩き!」がますます過熱してくる事が予想されますが、私は悲観していません。叩き過ぎてIRを中止に追い込むと「MGMリゾーツ・インターナショナル」のバックにいるアメリカとの外交問題に発展する可能性が高いためです。アメリカには怒ったら何するかわからない「トランプ大統領」がいますから・・・(笑)。
(仮称)大阪IRプロジェクトブロックB新築工事の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市此花区夢洲中一丁目1-17ほか
◆ 交通-Osaka Metro中央線「夢洲」駅
◆ 階数-地上27階、地下1階
◆ 高さ-最高部約130m(過去の情報)
◆ 敷地面積-101,713.11㎡
◆ 建築面積-83,743.77㎡
◆ 延床面積-527,320.70㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(管理人の推測)
◆ 用途-ホテル、遊技場、観覧場(劇場)、店舗、飲食店、駐車場
◆ 建築主-大阪IR株式会社
◆ 設計者-竹中工務店・日本設計設計共同体
◆ 施工者-(仮称)大阪IRプロジェクト ブロックB本体建物工事共同企業体「竹中工務店、竹中土木、銭高組、南海辰村建設、浅沼組、松村組、森組」
◆ 着工-2025年04月24日(起工式、着工)
◆ 竣工-2030年07月31日予定
「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」のイメージです。
大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市此花区夢洲中一丁目の一部ほか
◆ 交通-Osaka Metro中央線「夢洲」駅
◆ 高さ-最高部約130m
◆ 計画地面積-約642.000㎡(太陽光発電事業計画候補地を含む)、約492.000㎡(大阪IR)
◆ 延床面積-約769,000㎡
◆ 用途-会議施設、展示等施設、劇場、ミュージアム、飲食施設、バスターミナル、フェリーターミナル、係留施設、宿泊施設、カジノ、駐車場、太陽光発電設備
◆ 来場想定者数-(年間)来場者数約1,987万人、(日)最大来場者数約10万人
◆ 駐車台数-約3,200台
◆ 着工-2024年10月15日(準備工事)、2025年04月24日(起工式、着工)
◆ 竣工-2030年07月31日予定
◆ 供用開始-2030年度秋頃予定
◆ 初期投資額-約1兆2,700億円(建設関連投資約9,600億円、その他初期投資額約3,100億円)
「IR施設の規模」です。現時点の総延床面積約77万㎡(約769,000㎡)です。
「万博会場・IRエリア」です。「大阪万博」と「IRエリア」が近接しています。そのため「IR工事における万博への影響低減策」を行います。
引用資料 大阪府・大阪市・大阪IR株式会社(PDF:2024/09)
IR工事における万博への影響低減策
「IR敷地全体の施工基盤面を道路面より約3.0m~7.6m切り下げることで騒音影響を低減」します。
施工地盤面を切り下げることで「三点式パイルドライバ」や「クローラークレーン」が万博会場から低く見えます。
「杭工事」のピークを「大阪万博」の閉幕後に後ろ倒しします。
「IR事業の工事工程」です。躯体工事は2028年度半ば(2028年秋頃?)完了する予定です。思った以上に早くて驚きます。今から4年後には建物の外観がほとんど完成している事になります。
● 逆打ち工法?
「施工ステップ(イメージ)」では、地上躯体と地下躯体を同時に構築する「逆打ち工法」で描かれています。ただ「三井住友建設」のホームページのイメージを引用しているようなので、あくまでもイメージだけかも知れません。
「事業計画地内の施設配置図」です。
「駐車場の位置・台数等」です。敷地にはかなり余裕があります。「大阪IR」が順調に進むと将来的には、南西側の約1,450台の「駐車場」の部分も開発されると思われます。
「本事業の対象範囲」です。
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