69 和歌山県

2025年4月29日 (火)

南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港) 2,000mの滑走路を北西側に500m延伸して2,500mに 2030年代半ばに供用開始を想定!

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-南紀白浜空港滑走路延伸-

 「南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港)」の隣接地にある「アドベンチャーワールド」で暮らす4頭のジャイアントパンダが、2025年6月末頃に、中国四川省の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」に帰国することが決まりました。返還が決まったのは24歳の「良浜」を筆頭に、「結浜(8歳)、彩浜(6歳)、楓浜(4歳)」の雌4頭です。

 2023年2月に3頭が帰国しましたが、残った4頭はすべて「雌」になりました。その時に「雄」の新たな受け入れの話が出なかったので、私は中国が次に残りの4頭の返還を要請をするのは時間の問題だと思っていました。「アドベンチャーワールド」にとっては大変だと思いますが、今の厳しい日中関係を見ていると和歌山に再びパンダが帰って来る可能性は極めて低いと思っています。

 「和歌山県」は「南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港)」の滑走路延伸に向けた施設整備計画の具体化に乗り出します。2025年度当初予算に基本計画策定業務委託費など44百万円を計上しており、早期に業務発注手続きに入る予定です。

 日刊建設工業新聞(2025/04/28)
 和歌山県/南紀白浜空港滑走路延伸、近く基本計画発注へ

 2024年度に実施した事業可能性検討業務の結果、滑走路延伸は「技術的に可能」との結論が出ていました。最短で2030年度の国庫補助採択を目指します。構想によると、航空機の大型化に対応できるよう現状2,000mの滑走路を2,500mに延伸します。

 南東方向はすぐ海で断崖絶壁のため延伸が不可能です。そのため現在の滑走路を北西側に500m延伸し、滑走路の先に「進入灯」を新設する案を最有力です。

● 防災拠点空港としても重要!
 この延伸は乗客数だけでは判断できないと私は思っています。間違いなく「南海トラフの巨大地震」はやってきます。地震直後に巨大津波が和歌山県の沿岸を襲います。その時に高台にある「南紀白浜空港(熊野白浜リゾート空港)」は「防災拠点」の中心になります。迅速に災害復旧するためにも「大型機」が離発着できる体勢を整えておくべきです。


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滑走路の北西側の「進入灯」がある部分に延伸する予定です(Googleマップの衛星写真を引用)。


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滑走路の南東方向はすぐ海で断崖絶壁のため延伸が不可能です(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2024年1月27日 (土)

串本町(和歌山県) 日本初の民間ロケット射場「スペースポート紀伊」 記念すべき第1号ロケットを2024年3月9日(土)に打ち上げ!

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-スペースポート紀伊-

 「スペースポート紀伊」は、和歌山県東牟婁郡串本町田原地区で建設された日本初の民間ロケット射場です。「スペースポート紀伊」は、「スペースワン」運用のもと、小型ロケットで人工衛星を打ち上げる商業宇宙輸送サービスを提供することを目的として建設されました。

 2019年3月26日、串本町で日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」の建設が決定し、2019年11月16日には、建設地で「起工式」が挙行されました。

 「串本町」がロケット射場に選ばれた理由は、(1)地元の理解と協力が得られる、(2)射点の南に、陸地や島がない、(3)射点の周りに、建物や人がいない、(4)本州の工場からアクセスがよい(機体の運搬がしやすい)などです。このような射場適地は全国でも少なく、「串本町」が射場予定地に選定されました。

● 第1号ロケットを2024年3月9日に打ち上げ!
 
「スペースポート紀伊」を運営する「スペースワン」は2024年1月26日に、第1号のロケットの発射について、2024年3月9日(土)の午前11時~12時(正午)頃に行うと発表しました。

 引用資料 スペースポート紀伊周辺地域協議会
 民間ロケット「カイロス」初号機打ち上げ応援サイト

 発射時期は、当初2021年度中としていましたが、新型コロナウイルス感染症などの影響で、これまで4度延期されていました。ロケットの打ち上げは今後、年間20機を目指していて、初号機が成功すれば今年中に2機目も打ち上げたいとしています。

 見学は2か所の見学場のみ可能です。入場には事前購入制の有料チケット(大人1人あたり入場券3,000円)が必要です。見学場は、「田原海水浴場(約2,500名分)、旧浦神小学校(約2,500名分)」の合計5,000名分となっています。


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「発射場イメージ(引用:スペースワン)」です。

● スペースワン株式会社
 「スペースワン株式会社」は、利便性の高い宇宙輸送サービスを世界最高の打上げ頻度で提供することを企業理念として、「キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行」の共同出資により、2018年7月に設立されました。

 2024年1月27日時点の出資者は、「キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行、紀陽銀行、合同会社K4 Ventures、太陽グループ、三菱UFJ銀行、アズマハウス、オークワ」となっています。


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「発射イメージ(引用:スペースワン)」です。


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カイロス(KAIROS)

 小型衛星打上げ用ロケット「カイロス(KAIROS)」のイメージです。固体燃料を用いる3段式で、全長約18m、重量約23トンです。「カイロスはギリシャ神話の時間の神で、ギリシャ語で「チャンス」も意味します(引用:スペースワン)。


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「位置図」です。



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2024年1月11日 (木)

和歌山市 旧和歌山市民会館活用に向けた優先交渉事業者を決定 「既存棟(改修)、ホテル棟、広場・膜屋根ステージ、商業棟」を整備!

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-旧和歌山市民会館活用-

 「和歌山市」は、老朽化に伴い2021年に閉館した旧和歌山市民会館について、民間事業者を入れた活用に乗り出しました。南海電鉄和歌山市駅に近い地の利を生かした商業施設や学校を想定しています。

  旧市民会館は1979年7月に開館しました。しかし2011年の耐震診断で強度不足が指摘され、2021年10月に、和歌山城ホールの完成に合わせて42年の歴史に幕を下ろしました。

 和歌山市は、「旧和歌山市民会館活用事業」の事業者を公募し、優先交渉事業者に「旧和歌山市民会館活用事業JLLグループ<代表企業>ジョーンズラングラサール、<構成企業>KEGキャリア・アカデミー)」を優先交渉事業者に決定しました。

 引用資料 和歌山市・公式HP(2024/01/09)
 ~新たな拠点の創出に向けて~旧和歌山市民会館活用に向けた優先交渉事業者を決定!

 日刊建設工業新聞(2024/01/11)
 和歌山市/市民会館跡地活用、優先交渉権者にジョーンズラングラサールら2者グループ

 提案施設は、「<既存棟(改修)>幼稚園、レストラン、DXセンター等」、「<ホテル棟(新築)>ホテル、ビジネススクール、サウナ等」、「<商業棟(新築)>親水レストラン、サーフショップ、サイクリングショップ等」、「<広場・膜屋根ステージ>マルシェ、屋外ライブイベント等」となっています。


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完成イメージです。


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「既存棟(改修)、ホテル棟、広場・膜屋根ステージ、商業棟」を整備します。


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「位置図」です。敷地面積9,527.01㎡です。



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2022年9月24日 (土)

串本町(和歌山県) 日本初の民間ロケット射場「スペースポート紀伊」 2022年末に記念すべき第1号のロケット「カイロス(KAIROS)」を打ち上げ!

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-スペースポート紀伊-

 「スペースポート紀伊」は、和歌山県東牟婁郡串本町田原地区で建設が進む日本初の民間ロケット射場です。「スペースポート紀伊」は、「スペースワン」運用のもと、小型ロケットで人工衛星を打ち上げる商業宇宙輸送サービスを提供することを目的として建設されました。2022年末に初号機打ち上げ、2020年代半ばには年間20機の打ち上げが計画されています。

 2019年3月26日、串本町で日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」の建設が決定し、2019年11月16日には、建設地で「起工式」が挙行されました。2022年夏の完成、2022年末の打ち上げをめざしています。

 「串本町」がロケット射場に選ばれた理由は、(1)地元の理解と協力が得られる、(2)射点の南に、陸地や島がない、(3)射点の周りに、建物や人がいない、(4)本州の工場からアクセスがよい(機体の運搬がしやすい)などです。このような射場適地は全国でも少なく、「串本町」が射場予定地に選定されました。

 スペースポート紀伊周辺地域協議会
 民間ロケット「カイロス」初号機打ち上げ応援サイト

● スペースワン株式会社
 「スペースワン株式会社」は、利便性の高い宇宙輸送サービスを世界最高の打上げ頻度で提供することを企業理念として、「キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行」の共同出資により、2018年7月に設立されました。2021年には「紀陽銀行」も出資しています。


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「発射場イメージ(引用:スペースワン)」です。


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「発射イメージ(引用:スペースワン)」です。


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カイロス(KAIROS)

 小型衛星打上げ用ロケット「カイロス(KAIROS)」のイメージです。固体燃料を用いる3段式で、全長約18m、重量約23トンです。「カイロスはギリシャ神話の時間の神で、ギリシャ語で「チャンス」も意味します(引用:スペースワン)。

● ICBM(ミニットマンⅢ)並みの全長
 ロケットというとJAXAの「H-2A」や開発中の「H3」のをイメージすると思いますが、「H-2A」は、全長53m、総質量289トン~445トン、開発中の「H3」は、全長約63m、総質量574トン(H3-24L)と遥かに巨大です。メインエンジンは「液体水素」と「液体酸素」を推進剤として使用します。

 同じ固体燃料を用いる3段式のJAXAの「内之浦宇宙空間観測所」から発射される「イプシロンロケット」は、全長26m、総質量95トンあるので、「イプシロンロケット」よりも小型になります。

 全長約18mはどれくらいの長さかと言うとアメリカの「ICBM(大陸間弾道ミサイル)」の「ミニットマンⅢ 」がほぼ全長約18mです。軍事ヲタの私から見ると「カイロス」はロケットというよりはミサイルの大きさになります。

 種子島宇宙センターの「H-2A」や「H-2B」の打ち上げシーンは大迫力で人気がありますが、「スペースポート紀伊」での打ち上げシーンはそんなに迫力はありません。
 迫力ある打ち上げシーンを期待すると肩透かしを食らう可能性があります。そもそもロケットの大きさが全く違う事を理解した上で暖かく見守って欲しいです。


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「位置図」です。



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2022年6月29日 (水)

和歌山県 ロケット射場「スペースポート紀伊」の近く すさみ串本道路串本IC予定地付近地域活性化施設整備官民連携事業

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-串本IC周辺地域活性化施設-

 現在の「串本町」は、2005年4月1日に、旧串本町と旧古座町が合併し東牟婁郡串本町が誕生しました。2006年度に策定した「第1
次串本町長期総合計画」を更に発展させ、将来のまちの姿を明らかにし、町民と町が一体となってオール串本で実現に向けて取り組んでいくまちづくりの指針として、「第2次串本町長期総合計画 2016~2025」を策定し、10年後の本町の目指すべき将来像を「串本が誇る自然美・食・人のこころが感動を与えるまち」とし、その想いをこめて将来像を「本州最南端感動のまち串本」として町行政を進めています。

 「すさみ串本道路」の建設工事の完成に合わせて計画していた、串本IC周辺への庁舎移転も完了し、本施設については、今後の町の在り方を考えて行く上で、ロケット射場(スペースポート紀伊)を含む観光客の受け入れや40年以内に発生する確率が90%程度と想定される南海トラフ巨大地震に対して、防災機能も念頭に置いたものとなり、「串本IC周辺地域活性化施設基本計画業務」として計画策定を完了しています。

 こうした経緯を踏まえ、串本IC周辺地域活性化施設整備に当たっては官民連携手法の導入を検討し、民間の持つ多様なノウハウや技術を活用し、事業コストの適正化や質の高いサービスの提供を図ることとしたものです。

 引用資料 串本町(2022/06:PDF)
 串本 IC 周辺地域活性化施設

 最適な事業化を図る目的と事業化の公平性及び透明性を確保するために、資料が公開され、2022年7月28日(木)には、「すさみ串本道路串本IC予定地付近地域活性化施設整備官民連携事業の現地説明会」が行われる予定です。


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「計画平面図」です。


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「計画対象地(広域)」です。


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「交通網図」です。


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「地形図」です。



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2021年3月31日 (水)

和歌山県 南紀白浜空港展望広場(空港公園)内ビジネス拠点整備・運営事業 優先交渉権者の選定と基本協定締結!

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-南紀白浜空港-
 「和歌山県」では、紀南地方におけるワーケーションや企業誘致の推進、また南紀白浜空港の機能強化と利用者の利便性向上により空港の活性化を図るため、県有地の南紀白浜空港展望広場(空港公園)内における施設整備を官民連携で実施する民間提案を募集しました。

 2021年2月に実施した南紀白浜空港展望広場(空港公園)内ビジネス拠点整備・運営事業者募集において、「オリエンタルコンサルタンツ」と「淺川組」からなる共同事業者から応募があり、事業者選定委員会による審査のうえ、優先交渉権者に選定しました。

 引用資料 和歌山県・公式HP(2021/03/23)
 南紀白浜空港展望広場(空港公園)内ビジネス拠点整備・運営事業の優先交渉権者の選定と基本協定締結について

 「地域ゲートウェイとしての総合ビジネス拠点」を整備します。延床面積約988㎡で、施設内容は、レンタルオフィス×7室(約440㎡)、シェアスペース(約330㎡)、セミナールーム・会議室(約74㎡)等です。


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「内観パース」です。


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「敷地図」です。空港との高低差+20m程度有ります。


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「立地」です。


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「位置図」です。



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2020年11月20日 (金)

真言密教の聖地「高野山」 「高野町学びの交流拠点整備事業」の公募型プロポ―ザル 「松井建設・安井建築設計グループ」が最優秀提案者に決定!

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-高野町学びの交流拠点整備事業-

 和歌山県伊都郡高野町は、和歌山県北東部の町です。 高野山真言宗の聖地高野山を中心とする町で、貴重な文化財・建造物・名所が数多く存在します。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、日本のみならず世界中から多くの観光客が訪れています。

 「高野町学びの交流拠点整備事業」は、将来の人口ビジョンを見据えたコンパクトな小・中学校及びこども園としての機能を持ち、子供から高齢者まであらゆる世代の交流と社会教育の場となるような「高野町学びの交流拠点」を整備する事業です。

 「高野町学びの交流拠点整備事業」を実施する⺠間事業者の選定に係る公募に関しては、設計及び施工を一括で発注する「デザインビルド方式」を採用し、効率的・効果的かつ安定的な業務遂行能力と高度な技術力を含む総合的なノウハウを有する受注者を選定するため、公募型プロポーザルによって最優秀提案者を決定することとしました。

 2020年5月25日に公募を開始したところ、4社より参加表明がありました。2020年11月5 日に事業者によるプレゼンテーション及び審査行った結果、満場一致で「松井建設・安井建築設計グループ」が最優秀提案者に決定しました。

 引用資料 高野町・公式HP(2020/11/17)
 高野町学びの交流拠点整備事業 事業者選定プロポーザル審査結果について

 

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「エントランス外観」です。


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「まんなかライブラリー内観」です。


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「こども園内観」です。


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根本大塔

 真言密教の聖地である「高野山」の象徴である壇上伽藍の「根本大塔」です。



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2020年7月 4日 (土)

和歌山城の北側 「和歌山県立医科大学薬学部(伏虎キャンパス)」が2021年4月開校 近畿で唯一の公立大学薬学部の誕生!

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-和歌山県立医科大学薬学部-
 また毎朝起きて人数を確認するのが怖い日々が始まりました。国内で昨日(7月3日)に、新たに250人の新型コロナウイルス感染が確認され、緊急事態宣言解除後の最多を更新しました。1日当たりの感染者が200人を超えたのは5月3日以来です。

 日本とイスラエルは、第1波の山の形状と人数が非常によく似ています。「イスラエル」は、ロックダウンにより1日の感染者が1桁台まで減少していましたが、ロックダウンの解除後に第2波に襲わています。
 第1波の頂点が4月2日の765人だったのが、2波の現時点での頂点が7月1日の1,013人と第2波の山は第1波より高くなっています。日本も同じ状況になると覚悟した方がいいと思います。

 本題に戻って、「和歌山県立医科大学、和歌山県、和歌山市」の3者は、和歌山城北側の「和歌山市立伏虎(ふっこ)中学校跡地」に、和歌山県立医大薬学部開学を目指す事で合意しています。協定書には、和歌山県が薬学部の設置に必要な財政的支援・技術的協力を行っていくことや、和歌山市が用地の無償貸与を行うことなどが盛り込まれています。

 「和歌山県立医科大学薬学部」は、2021年4月の開設をめざして設置構想中です。学部名は「薬学部」、学科名は「薬学科」で、入学定員100名×6年=収容定員600名となっています。

 引用資料 和歌山県立医科大学・公式HP
 薬学部の概要

和歌山県立医科大学薬学部校舎(伏虎キャンパス)の概要
◆ 計画名-和歌山県立医科大学薬学部建築工事
◆ 所在地-和歌山県和歌山市九番丁20ほか 
◆ 階数-地上11階、地下1階
◆ 高さ-(南棟)約55m、(北棟)約32m
◆ 敷地面積-6,854.65㎡
◆ 建築面積-約3,760㎡
◆ 延床面積-約26,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造
◆ 用途-大学
◆ 収容定員-600名(入学定員100名×6年)
◆ 建築主-公立大学法人和歌山県立医科大学
◆ 設計者-東畑・山口設計共同体(東畑建築事務所、山口設計JV)
◆ 施工者-東急建設・小池組特定建設工事共同企業体
◆ 着工-2019年01月
◆ 竣工-2020年12月予定
◆ 開校-2021年04月予定


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伏虎(ふっこ)キャンパスの「薬学部校舎外観イメージ(東面)」です。


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伏虎キャンパスの「階別概要」です。「体育館(アリーナ)」はありますが、薬学部に必須の「薬用植物園」が見当たりません。薬用植物園は他の敷地に設けるようです。


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伏虎キャンパスの「位置図」です。「和歌山城」のすぐ北側です。


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紀三井寺競馬場跡地に整備された紀三井寺キャンパスの「医薬看共同研究施設イメージ」です。「紀三井寺キャンパス」は、附属病院もある「和歌山県立医科大学」の本拠地です。



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2018年6月 7日 (木)

南海電気鉄道 「高野山ケーブルカー」に54年ぶり新型車両を導入 2019年3月初旬に運転開始!

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-高野山ケーブルカー-

 「南海電気鉄道」は6月6日に、「高野山ケーブルカー」の新造車両のデザインと概要を発表しました。新型ケーブルカーのコンセプトは「期待感」「癒し・調和」「安全・安心」の3つです。2両連結車両を2編成導入します。

 引用資料 南海電気鉄道(PDF:2018/06/06)
  「新型 高野山ケーブルカー」の車両デザインを決定しました 

 「高野山ケーブルカー」は、南海高野線と接続する「極楽橋駅~高野山駅」まで、全長0.8km、高低差328mを約5分で結びます。1930年に開通し、今年で開通88周年を迎える国内有数の歴史を持つケーブルカーです。

 「空海(弘法大師)」が開いた真言密教の聖地である高野山への交通路としての役割に加え、高野山に住む人々の生活の足としての役割も担ってきました。

 現在は1964年に製造された日立製作所製の3代目ケーブルカーを使用しており、車両新造は54年ぶりとなります。新型ケーブルカーの製造は「日本ケーブル」、客車の製造はスイスのキャビンメーカーの「CWA社」が担当します。

 「高野山ケーブルカー」は、2018年11月26日~2019年2月下旬にかけて、車両および巻上げ機など諸設備の新造工事を行うため、ケーブルカーでの運行を休止する予定です。
 工事期間中はバスによる代行輸送を実施します。新型ケーブルカーでの運転開始は、2019年3月初旬を予定しています。


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「白のラインを施した1号車」と「オレンジのラインを施した2号車」の2両×2編成(4両)の新造車両を導入します。


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「新型 高野山ケーブルカー」の内部です。「安全」性の向上と、ゆとりある空間で「安心」を提供します。


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高野山駅

 「高野山駅」です。ケーブルカーの車両および巻上げ機など諸設備の新造工事を実施するために、2018年11月26日~2019年2月下旬にかけてケーブルカーの運行を休止します。工事期間中はバスによる代行輸送を実施します。


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3代目ケーブルカー

 現在運用されている1964年に製造された日立製作所製の3代目ケーブルカーです。自動運転の導入や電気式の自動扉は、当時のケーブルカーとしては画期的だったそうです。


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「3代目ケーブルカー」の内部です。



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2018年3月 8日 (木)

JR西日本 和歌山線・桜井線への新型車両「227系電車」導入 奈良県下全域ならびに和歌山線全線がICOCAエリアに!

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-227系電車-

 「広島シティネットワーク」にを駆け抜ける新型車両「227系近郊型直流電車」が、2015年3月14日のダイヤ改正でデビューを飾りました。

 広島地区への新型電車投入は32年ぶりとなりました。投入線区は、広島エリアの「山陽本線、呉線、可部線」で、入車両数276両(3両編成×64本、2両編成×42本)の大量投入を予定しています。

227系電車を和歌山線・桜井線に導入
 JR西日本は、和歌山線・桜井線で運用している「105系・117系車両」を「227系車両(近畿エリアでは初めての導入)に順次置き換えます。車両数は、56両(2両編成×28本)で、2019年春から順次投入し、2020年春に全車両置き換え完了予定です。

 引用資料 JR西日本(2018/03/07)
 和歌山線・桜井線への新型車両導入と車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大について

 引用資料 マイナビニュース(2018/03/07)
 JR西日本227系、和歌山線・桜井線に投入 - 車載型IC改札機を搭載

 まさか「和歌山線・桜井線」に最新の「227系電車」を投入するとは思ってなかったので、ビックリ仰天です。もうすぐ「アーバンネットワーク」で古い車両を見つけるのが逆に難しい時代になりそうでうですね。


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「車内イメージ」です。「広島シティネットワーク」に投入された「227系電車」と違って、ロングシートになります。


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広島シティネットワーク」に投入されている「227系近郊型直流電車」です。


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カラーリングは、奈良と和歌山エリアに共通する文化・歴史・自然の奥深さを表現した「緑色」を基調となりますが、外観デザインは同じです。


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車内の様子です。座席は「クロスシート」です。最新の「空気バネ」の効果で乗り心地が旧型の車両と全く違います。室内灯は、蛍光灯と同じ形状の「LED照明」となっています。とっさの際につかまりやすい形状、オレンジ色調の吊手・手スリを採用しています。


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車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大

 新型車両に全車置き換え完了後「車載型IC改札機」を使用する予定です。これにより奈良県下全域ならびに和歌山線全線がICOCAエリアとなります。

 私は前から、「路面電車やバスみたいにどうして車載型IC改札機を導入しないのかな?」と思っていました。新型車両投入まで設備投資を待っていたんですね。



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