73 三重県

2022年8月11日 (木)

三重県四日市市 「バスタプロジェクト」至近に大規模オフィスビル「(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画」 2025年春の開業予定!

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-(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画-

 近鉄グループの「三交不動産」は、「(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画」において、四日市市浜田町に大規模オフィスビルを建設する事を決定しました。計画では、三交不動産が所有する既存賃貸施設(旧三重北農業協同組合本店ビル)を建て替え、新たにオフィスを中心とした地上14階建ビルを建設するものです。

 引用資料 三交不動産(PDF:2022/08/08)
 「(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画」のお知らせ 「バスタプロジェクト」至近に大規模オフィスビル 令和 7 年春 開業予定

 計画地は、近鉄四日市駅徒歩3分に位置し、近鉄四日市駅とJR四日市駅を結ぶメインストリート「中央通り」に面しています。近鉄四日市駅前周辺は、国の「バスタプロジェクト」により中部地方初となる新たなバスターミナルが整備される予定であり、同時に四日市市においても「中央通り」を中心とした「近鉄四日市駅周辺等整備事業」が進行し、都市整備が本格化しているエリアに新たに誕生するビルとなります。

(仮称)三交四日市駅前ビル建設計画の概要
◆ 所在地-三重県四日市市浜田町41-1他(地番)
◆ 交通-近鉄「近鉄四日市」駅徒歩3分
◆ 階数-地上14階、地下0階
◆ 高さ-約64m
◆ 敷地面積-2,195.38㎡
◆ 建築面積 ―(オフィス棟)約13,600㎡、(駐車場棟)約3,400㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-三交不動産(近鉄グループ)
◆ 着工-2023年02月予定
◆ 開業-2025年春予定
◆ 総事業費-約60億円


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「東側(国道1号線方面)より」です。


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「西側(近鉄四日市駅方面)より」です。


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「位置図」です。



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2021年5月10日 (月)

設備投資は総額で1兆円規模 キオクシア(旧:東芝メモリ) 四日市工場に最先端(第6世代)の「第7製造棟(Y7棟)」を建設中!

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-キオクシア(旧:東芝メモリ)

 すっかり影が薄くなった日本の半導体産業ですが、頑張っている企業もあります。NAND型フラッシュメモリーの「キオクシアホールディングス(旧:東芝メモリホールディングス)」、CMOSイメージセンサーの「ソニーグループ」、車載用マイコンの「ルネサスエレクトロニクス」などです。

 「キオクシアホールディングス」は、NAND型フラッシュメモリーを生産する四日市工場の新製造棟建設のための土地の造成工事を2020年5月27日に着手しました。2021年2月25日には、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の生産能力の増強を目的とした「第7製造棟(Y7棟)」の起工式を行いました。

 キオクシア(2021/02/25)
 四日市工場にて第6世代3次元フラッシュメモリの生産にも対応する新製造棟(Y7棟)の建設を開始

 「第7製造棟(Y7棟)」は、2期に分けて建設し、市場ニーズに応じて最先端フラッシュメモリ製品を柔軟に生産・出荷する体制を確立します。建屋面積は合計で約4万㎡(1期は約2万㎡)と「キオクシアホールディングス」の工場棟では最大の規模になります。

 地震の揺れを吸収する「免震構造」を採用するとともに、最新の省エネ製造設備を導入するなど環境面にも配慮した工場となる予定です。設備投資は総額で1兆円規模になる見通しで、第1期分の竣工は、2022年春の予定です。

 「キオクシア」とアメリカの「ウエスタンデジタル」は20年にわたるパートナーシップを継続し、製造棟の運営で協力し、「第7製造棟(Y7棟)」においても第6世代3次元フラッシュメモリ向け等の共同投資を今後進める予定です。

 「キオクシア」は、岩手県北上市の「北上工場」に隣接する約13.6万㎡の工場用地も取得しています。2021年春に土地の造成工事を開始し、2022年春メドに完了させます。今後の需要増に合わせて機動的な増産投資ができる体制を整えています。

● NAND型フラッシュメモリーは積層数競争!
 「NAND型フラッシュメモリー」は、水平方向への微細技術が限界に達したため、メモリセルアレイを縦方向に積層する積層数の競争になっています。層層数がそのまま容量の大きさにつながることもあり各社が層数の多さを競っています。

 新工場で製造する第6世代の「162層」の3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーは、既存の「112層」に比べて書き込み速度が2.4倍に高まるほか、チップサイズも4割小さくなります。


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キオクシアの四日市工場(Googleマップの衛星写真)
 
「キオクシアホールディングス」の主力工場である「四日市工場」の衛星写真です。敷地の一番北側の赤いピンがある部分に「第7製造棟(Y7棟)」を建設します(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。


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四日市工場の沿革

 1992年に東芝の「四日市工場」として発足しました。1993年に「第1製造棟」が稼働開始しています。2018年には「第6製造棟」が稼働開始しています。2007年9月に竣工した「第四製造棟」以降は、地震応答加速度を低減する「免震構造」を採用しています。「第1製造棟」と「第2製造棟」は現在はありません。

 引用資料 キオクシアホールディングス
 四日市工場概要

● ウェスタン・デジタルとの協業
 
東芝の「四日市工場」は、アメリカの「サンディスク」と共同で投資を行っていました。2016年に「サンディスク」が、アメリカの「ウェスタン・デジタル」に買収された後も協業は続いていました。

 しかし、「東芝」は経営危機に陥り、メモリ事業の分社・売却に追い込まれました。その際には、東芝とウェスタン・デジタルは、訴訟合戦にまで発展しましたが、和解して元のサヤに収まりました。

 「キオクシア」と「ウェスタン・デジタル」の関係は非常にユニークです。半導体の前工程で研究開発や生産を共同で行いますが、後工程と販売はライバル関係になります。

 半導体の投資は莫大です。「キオクシア」も「ウェスタン・デジタル」も1社だけでは莫大な投資に耐えられず、NAND型フラッシュメモリーのライバルである韓国の「サムスン電子」や「SKハイニックス」にとても太刀打ち出来ません。
 投資を「キオクシア」と「ウェスタン・デジタル」で負担し合うスケールメリットは非常に大きく、 両社はライバルでありながら協業する関係は今後も続くと思います。



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2021年2月 7日 (日)

伊藤忠都市開発 三重県桑名市にてカインズ専用物流施設開発に着手 延床面積約9万㎡の「(仮称)アイミッションズパーク桑名」

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-(仮称)アイミッションズパーク桑名-

 「伊藤忠都市開発」は1月28日に、三重県桑名市で、物流施設「(仮称)アイミッションズパーク桑名」の開発に着手するため、土地所有者の矢作建設工業との間で用地取得の売買契約を締結したと発表しました。

 引用資料 伊藤忠都市開発(PDF:2021/01/28)
 三重県桑名市にてカインズ専用物流施設開発に着手

 「(仮称)アイミッションズパーク桑名」は、全国でホームセンター事業を展開するカインズ向け専用物流施設として、2022年4月に着工、2023年5月の竣工に向け事業を推進します。

 建設場所は、桑名市が地理的優位性を生かして産業誘導ゾーンとして位置付けた多度地区南部エリアにあり、東名阪自動車道「桑名」ICから約7.5km、「桑名東」ICから約7kmに位置し、全国への広域配送拠点及び名古屋中心地への配送拠点として利便性の高い立地です。

 加えて新名神高速道路(2023年全線開通予定)、東海環状自動車道(2026年全線開通予定)の整備進展に伴い、更なる利便性の向上が見込め、立地の魅力もさらに高まると予測しています。

 「カインズ」ではこの施設を「西のマザーセンター」として位置づけ、 中部エリアの店舗への配送(TC)機能と、海外荷物の保管施設(DC)機能を併せ持ち、且つロボット設備導入による自動化も検討しており、「カインズ」の物流網の更なる拡充が見込める施設となる予定です。

(仮称)アイミッションズパーク桑名の概要
◆ 所在地-三重県桑名市多度町
◆ 交通-東名阪自動車道「桑名」IC約7.5km、「桑名東」IC約7km
◆ 階数-地上4階
◆ 敷地面積-67,873.24㎡
◆ 延床面積-90,378.25㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-カインズ向け専用物流施設
◆ 建築主-伊藤忠都市開発
◆ 設計者-矢作建設工業
◆ 施工者-矢作建設工業
◆ 着工-2022年04月予定
◆ 竣工-2023年05月予定


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「(仮称)アイミッションズパーク桑名 外観イメージ」です。


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「伊藤忠都市開発の物流施設開発実績」です。



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2020年12月17日 (木)

中京圏最大級  延床面積約15.5万㎡のマルチテナント型物流施設 「ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター」を着工!

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-ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター-

 香港にグループ本社を置く「ESR(旧レッドウッドグループ・ジャパン)」は、三重県桑名郡木曽岬町に中京圏最大級のマルチテナント型物流施設「ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター」の地鎮祭を2020年12月10日に執り行いました。12月1日に着工し、2022年4月28日竣工予定です。

  引用資料 ESR(PDF:2020/12/15)
 【弥富木曽岬ディストリビューションセンター】12月1日着工のお知らせ 

 「ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンター」は、三重県桑名郡木曽崎岬町の木曽岬干拓地工業用地の第一期分譲区域内で、2020年1月に三重県より購入しました。
 三重県道108号木曽岬弥富停車場線沿いに位置し、国道23号(名四国道)「木曽岬 IC」より約3km、伊勢湾岸自動車道「弥富木曽岬 IC」から約11km、東名阪自動車道の「弥富 IC」より約14Kmと道路交通アクセスに優れています。

 施設は地上4階で、1階から4階まで全フロアに大型車両の直接乗り入れ可能な上り下り専用のダブルランプウェイ式で、ワンウェイ動線を確保しています。片面車路につき、荷捌きとトラックバース前での待機スペースも確保できる構造です。トラックバースは、1階から4階に各56台、合計224台設置。全フロアで1フロアオペレーション可能な構造となっています。

ESR 弥富木曽岬ディストリビューションセンターの概要
◆ 所在地-三重県桑名郡木曽岬町新輪一丁目3番4
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-約79,095㎡
◆ 延床面積-約155,332㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 地震対策-耐震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-ESR
◆ 企画設計・マスタープラン・基本計画-ESR
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2020年12月01日(着工)、2020年12月10日(地鎮祭)
◆ 竣工-2022年04月28日予定
◆ 総投資額-約270億円


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「完成イメージ」です。


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「1階配置図」です。


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「位置図(詳細)」です。


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「位置図(広域)」です。



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2020年7月 2日 (木)

電子立国日本の自叙伝 キオクシア(旧:東芝メモリ) 四日市工場に「第7製造棟」を新設 総投資額は最大3,000億円規模!

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-電子立国日本の自叙伝-
 私の人生の中で一番素晴らしいと思ったテレビ番組は、HNKスペシャル「電子立国日本の自叙伝(第1回は1991年1月27日放送)」です。「第1回 新・石器時代」、「第2回 トランジスタの誕生」、「第3回 石になった電気回路」、「第4回 電卓戦争」、「第5回 8ミリ角のコンピューター」、「第6回 ミクロン世界の技術大国」の全6回でした。

 正に「HNKスペシャル」という素晴らしい内容で、当時毎晩VTRで見返していたので、1回~第6回を延べ100回以上は見たと思います。元々半導体産業には興味がありましたが、この番組で私の半導体の知識が100倍以上になったと思います。

 この記事を書くために「電子立国日本の自叙伝」を動画を探していました。テンポのいいオープニングテーマが大好きだったのですが、オープニングテーマがYouTubeにフルバージョンであったので思わず聞き入ってしまいました。懐かしくて涙が出そうになりました。

 動画(ニコニコ動画)
 電子立国「第01回 新・石器時代 ~驚異の半導体産業~」(01 of 02)

 YouTube(2分55秒)
 電子立国日本の自叙伝オープニングテーマ

 第1回のオープニングの一部に、 ”日本が海外に輸出する電気製品の総額は約10兆500億円、自動車輸出に次ぐ稼ぎ頭である。これらエレクトロニクス製品のすべてに大量の半導体素子が使われている。日本が昨年生産した半導体素子は、トランジスタ単体やダイオードも含めれば約600億個、これは全世界の生産量の半分を超える量である。” という解説があります。

 当時いかに日本が半導体で世界を席巻していたか分かります。特に「DRAM」の強さは圧倒的で、向かうところ敵なしでした。しかし 1990年代中頃からアメリカの復活や韓国や台湾などの猛烈な追い上げがあり、今は見る影もありません。

 1980年代後半には、日本企業が半導体売上高ランキングで、ベスト10をほぼ独占していましたが、2019年にはベスト10に1社も入っていません。放送があった1991年には、日本の半導体業界がこんなに苦境に陥るとは夢にも思っていませんでした。

● キオクシアが四日市工場に第7製造棟を新設!
 一番上の写真は、「キオクシアホールディングス」の主力工場である「四日市工場」の衛星写真です(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。

 すっかり影が薄くなった日本の半導体産業ですが、頑張っている企業もあります。NAND型フラッシュメモリーの「キオクシアホールディングス(旧:東芝メモリホールディングス)」、CMOSイメージセンサーの「ソニー」、車載用マイコンの「ルネサスエレクトロニクス」などです。

 「キオクシアホールディングス」は、NAND型フラッシュメモリーを生産する四日市工場の新製造棟建設を2020年5月27日に始めました。土地の造成から着手し、2020年12月以降に建屋の工事を予定です。

 日刊工業新聞(2020/05/27)
 キオクシアがNAND型メモリーの新製造棟に着手、コロナでも需要が旺盛な理由

 新型コロナウイルス感染拡大の影響はあるものの、外出自粛による動画配信サービス利用急増などでデータセンター向け需要が伸びます。コロナ禍でも当初計画通り増産投資に踏み切ります。

 最先端3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーを生産する「第7製造棟」を新設し、2022年夏の完成を目指します。総投資額は最大3,000億円規模を見込みで、提携するアメリカの「ウェスタン・デジタル」と投資を分担するとみられます。


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東芝メモリ(現:キオクシア)四日市工場

 2017年10月の「四日市工場」の配置図です。どこに「第7製造棟」を新設するのか? 調べても分かりませんでした。

 引用資料 毎日新聞(2017/10/13)
 東芝 四日市半導体、新棟検討 年3000億円の投資継続


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四日市工場の沿革

 1992年に東芝の「四日市工場」として発足しました。1993年に「第1製造棟」が稼働開始しています。2018年には「第6製造棟」が稼働開始しています。「第1製造棟」と「第2製造棟」は現在はありません。

 引用資料 キオクシアホールディングス
 四日市工場概要

● ウェスタン・デジタルとの協業
 
東芝の「四日市工場」は、アメリカの「サンディスク」と共同で投資を行っていました。2016年に「サンディスク」が、アメリカの「ウェスタン・デジタル」に買収された後も協業は続いていました。

 しかし、「東芝」は経営危機に陥り、メモリ事業の分社・売却に追い込まれました。その際には、東芝とウェスタン・デジタルは、訴訟合戦にまで発展しましたが、和解して元のサヤに収まりました。

 「キオクシア」と「ウェスタン・デジタル」の関係は非常にユニークです。半導体の前工程で研究開発や生産を共同で行いますが、後工程と販売はライバル関係になります。

 半導体の投資は莫大です。「キオクシア」も「ウェスタン・デジタル」も1社だけでは莫大な投資に耐えられず、NAND型フラッシュメモリーのライバルである韓国の「サムスン電子」や「SKハイニックス」にとても太刀打ち出来ません。
 投資を「キオクシア」と「ウェスタン・デジタル」で負担し合うスケールメリットは非常に大きく、 両社はライバルでありながら協業する関係は今後も続くと思います。



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2009年4月 1日 (水)

F1グランプリ2009に備え大規模な改修工事が行われている「鈴鹿サーキット」に行ってきました!

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-鈴鹿サーキット-

 「鈴鹿サーキット」は、日本初の本格的サーキットとして、「本田技研工業」により建設され、1962年にオープンしました。正式名称は「鈴鹿インターナショナル・レーシング・コース」です。何度も改修されましたが、現在は四輪コースで全長5,807mです。
  
 1987年より「F1グランプリ」が連続20年間開催されていましたが、2007年からF1日本グランプリが「富士スピードウェイ」で開催され連続開催に終止符を打ちました。
 トヨタ自動車の猛烈なアピールにより「富士スピードウェイ」になったのですが、「鈴鹿サーキット」は以前からFIA(国際自動車連盟:Federation Internationale de I'Automobile )よりコースの安全対策および老朽化したサーキット内の施設について早急に改善するようを指摘されていました。
 
 近年、アジア各都市で「F1グランプリ」の誘致が盛んになり、現状では再び開催する事が困難な状況になってきたため、再び世界のひのき舞台に復帰するために開業以来の大改修工事を行う事になりました。
 大改修工事を条件に、2009年には「鈴鹿サーキット」で「F1グランプリ」が開催される事が決定しています。それ以降は「富士スピードウェイ」と「鈴鹿サーキット」での隔年交互開催を行うことになっています。
 
 改修内容は多岐に渡り、サーキット場を一から造り直しているような雰囲気です。1つ1つ改修内容を書くとキリがないので書きませんが、詳しい内容は下記のリンクを見てください。
 
 Car watch → 鈴鹿サーキット改修工事見学会リポート
  
 詳しくは → 鈴鹿サーキット改修計画のご案内
 
 私は、最近テレビで「F1グランプリ」を見なくなりましたが、F1が嫌いになった訳ではなく、レギュレーションやルールの変更があまりにも頻繁で冷めているだけです。面白くなったらまた復帰すると思います。
 2009年4月11日(土)まで ゆうえんち入場ゲートにて、過去のF1観戦券(1987年~2006年)を提示すると「ゆうえんち入場無料+スペシャルステッカー」がもらえます。そして大観覧車ジュピター(別途500円)から「鈴鹿サーキット」の大改修工事の様子が一望できます。
 
 私は今までF1を5回を見に行ったのですが、観戦券は捨てていました。なんとか1枚くらい残ってないか一生懸命「F1観戦券」を探してみました。やっと2004年の3日間通しの券が見つかりました。
 一人で大観覧車に乗るのは恥ずかしかったので、F1仲間と青春18きっぷで鉄道を乗り継いで「鈴鹿サーキット」に行ってきました。
 
 詳くは → 鈴鹿F1チケットを持って、鈴鹿サーキットへ!
 
 設備は大改修されますが、コース自体はほとんど変更がないのがうれしいです。コースは主に安全対策のためランオフエリアが多くの場所で拡幅されます。
 面白くない低速のクソコースが増える中で、鈴鹿は数少ない面白いコースだと思います。
 日本人だから言うわけではないですが、モナコの「モンテカルロ市街地コース」、ベルギーの「サーキット・ド・スパ-フランコルシャン」、イタリアの「アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ」と共に鈴鹿は世界に誇れる素晴らしいコースだと思います。
  
 
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「グランドスタンド」です。一部を除き全面的に建替えています。従来のS1、S2、A、V席がV席に統一され、席数数は現状の10,908席から12,830席に増加しています。
 屋根もかなり大きくなり雨天での観戦が楽そうです。と言っても金額が高いので、私がここでF1を観戦するのは未来永劫なさそうです・・・(涙)
 
 
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光が映り込んで見ずらいですが、大改修の目玉である「ピットビル」です。改修前の面影が全くありません。言葉は悪いですが、改修前は仮設の建物のような貧弱な外観でした。 
 食事をしながらレース観戦できるガラス張りの「ホスピタリティルーム」が設けられメインストレート側には「屋外テラス席」も設けられています。メチャメチャ高いんでしょうね・・・
 
 
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第1コーナー、第2コーナー側です。このあたりはあまり変化がありません。
 
 
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D席(Dスタンド)がコンクリート製の立派に席になっています。従来は斜面に丸太を設置した階段状の観戦席でした。

 鈴鹿サーキットに観戦に来た事がある方やF1のテレビ中継を見ている方は、この場所に「山田池」という池があったのを覚えていると思います。
 ちよっとさみしいのが「山田池」が埋め立てられました。観戦するときは、コースの反対側にショートカットで行くために「山田池」のそばの道をよく通りました。
 
 今回の大改修工事で新たなスペースを確保するためにしかたがなかったにですが、本田技研工業の創業者「本田宗一郎氏」が、「周囲の田畑や池には手をつけるな、溜め池はそのまま残せ」という言葉でを残していたので関係者にとっては苦渋の選択だったと思います。
 
 
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「最終コーナー」から「ダンロップコーナー」へ抜けるトンネルも大幅に広くなっています。従来は高架下のトンネルのような雰囲気で「山田池」付近で一度地上に出る構造になっていました。
 
 
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「ダンロップコーナー」や「カシオトライアングル(シケイン)」方面です。E席(Eスタンド)が一部コンクリート製になっています。従来は斜面に丸太を設置した階段状の観戦席でした。
 写真で見る限りE席(Eスタンド)すべてがコンクリート製にはならないようです。工事の途中かも知れませんが・・・
 
 
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「130R」前のG席(Gスタンド)も一部コンクリート製になるようです。かつてこの場所は自由席で、よくここで観戦していました。
 斜面に丸太を設置した階段状の観戦席と丸太もないただの斜面の部分がありました。シートを広げてピクニックに行ったような雰囲気で観戦出来る場所でした。
 
 
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有名な「カシオトライアングル(シケイン)」前には、コンクリート製のQ2席(Q2スタンド)が建設されました。従来は通常は何もなく、F1などの大きな大会の時に仮設の席が設けられていました。
 
 
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「グランドスタンド」の裏にありイベントが行われる「グランプリスクエア」が大幅に拡張されます。
 また「グランプリスクエア」から第1コーナー側に行くための歩行者専用の通路が設けられています。従来はサーキット内の道路を渡る構造になっていました。
 
 
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大観覧車「ジュピター」です。「鈴鹿サーキット」の大改修工事の様子が一望できます。
 
 
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2009年4月11日(土)まで ゆうえんち入場ゲートにて、過去のF1観戦券(1987年~2006年)を提示すると「ゆうえんち入場無料+スペシャルステッカー」がもらえます。
 「スペシャルステッカー」と聞いてA4くらいの大きさを想像していたのですが、めちゃめちゃ小さくてちょっとショックでした・・・(笑)

 奇跡的に2004年の「F1観戦券」を捨てずに持っていました。と言っても「ヘアピンカーブ」近くの安いH席(Hスタンド)ですが・・・ ちなみにH席(Hスタンド)は2009年はI席(Iスタンド)になります。
 観戦券が今後は捨てないで持っておこうと思います。神経質かも知れませんが、観戦券の番号は一部消去しています。

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