75 富山県・石川県・福井県

2023年9月18日 (月)

富山県 「立山黒部アルペンルート」に次ぐ新山岳観光ルート 「黒部宇奈月キャニオンルート」が2024年6月30日から一般開放!

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-立山黒部アルペンルート-
 「立山黒部アルペンルート」は、富山県中新川郡立山町の「立山駅」と、長野県大町市の「扇沢駅」とを結ぶ交通路で、総延長37.2km、世界有数の大規模な山岳観光ルートです。1971年6月1日に全線が開通しました。

 私の、高校の修学旅行のルートに「立山黒部アルペンルート」が入っていました。秋の「立山黒部アルペンルート」はあまりにも美しく、山頂には雪、それに標高による紅葉のグラデーションがこの世のものとは思えない美しさでした。「日本にこんなに美しい場所があるのか!」と物凄く感動しました。

 高校の修学旅行での「立山黒部アルペンルート」のインパクトがあまりにも大きかったので、高槻市に住んでいた頃は、毎年のように秋に1回、朝一の特急「サンダーバード」もしくは特急「雷鳥」に乗り、帰りは最終の特急「サンダーバード」もしくは特急「雷鳥」に乗って日帰りで行っていました。さすがに日帰りなので時間が無くて、黒部ダムまでは行けずに「大観峰」もしくは「黒部平」の折り返しでした。

● 黒部宇奈月キャニオンルート
 新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」が2024年6月30日に一般開放されます。「黒部宇奈月キャニオンルート」は、黒部峡谷鉄道の終点「欅平」と「黒部ダム」を結ぶ約18kmのルートです。

 引用資料 公式ホームページ
 黒部宇奈月キャニオンルート

 発電所の建設に伴い昭和初期から活用されてきた工事用トロッコやインクライン、竪坑エレベーターといった重機を乗り継ぎながら、高熱隧道など地底に造られたさまざまな電源施設を見学できます。


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新たな山岳観光ルート

 「立山駅」から立山黒部アルペンルートに、新たに「宇奈月駅」から黒部峡谷鉄道を経由する「黒部宇奈月キャニオンルート」が加わります。


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2024年6月30日から一般開放される「黒部宇奈月キャニオンルート」です。


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主要駅からのアクセスです。



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2023年5月 2日 (火)

石川県能美市 「東芝デバイス&ストレージ」傘下の「加賀東芝エレクトロニクス」 300mmウエハー対応のパワー半導体の新製造棟を着工!

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-加賀東芝エレクトロニクス-

 我が世の春を謳歌していた半導体業界ですが、急速な市場の悪化で、今は厳冬期を迎えています。アメリカの「インテル」の2023年1〜3月期決算は、赤字が四半期ベースで過去最大となりました。パソコン販売の冷え込みが響きました。韓国の「サムスン電子」の2023年1〜3月期の事業別業績で、半導体部門の営業損益は4兆5800億ウォン(約4600億円)の赤字となりました。

 このように半導体業界は、シリコンサイクルの波が激しくて、絶好調-絶不調の波を交互に繰り返します。しかし、今までと違っているのは、半導体業界のすべてが不調というのではなく、「車載半導体」や「パワー半導体」は比較的好調です。半導体市場がとてつもなく巨大になった証でしょう。日本でも「パワー半導体」の新工場の着工が相次いでいます。

 「
東芝デバイス&ストレージ」は、傘下の「加賀東芝エレクトロニクス」で、300mmウエハー対応のパワー半導体の新製造棟を着工しました。市場動向を見極めながら生産スペースを確保するため、2期に分けており、今回は第1期分の建設となります。2024年度中の稼働を予定しています。第1期分がフル稼働すればパワー半導体の生産能力は2021年度比で2.5倍に拡大する見込みです。

 引用資料 東芝デバイス&ストレージ(2023/04/24)
 300mmウエハー対応パワー半導体新製造棟の建設を開始

 新製造棟は、「免震構造」の採用や電源などの二重化で事業継続計画(BCP)対応を強化するとともに、使用電力を100%再生可能エネルギー由来でまかなう計画です。また、人工知能(AI)を活用し、製品品質や生産効率を向上させます。


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「加賀東芝エレクトロニクス」は、石川県能美市岩内町1番地1にあります。東芝は経営悪化で、NAND型フラッシュメモリは「キオクシア(旧:東芝メモリ)」に切り離しましたが、パワー半導体などのを受け持つ「東芝デバイス&ストレージ」は、東芝の100%出資です(Googleマップの衛星写真を引用)。

加賀東芝エレクトロニクス株式会社の概要
◆ 所在地-石川県能美市岩内町1番地1
◆ 設立-1984年12月
◆ 生産品目-ディスクリート半導体(パワー半導体、小信号デバイス、オプトデバイス)
◆ 従業員数-約1,000名(2023年3月末時点)


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三菱電機
 「三菱電機」は、炭化ケイ素(SiC)パワー半導体の8インチウエハー生産に対応する新工場棟を熊本県菊池市に建設し、2026年4月に稼働します。熊本県合志市のSiC6インチ対応の既存工場も増強します。

 SiCのウエハー枚数ベースの生産能力は2026年度に2022年度比約5倍に増やします。2021年~2025年度のパワー半導体の設備投資計画は従来比2倍の約2,600億円に引き上げ、脱炭素社会に向けた省エネルギーや電動車向けのニーズを取り込みます。

 引用資料 三菱電機(2023/03/14)
 三菱電機 SiCパワー半導体の生産体制強化に向け新工場棟を建設 従来計画から倍増し、2021年度から2025年度でパワーデバイス事業へ2,600億円を投資
 
 新工場棟は液晶モジュールを生産していた拠点の敷地内に建設すします。拠点の既存の2棟も活用します。合志市の6インチ対応の既存工場の能力増強と合わせた投資額は約1,000億円を見込みます。その他に、福岡市西区の拠点は約100億円を投資して後工程の新工場棟を建て、海外も中国安徽省合肥市などの後工程の増強に約200億円を投資します。



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2022年12月19日 (月)

高さ約120mと高さ約107mの「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」 ザ・福井タワー スカイレジデンス & ザ・福井タワー イニシアグラン

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-福井駅前電車通り北地区A街区-
 「福井駅前電車通り北地区A街区」は、JR福井駅に面し、シンボル軸である中央大通りとにぎわい軸である駅前電車通りに挟まれた、福井市の最重要拠点に位置しています。その一方で、土地の細分化や、建物の老朽化、敷地の有効活用がなされていないなど、土地利用・防災・景観等の面で課題を抱えています。

 これらを踏まえ、2024年春の北陸新幹線福井駅開業に向けて、「文化、交流、居住、商業、業務」が複合した来街者や市民にとって新たな「福井の顔」となる交流拠点への都市再生を図るとともに、快適なオープンスペースの形成、回遊性の向上を図ることで、中心市街地全体の活性化に寄与するまちづくりを目指しています。

 「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」は、JR「福井」駅西口に地上27階、高さ約120mのホテル・オフィス棟及び地上28階、高さ約107mの住宅棟、駐車場棟で構成される複合施設です。

 「長谷工不動産、阪急阪神不動産、マリモ、コスモスイニシア」の4社は、参加組合員として参画している「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」について、2021年10月8日に新築工事の起工式が行われ、10月15日に着工しました。

● ザ・福井タワー スカイレジデンス
 「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」内において開発中の一般向け分譲マンション「ザ・福井タワー スカイレジデンス」の公式ホームページがオープンしています。売主は「長谷工不動産、阪急阪神不動産、マリモ」です。

 引用資料 公式ホームページ
 ザ・福井タワー スカイレジデンス

● ザ・福井タワー イニシアグラン
 大和ハウスグループの「コスモスイニシア」は、参加組合員として参画している「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」内において開発中のアクティブシニアのための分譲マンション「ザ・福井タワー イニシアグラン」の購入登録受付を2022年12月9日から開始しました。

 引用資料 コスモスイニシア(2022/12/07)
 福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業内 アクティブシニアのための分譲マンション 『ザ・福井タワー イニシアグラン』12月9日から登録受付開始

福井駅前電車通り北地区A街区の概要
◆ 施設名称-(ホテル)コートヤード・バイ・マリオット福井、(一般向け分譲マンション:13階~28階)ザ・福井タワー スカイレジデンス、(アクティブシニア向け分譲マンション:3階~12階)ザ・福井タワー イニシアグラン
◆ 計画名-福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-福井県福井市中央一丁目3500番(地番)
◆ 交通-JR北陸本線「福井」駅徒歩4分、福井鉄道「福井」駅徒歩3分、えちぜん鉄道「福井」駅徒歩5分(JR福井駅構内経由)
◆ 階数-(ホテル・オフィス棟) 地上27階、地下1階、(住宅棟)地上28階、塔屋2階、地下1階、(駐車場棟)地上9階、地下0階
◆ 高さ-(ホテル・オフィス棟)約120m、(住宅棟)約107m、(駐車場棟)約36m
◆ 施行面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-6,951.03㎡  
◆ 建築面積-6,148.59㎡  
◆ 延床面積-71,789.79㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-(ホテル・オフィス棟)制振構造、(住宅棟)中間階免震構造
◆ 用途-商業施設、オフィス、カンファレンス、共同住宅、ホテル、駐車場 等
◆ 総戸数-224戸(一般向け118戸(非分譲住戸11戸含む)、アクティブシニア向け106戸)
◆ 用途-約250室(コートヤード・バイ・マリオット福井)
◆ 建築主-福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-ユアーズホテルフクイホテル(ホテル)、Fujinaga Estate合同会社(事務所)、福井新聞社(事務所)、長谷工不動産(一般分譲住宅)、阪急阪神不動産(一般分譲住宅)、マリモ(一般分譲住宅)、コスモスイニシア(シニア分譲住宅)、福井放送([店舗・ジム・駐車場)
◆ 総合企画者-森ビル都市企画
◆ 建築設計・監理・事業コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 施工者-竹中工務店、村中建設、長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2020年10月
◆ 着工-2021年10月08日(起工式)、2021年10月15日(着工)
◆ 竣工-2024年05月予定
◆ オープン-2024年07月予定


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「立面概念図」です。


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「外観完成予想図」です。


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「エントランスラウンジ完成予想図」です。


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「位置図」です。



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2022年6月10日 (金)

2024年春開業予定の「北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅間)」 島式2面4線の「敦賀駅」 敦賀駅の駅舎内部の様子を紹介するYouTube動画を公開!

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-北陸新幹線(金沢・敦賀間)-
 北陸新幹線(金沢・敦賀間)は、起点の石川県金沢市から終点の福井県敦賀市までの2県12市2町を経由する延長約125.2km の路線です。2024年春の開業を予定しています。

 引用資料  鉄道建設・運輸施設整備支援機構
 北陸新幹線

 この路線では、新たに「小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅」の6駅が計画されています。「越前たけふ駅」以外は在来線の駅に併設となります。

 「JR西日本」の北陸本線金沢~敦賀間は、2024年春末に予定されている北陸新幹線敦賀延伸に伴ないJR西日本から経営分離され、大聖寺駅~敦賀駅間は、福井県や沿線7市町(福井市、敦賀市、鯖江市、あわら市、越前市、坂井市、南越前町)などを含む「福井県並行在来線準備株式会社」が承継することに決まっています。

● 新幹線敦賀駅舎
 「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」は、2022年6月8日に敦賀駅の駅舎内部の様子を紹介するYouTube動画を公開しました。屋根の最高高さは約37mと歴代の整備新幹線では最大規模の大きさを誇ります。駅は3層構造になっており、1階は在来線特急ホーム階、2階にはコンコースや駅事務室などが設けられ、3階が新幹線ホーム階となります。

 YouTube 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
 北陸新幹線 敦賀駅現場レポート【JRTT 鉄道・運輸機構】

 新幹線敦賀駅舎のデザインコンセプトは「空にうかぶ~自然に囲まれ、港を望む駅~」、デザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」となっています。中央の屋根は「ユリカモメ」が飛翔する姿をイメージしています。


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敦賀駅のホーム(北陸新幹線)

 床は、船の甲板をイメージした木調タイルで仕上げます。待合室は船をモチーフとしたデザインとなっています(引用:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)。


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敦賀駅のコンコース(北陸新幹線)

 天井は「北前船」の帆をイメージしたスケール感の大きなデザインとし、キール部分には福井県産の木材を活用します。壁面は赤レンガ倉庫をイメージしたデザインとなっています(引用:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)。


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敦賀駅完成イメージ

 新幹線敦賀駅は在来線ホームから約200m離れています。高架駅のため約20m高い位置に建設されています。新幹線のホームは島式2面4線となります。1階に島式2面4線の在来特急用のホームを新設します。

 「敦賀駅」は、上下乗換え方式で整備することに決定しています。乗換え利便性を確保するため、新幹線ホームの下に在来特急ホームを設ける上下乗換え施設や、新幹線駅と在来線駅を結ぶ連絡通路を整備することが決定しています。

 上下乗換えにより、新幹線と特急との平均乗換え時間は約5分となり、在来線駅で乗り換える場合にかかる時間(約11分)の半分以下に短縮されます。また、新幹線駅と在来線駅を快適に移動できるようにするため、連絡通路に「動く歩道(ムービングウォーク)」の整備を検討しています(引用:JR西日本)。



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2022年6月 8日 (水)

大和ハウス工業 富山県最大の基準階面積を誇る複合テナントビル「(仮称)Dタワー富山」 2022年6月8日に着工!

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-(仮称)Dタワー富山-
 「大和ハウス工業」は、2022年6月8日、富山県富山市において富山県最大の基準階面積を誇る複合テナントビル「(仮称)Dタワー富山」を着工します。

 富山市では2001年から2020年まで新規のテナントビル供給がなく、築30年以上のビルが7割を占めており、設備の老朽化が進んでいます。そこで、大和ハウス工業は「富山駅路面電車南北接続事業」や路面電車の新駅開設などで賑わい創出が進む富山駅北側において、オフィス(2階~7階)や商業施設(1階)などの複合テナントビル「(仮称)Dタワー富山」を開発することとしました。

 引用資料 大和ハウス工業(2022/06/07)
 複合テナントビル「(仮称)Dタワー富山」着工

 オフィススペースは、テナント企業の要望に合わせて最小約90㎡から最大約1,800㎡までの区画に約50社が入居でき、2階には働き方に合わせた最適なオフィス環境を整備するため、休憩スペースや会議室、タッチダウンオフィスを設けます。商業施設スペースには、飲食・物販など約5店舗が入居する予定です。

 「(仮称)Dタワー富山」は、富山市が2019年7月に募集した「中規模ホール整備官民連携事業」の余剰地に建設される施設です。「中規模ホール整備官民連携事業」では、民間企業が富山市体育館跡地で中規模ホールをPFI事業にて整備し、大和ハウス工業が余剰地を購入し民間付帯事業として「(仮称)Dタワー富山」を開発します。

(仮称)Dタワー富山の概要
◆ 所在地-富山県富山市牛島町109-3
◆ 交通-JR「富山駅」より徒歩3分
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部47.21m
◆ 敷地面積-4,000.00㎡
◆ 建築面積-2,793.43㎡
◆ 延床面積-16,829.82㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-飲食店舗、物販店舗(1階)、オフィス(2階~7階)、駐車場(150台)
◆ 建築主-大和ハウス工業
◆ 設計者・監理者-久米設計・押田建築設計事務所 設計・工事監理共同企業体
◆ 施工者-北野建設
◆ 着工-2022年06月08日
◆ 竣工-2024年03月12日予定
◆ 総事業費-約80億円


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「(仮称)Dタワー富山」外観です。


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「(仮称)Dタワー富山」外観です。


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「(仮称)Dタワー富山」外観です。


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「位置図」です。



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2022年5月30日 (月)

福井鉄道 新型車両F2000形(FUKURAM Liner:フクラム ライナー) 2023年春運行開始予定!

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-新型車両F2000形(FUKURAM Liner)-

 「福井鉄道」は2022年5月24日に、新型車両「F2000形」を導入すると発表しました。3両編成(3連接車体)の超低床車が1編成導入されます。仮の愛称は「FUKURAM Liner(フクラム ライナー)です。

 引用資料 福井鉄道(2022/05/24)
 電車 新型車両の導入について

 福井鉄道で3連接の超低床車としてはF1000形「フクラム」がありますが、座席配置は異なり、F2000形はロングシートを採用します。F1000形より通路幅を広くするなど、バリアフリーに配慮するとともに、朝ラッシュ時の混雑緩和を図ります。運行開始時期は2023年春が予定されています。

新型車両F2000形の概要
◆ 導入数-1編成(3両)
◆ 愛称(仮)-FUKURAM Liner
◆ 運行開始時期-2023年春予定

新型車両の主な特長
◇ 従来車両(880形等)にある出入口ステップを無くし、乗り降りがしやすくなります。
◇ 優先座席や車いすスペースを設置します。また、つり革や握り棒を増やします。
◇ VVVF制御やLED照明等の採用により、従来車両(880形)と比較して30%以上の消費電力削減を図ります。
◇ 定員を115人とし、朝夕ラッシュ時の混雑緩和を図ります。(従来車両(880形)より1割程度増加)
◇ 座席はロングシートとし、FUKURAM車両(F1000形)と比較して通路幅を広くします。


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「外観イメージ」です。


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「外観イメージ」です。


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「車内イメージ」です。



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2022年2月27日 (日)

富山市公設地方卸売市場再整備事業 「大和ハウス工業」が公設卸売市場建て替え支援 スーパーマーケット、ホームセンター、大型家具店などを誘致!

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-富山市公設地方卸売市場再整備事業-

 「大和ハウス工業」は2022年2月25日に、「富山市公設地方卸売市場再整備事業」の本体工事に着手したと発表しました。「大和ハウス工業」、行政の財政負担軽減や施設規模の最適化のため、老朽化した公設卸売市場の建て替え支援事業を開始します。

 卸売市場をコンパクト化、余剰地に商業施設を誘致し、「まちに開かれた生活市場」をコンセプトとした一体開発を行います。商業施設には、スーパーマーケット、ホームセンター、大型家具店などを誘致する計画です。2026年3月に開業予定です。

 引用資料 大和ハウス工業(2022/02/25)
 老朽化した公設卸売市場の建て替え支援事業を開始

 引用資料 富山市・公式ホームページ
 富山市公設地方卸売市場再整備事業

 1970年代に安全な青果物や水産物などの生鮮食料品、観賞用草花を取引するために、全国各地に中央卸売市場や地方卸売市場などの公設卸売市場が約200カ所建設されました。しかし、これらの施設は開発から約半世紀が経過し、設備の老朽化や耐震性の不足などの課題を抱えています。

 「富山市公設地方卸売市場再整備事業」は、1973年5月に開設された富山市公設地方卸売市場(開設時名称:富山市中央卸売市場)の建て替えと余剰地活用の事業です。「富山市公設地方卸売市場」では、生鮮食料品の取扱数量が年々減少しており、2016年度には、青果が1992年度のピーク時から約2分の1、水産が1983年のピーク時から約3分の1まで減少しています。

 こうした状況を受け、富山市では2018年7月に「富山市公設地方卸売市場再整備構想」を公表しました。その後、2020年12月に「富山市公設地方卸売市場再整備事業」の募集要項を開示し、2021年3月には「大和ハウス工業」を代表企業とした全8社(現在は9社)による事業者「新とやまいちば創生プロジェクトチーム」が優先交渉権者として選定されました。

富山市公設地方卸売市場の概要
◆ 所在地-富山市掛尾町500番地
◆ 階数-(青果棟)地上2階、(水産棟)地上2階、(事務所棟)地上3階、(スーパー棟)地上1階、(家具棟)地上2階、(ホームセンター棟)地上1階
◆ 敷地面積-約118,000㎡
◆ 延床面積-約33,900㎡
◆ 建て替え施設-(青果棟)延床面積約7,300㎡、(水産棟)延床面積約4,700㎡、(事務所棟)延床面積約4,800㎡、(スーパー棟)延床面積約3,000㎡、(家具棟)延床面積約6,500㎡、(ホームセンター棟)延床面積約7,600㎡
◆ 用途-青果棟、水産棟、関連店舗棟、家具棟、スーパーマーケット棟、ホームセンター棟
◆ 建築主-新とやまいちば創生プロジェクトチーム(代表企業 大和ハウス工業)
◆ 設計者-押田建築設計事務所
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 着工-2022年02月25日
◆ 開業-2026年03月予定


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「公共施設」のイメージです。


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「民間施設」のイメージです。


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「事業予定地位置図」です。



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2022年1月23日 (日)

2024年春開業予定の「北陸新幹線(金沢・敦賀間)」 福井県並行在来線準備株式会社鉄道線の鉄道事業再構築実施計画の認定!

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-北陸新幹線(金沢・敦賀間)-

 北陸新幹線(金沢・敦賀間)は、起点の石川県金沢市から終点の福井県敦賀市までの2県12市2町を経由する延長約125.2km の路線です。2024年春の開業を予定しています。

 この路線では、新たに「小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅」の6駅が計画されています。「越前たけふ駅」以外は在来線の駅に併設となります。

 「JR西日本」の北陸本線金沢~敦賀間は、2024年春末に予定されている北陸新幹線敦賀延伸に伴ないJR西日本から経営分離され、大聖寺駅~敦賀駅間は、福井県や沿線7市町(福井市、敦賀市、鯖江市、あわら市、越前市、坂井市、南越前町)などを含む「福井県並行在来線準備株式会社」が承継することに決まっています。

● 福井県並行在来線準備株式会社
 「国土交通省」は2022年1月19日に、「福井県並行在来線準備株式会社(準備会社)」に対して鉄道事業再構築実施計画の認定を行なったと発表しました。

 引用資料 国土交通省(2022/01/19)
 福井県並行在来線準備株式会社鉄道線の鉄道事業再構築実施計画の認定について

 今回の認定はJR西日本が第一種鉄道事業者として運行している区間を準備会社が第一種鉄道事業者となり運行する「鉄道事業再構築実施計画」が2021年12月に申請されたことを受けてのもので、準備会社に対して鉄道事業の「みなし許可」が与えられ、開業と同時に旅客営業事業を行なうことができるようになりました。


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「駅一覧(赤字は新幹線乗換駅)」です(引用:国土交通省)。


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「再構築事業実施スキーム」です(引用:国土交通省)。


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敦賀駅

 新幹線敦賀駅舎のデザインコンセプトは「空にうかぶ~自然に囲まれ、港を望む駅~」、デザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」となっています。中央の屋根は「ユリカモメ」が飛翔する姿をイメージしています(引用:鉄道建設・運輸施設整備支援機構)。


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略図・路線図

 「北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅間)」の路線図です。北側から「小松駅(石川県小松市)、加賀温泉駅(石川県加賀市)、芦原温泉駅(福井県あわら市)、福井駅(福井県福井市)、越前たけふ駅(福井県越前市)、敦賀駅(福井県敦賀市)」の6駅が新たに整備されます(引用:JR西日本)。



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2021年10月31日 (日)

高さ約120mと高さ約100mの超高層ツインタワー「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」  2021年10月15日に着工! 

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-福井駅前電車通り北地区A街区-
 「福井駅前電車通り北地区A街区」は、JR福井駅に面し、シンボル軸である中央大通りとにぎわい軸である駅前電車通りに挟まれた、福井市の最重要拠点に位置しています。その一方で、土地の細分化や、建物の老朽化、敷地の有効活用がなされていないなど、土地利用・防災・景観等の面で課題を抱えています。

 これらを踏まえ、2024年春の北陸新幹線福井駅開業に向けて、「文化、交流、居住、商業、業務」が複合した来街者や市民にとって新たな「福井の顔」となる交流拠点への都市再生を図るとともに、快適なオープンスペースの形成、回遊性の向上を図ることで、中心市街地全体の活性化に寄与するまちづくりを目指しています。

 「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」は、東側の地上27階、地下1階、高さ約120mの「ホテル・オフィス棟」、西側の地上28階、地下1階、高さ約100mの「住宅棟」、中央の地上9階、地下0階、高さ約36mの「駐車場棟」で構成されます。総延床面積は約70,540㎡です。

● 2021年10月15日に着工!
 「長谷工不動産、阪急阪神不動産、マリモ、コスモスイニシア」の4社は、参加組合員として参画している「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」について、2021年10月8日に新築工事の起工式が行われ、10月15日に着工しました。

 引用資料 長谷工不動産(PDF:2021/10/27)
 北陸新幹線福井駅開業を見据えたまちづくり、福井の玄関口にふさわしい都市再生 「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」 着工のお知らせ

 日刊建設工業新聞(2021/10/29)
 長谷工不ら4社/福井駅前電車通り北地区A再開発が着工/分譲住宅224戸

福井駅前電車通り北地区A街区の概要
◆ 計画名-福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-福井県福井市中央一丁目3500番(地番)
◆ 交通-JR「福井」駅すぐ、福井鉄道「福井」駅すぐ
◆ 階数-(ホテル・オフィス棟) 地上27階、地下1階、(住宅棟)地上28階、塔屋1階、地下1階、(駐車場棟)地上9階、地下0階
◆ 高さ-(ホテル・オフィス棟)約120m、(住宅棟)約100m、(駐車場棟)約36m
◆ 施行面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-約6,900㎡ 
◆ 建築面積-約5,790㎡ 
◆ 延床面積-約70,540㎡(容積対象床面積約51,830㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-商業施設、オフィス、カンファレンス、共同住宅、ホテル、駐車場 等
◆ 総戸数-224戸(一般向け118戸、アクティブシニア向け106戸)
◆ 用途-約250室(コートヤード・バイ・マリオット福井)
◆ 建築主-福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-ユアーズホテルフクイホテル(ホテル)、Fujinaga Estate合同会社(事務所)、福井新聞社(事務所)、長谷工不動産(一般分譲住宅)、阪急阪神不動産(一般分譲住宅)、マリモ(一般分譲住宅)、コスモスイニシア(シニア分譲住宅)、福井放送([店舗・ジム・駐車場)
◆ 総合企画者-森ビル都市企画
◆ 建築設計・監理・事業コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 施工者-竹中工務店、村中建設、長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2020年10月
◆ 着工-2021年10月08日(起工式)、2021年10月15日(着工)
◆ 竣工-2024年予定
◆ オープン-2024年夏頃予定


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「完成予想パース」です。


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「完成予想パース」です。


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「完成予想パース」です。


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「建物の概要」です。

● コートヤード・バイ・マリオット福井
 客室数約250室のホテルには、マリオット・インターナショナルの「コートヤード・バイ・マリオット福井」が進出する予定です。客室の他にも、会議室、ボールルーム、オールデイダイニング、日本食レストラン、ロビーラウンジなどを完備する予定です。


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「分譲住宅」の断面図です。3階~12階が総戸数106戸の「アクティブシニア向け分譲住宅」、13階~28階が総戸数118戸(一部権利者住戸含む)の「一般向け分譲住宅」となっています。


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「位置図」です。



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2021年9月15日 (水)

2024年春に北陸新幹線福井駅開業 「福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業」の事業コンサルタントと設計監理者選定の公募型プロポーザルを公告!

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-2024年春の北陸新幹線福井駅開業-

 北陸新幹線(金沢・敦賀間)は、起点の石川県金沢市から終点の福井県敦賀市までの2県12市2町を経由する延長約125.2km の路線です。2024年春の開業を予定しています。

 この路線では、新たに「小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅」の6駅が計画されています。「越前たけふ駅」以外は在来線の駅に併設となります。

 2024年春の北陸新幹線福井駅開業に向けて、福井駅周辺では「福井駅前電車通り北地区A街区、福井駅前電車通り北地区B街区、福井駅前南通り地区」の3ヶ所の再開発が動き出しています。

● 福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業
 福井市の「駅前南通り地区市街地再開発準備組合」は9月13日に、「福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業」の事業コンサルタントと設計監理者選定の公募型プロポーザルを公告しました。

 建設通信新聞(2021/09/13)
 9月24日まで提案書受付/事業コンサルと設計監理/福井市駅前南通り再開発準備組合

 日刊建設工業新聞(2021/09/13)
 福井駅前南通り地区再開発(福井市)/事業コンサルと設計・監理者募集/準備組合

 対象地は福井市中央一丁目地内です。施行地区面積は約10,000㎡で、区域内の1ブロック約1,500㎡、IIブロック約1,360㎡、IIIブロック約2,770㎡に再開発ビルを建設します。

 主な用途は、「商業・業務施設、ホテル、共同住宅、駐車場」です。順調にいけば、2021年度中の組合設立、2022年度に権利変換計画の認可及び既存建物を解体、2023年度にも着工する見通しです。


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「福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業」の区域図です。


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福井駅前電車通り北地区A街区
 2024年春の北陸新幹線福井駅開業に向けて、福井駅周辺では「福井駅前電車通り北地区A街区、福井駅前電車通り北地区B街区、福井駅前南通り地区」の再開発が動き出していますが、最も規模が大きいのが「福井駅前電車通り北地区A街区」です。

 「福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業」は、東側の地上27階、地下1階、高さ約120mの「E棟(ホテル棟)」、西側の地上28階、地下1階、高さ約100mの「W棟(住宅棟)」、中央の地上9階、地下0階、高さ約36mの「P棟(駐車場棟)」で構成されます。総延床面積は約70,540㎡です。

 引用資料 公式ホームページ
 福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合

福井駅前電車通り北地区A街区の概要
◆ 計画名-福井駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-福井県福井市中央一丁目3番街区の一部、4番街区
◆ 交通-JR「福井」駅すぐ、福井鉄道「福井」駅すぐ
◆ 階数-(E棟) 地上27階、地下1階、(W棟)地上28階、地下1階、(P棟)地上9階、地下0階
◆ 高さ-(E棟)約120m、(W棟)約100m、(P棟)約36m
◆ 施行面積-約13,000㎡
◆ 敷地面積-約6,900㎡ 
◆ 建築面積-約5,790㎡ 
◆ 延床面積-約70,540㎡(容積対象床面積約51,830㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-商業施設、オフィス、カンファレンス、共同住宅、ホテル、駐車場 等
◆ 総戸数-約220戸(一般向け約110戸、シニア向け約110戸)
◆ 用途-約250室(コートヤード・バイ・マリオット福井)
◆ 事業主体-福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-ユアーズホテルフクイホテル(ホテル)、Fujinaga Estate合同会社(事務所)、福井新聞社(事務所)、長谷工不動産(一般分譲住宅)、阪急阪神不動産(一般分譲住宅)、マリモ(一般分譲住宅)、コスモスイニシア(シニア分譲住宅)、福井放送([店舗・ジム・駐車場)
◆ 特定業務代行者等-(総合企画者)森ビル都市企画、(特定業務代行者)竹中工務店、村中建設、長谷工コーポレーション、アール・アイ・エー
◆ 解体工事-2020年10月
◆ 着工-2021年10月予定
◆ 竣工-2024年予定
◆ オープン-2024年春頃予定



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