91 鉄道編・JR

2023年3月20日 (月)

祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 近未来的な地下コンコース編!

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-うめきた(大阪)地下駅-
 2023年3月18日は、ダイヤ改正に合わせて、東西で大きな出来事がありました。首都圏では新路線「相鉄・東急新横浜線」の開業、関西では、大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業しました。

 2023年3月18日(土)に大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業し、関西エリアの「玄関口」である大阪駅の拠点性がさらに高まり、関西エリア全体のネットワークがより強化されました。新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置しました。


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大阪駅の構内図

 「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」の構内図です。

 引用資料 JR西日本(PDF)
 大阪駅構内図


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浸水を防ぐために巨大な「防水扉」が設置されています。もちろん反対側にも設置されています。


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特徴的な天井です。


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コンコースです。


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「発車標」です。


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コンコースです。


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新改札の「うめきた地下口」です。


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実証実験が行われている顔認証ゲート

 パナソニックの顔認証技術を採用している「顔認証ゲート」です。近未来的なデザインで、双方向に対面通行が可能となっています。既存のICカードでも通行できます。

 JR西日本(PDF:2023/03/02)
 大阪駅(うめきたエリア)における「顔認証改札機」実証実験に向けてモニターの募集を開始!


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斬新すぎる「駅弁自販機」です(笑)。


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パット見は奥に大画面があるように見えます。


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映像が投影されている部分は「仮囲い」です。この先は工事中です。「大阪駅(うめきたエリア)」はまだまだ工事中のエリアが多いです。



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2023年3月19日 (日)

祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 フルスクリーンホームドアがある地下ホーム編!

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-うめきた(大阪)地下駅-
 昨日(2023年3月18日)は、ダイヤ改正に合わせて、東西で大きな出来事がありました。首都圏では新路線「相鉄・東急新横浜線」の開業、関西では、大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業しました。

 多くの「YouTuber(ユーチューバー)」が、速攻で動画をUPしていました。中には1日で、「相鉄・東急新横浜線」と「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」の両方をUPしていたツワモノもいました(笑)。

 2023年3月18日(土)に大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業し、関西エリアの「玄関口」である大阪駅の拠点性がさらに高まり、関西エリア全体のネットワークがより強化されました。新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置しました。


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2023年3月18日(土)は、開業日という事もあり、関係者がたくさんいました。


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あらゆる車種に対応できる世界初の方式である「フルスクリーンホームドア」です。電車の到着前に、ドアのスクリーンが警告色の「黄色」に変わります。

● フルスクリーンホームドアは21番線のみ
 2023年3月18日の開業時には、「フルスクリーンホームドア」は「21番線」のみにしか設置されていません。「22番線・23番線・24番線」への設置時期は現時点では未定です。


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電車が到着しました。


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ドアが開きます。


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アップです。


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上段のスクリーンがドアの位置に合わせて表示が変更されます。

 

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「21番線・22番線」の「発車標」です。


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大阪駅の次が「西九条駅(にしくじょうえき)」というのがなんとも新鮮です。


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「23番線・24番線」の「発車標」です。


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「23番線ホーム」です。「フルスクリーンホームドア」は設置されていません。


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「24番線ホーム」です。「フルスクリーンホームドア」は設置されていません。

● フルスクリーンホームドアの設置は?
 「22番線・23番線・24番線」への設置時期は現時点では未定です。ハーフハイト型のホームドアと違って、「フルスクリーンホームドア」の後からの設置は非常に難しそうです。何日間か設置ホームを閉鎖する必要がありそうです。



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2023年2月22日 (水)

JR西日本が「改良型可動式ホーム柵」の導入 今後、JR西日本が整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本!

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-新型ホームドアの技術開発-

 鉄道各社は、より安全に鉄道を利用してもらうために「可動式ホーム柵(ホームドア)」の設置工事を進めています。しかし、車両の長さ、ドアの数、ドアの位置などの相違や、設置コストなどの課題があり、それらに対応可能な新たなタイプのホームドアが開発されています。

 新型ホームドアの技術開発は、各メーカーや鉄道会社が入り乱れて百花繚乱状態です。私は、ホームドア大好き人間なので、関東や関西の駅にホームドアが導入されたら出来るだけ見に行くようにしています。

 2023年3月18日に開業する「うめきた(大阪)地下駅」の「21番線」に、あらゆる車種に対応できる世界初の方式である「フルスクリーンホームドア」を導入します。しかし、あらゆる車種に対応できる世界初の方式である「フルスクリーンホームドア」は、整備費が非常に高額なため他の駅への導入が極めて難しいです。

● JR西日本が改良型可動式ホーム柵の導入!
 「JR西日本」は、安全機能を維持しながら構造を見直し、ホーム補強を迅速化し、工期の短縮・工事費用の圧縮を実現します。開口部を設け風荷重を低減(受風面積が従来比約2/3)、構造を見直し、軽量化(重量が従来比約2/3)を実現します。

 引用資料 JR西日本(2023/02/20)
 改良型可動式ホーム柵の導入について

 
今後のスケジュールは、「西九条駅」と「弁天町駅」の整備から改良型可動式ホーム柵を導入します。着工は2023年3月、完成は2024年度中の予定です。今後、JR西日本が整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本とます。


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「改良型可動式ホーム柵」です。「JR西日本テクシア」と「ナブテスコ」との共同開発です。


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フルスクリーンタイプ(
フルハイトタイプ)

 ホームドアのタイプは、大きく分けて2種類あります。一つ目が「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)と呼ばれる天井近くまでスクリーンで覆われたもので、もう一つが「ハーフハイトタイプと呼ばれる高さ130cmのものです。

 「フルハイトタイプ」が理想ですが、コストが非常に高い上に、天井近くまでスクリーンで覆うので新線や新駅の工事と同時に行わないと設置が難しいです。


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可動式ホーム柵(
ハーフハイトタイプ)

 現在では、転落防止効果が「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」と比べて遜色ないうえ、設置が容易であり既存路線に展開しやすいことから、「可動式ホーム柵(ハーフハイトタイプ)」が主流になっています。


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デジタルサイネージを搭載したホームドア

 「可動式ホーム柵(ホームドア)」はどんどん進化しています。横浜高速鉄道のみなとみらい線「みなとみらい駅」に、「デジタルサイネージ」を組み込んだホームドアが設置されています。


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大開口ホームドア

 東京メトロ東西線には、「東京メトロ」の車両の他に、「JR東日本」と「東葉高速鉄道」の車両が乗り入れています。車両は各社共に20m級車両10両編成で統一されています。いずれの車両も4ヶ所のドアが設けられていますが、ドアの幅や位置は統一されていません。

 「東京メトロ」は、ドアの位置や幅が異なる車両が混在している路線へのホームドアの早期設置を目指し、二重引き戸による「大開口ホームドア」が導入しました。

 JRの在来線、私鉄、地下鉄では、日本で最初の二重引き戸による「大開口ホームドア」の本格稼働になりました。「大開口ホームドア」は、「ナブテスコ」製です。


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昇降ロープ式ホーム柵(支柱伸縮型)
 ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。開発主体は「JR西日本テクシア」です。


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昇降バー式ホーム柵
 
「ホームドア(可動式ホーム柵)」は、高額な設置コストが、さらなる普及の妨げとなっています。そこで注目を集めているのが、「昇降式ホーム柵」です。安全を確保する「仕切り」が左右にではなく上下に動くものです。

 JR拝島駅の「昇降式ホーム柵」は、相模鉄道「弥生台駅」で1年間に渡って試験運用が行われてきた「高見沢サイバネティックス製」の改良型です。


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スマートホームドア
 JR東日本はJR横浜線「町田駅」で、新型ホームドア「スマートホームドア」の実証実験を行っています。従来品に比べて部品の点数を減らすなどして機器本体のコストを約半分に抑えました。重量も約3割軽くなり、機器を据え付けるホームの補強工事を減らせます。開発主体は「JR東日本メカトロニクス」です。


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戸袋移動型ホーム柵
 埼玉県所沢市の「新所沢駅」で実証実験が行われた「戸袋移動型ホーム柵」です。ホームドアは、乗降客の乗降時にドアが開閉する固定式が主流です。そのために車両の長さ、ドアの数、ドアの位置が異なる電車が混在すると導入出来ません
 
 これに対し、実証実験が行われた「戸袋移動型ホーム柵」は、電車の扉の位置にあわせて、ホームドアを収納する戸袋も一緒に移動するのが最大の特徴です。開発主体は「京三製作所、神戸製鋼所」です。


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マルチドア対応ホームドア
 
「京浜急行電鉄」では、三菱重工グループの「三菱重工交通機器エンジニアリング」が開発を進めてきた「マルチドア対応ホームドア(どこでもドア)」の実証実験を京急久里浜線三浦海岸駅において実施しました。

 「どこでもドア」は、これまで課題であった、ドア数やドア位置などが異なる車両が運行する路線に対応するホームドアとして開発を進めているもので、車両改修を必要とせず地上設備のみでホームドア開閉の連携が可能な「地上完結型連携システム」を採用しています。



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2023年2月 2日 (木)

岡山・備後エリアに導入する新型車両(227系近郊形直流電車) 新型車両の愛称名が「Urara(うらら)」に決定!

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-岡山・備後エリアに導入-

 JR西日本は2022年5月10日に、岡山・備後エリアに2023年以降導入を予定する新型車両(227系近郊形直流電車)のデザインを発表しました。山陽線などへの導入を予定しており、西日本エリアの活性化を通じて地域価値の向上を図ります。

 投入する新型車両は2両編成と3両編成の計101両です。岡山エリアの車両では初となる「衝撃吸収構造」や「戸挟み検知装置」「EBーN装置(運転士異常時列車停止装置)」などの安全装置・設備を導入します。ほかにも防犯カメラやつかまりやすい形状でオレンジ色調を採用したつり手や手すりを設置し、安全性の向上を図ります。

● Urara(うらら)
 岡山・備後エリアに2023年度導入予定の新型車両について、利用する乗降客や沿線の方々により親しみを持ってもらえるよう、車両愛称名を募集していましたが、車両愛称名「Urara(うらら)」に決定しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2023/01/31)
 岡山・備後エリアに導入する新型車両の愛称名について


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Urara(うらら)

  車両愛称名は「Urara(うらら)、デザインコンセプト「豊穏の彩」の穏やかさ、柔らかさを表現しています。


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車両デザインコンセプト

 車両デザインのコンセプトは「豊穏の彩(ほうおんのいろどり)」です。豊饒(ほうじょう)と穏和からの造語で、岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土をイメージしました。沿線を象徴する豊穏のピンクをシンボルカラーに、太陽の恵みと豊かさを暖色のグラデーションで表現しました。


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「車内イメージ」です。


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227系近郊型直流電車(広島シティネットワーク)

 「広島シティネットワーク」を駆け抜ける新型車両「227系近郊型直流電車」が、2015年3月14日のダイヤ改正でデビューを飾りました。広島地区への新型電車投入は32年ぶりとなりました。投入線区は、広島エリアの「山陽本線、呉線、可部線」で、入車両数276両(3両編成×64本、2両編成×42本)の大量投入を行いました。

 岡山・備後エリアに2023年以降導入を予定する新型車両「227系近郊型直流電車」も「広島シティネットワーク」に導入された車両と基本的にはほぼ同じになります。


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「広島シティネットワーク」に導入された「227系近郊型直流電車」の内部の様子です。岡山・備後エリアに導入予定の新型車両の内部も基本的にはほぼ同じになります。



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2023年1月20日 (金)

超高収益企業「キーエンス」 高槻市井尻二丁目の52,373.79㎡を「三菱自動車工業」から取得 ロジスティクスセンターを建設!

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-キーエンス-
 「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

● 高槻市井尻二丁目の52,373.79㎡を取得!
 「キーエンス」は、2022年12月23日付けで、「三菱自動車工業」から大阪府高槻市井尻二丁目13-1の敷地面積52,373.79㎡を取得しました。 用途は、キーエンスの「ロジスティクスセンター」を予定しています。

 キーエンス(PDF:2022/12/23)
 大阪府高槻市における土地取得に関するお知らせ


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キーエンスが取得した用地

 「キーエンス」が「三菱自動車工業」から取得したのは、大阪府高槻市井尻二丁目13-1の敷地面積52,373.79㎡です。神高速道路・新神高速道路の「高槻JCT・IC」の近くです(Googleマップの衛星写真を引用)。

● JR新駅候補地
 「キーエンス」が取得した用地の近くでは、JR京都線(東海道線)で最も駅間距離が長い高槻駅と島本駅の中間地点(檜尾川以東)で、新駅の設置が検討を行います。


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高槻駅と島本駅の中間地点の新駅

 JR京都線(東海道線)の高槻駅と島本駅の両駅間は約5.3km離れており、JR大阪~京都間では駅間距離が最も長いです。JR西日本と高槻市が、駅周辺のまちづくりについて意見交換し、新駅設置と新たな市街地形成の可能性について検討することに合意しています。

 引用資料 高槻市
 新駅設置と新たな市街地形成検討事業の取組

 JR新駅候補地は、JR京都線(東海道線)で最も駅間距離が長い高槻駅と島本駅の中間地点(檜尾川以東)で検討を行います。この区間は線路が4本敷かれた複々線ですが、内側の線路(おもに快速・普通列車が走行)のあいだに島式ホーム1面を設ける方向で検討が進められています。

 檜尾川以東の鉄道沿線において、新名神高速道路(高槻-神戸間)及び高槻インターチェンジに直結する高槻東道路等の供用や十三高槻線及び牧野高槻線(淀川渡河橋)の事業化など、周辺環境の変化を踏まえ、鉄道新駅設置を含めた新たな市街地形成について、鉄道事業者ととも検討を進めています。


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「JR新駅候補地」です。



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2022年12月29日 (木)

うめきた2期区域 うめきた(大阪)駅がさらに進化 2023年3月18日に開業する「うめきた(大阪)地下駅」 2022年12月19日の建設状況

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-うめきた(大阪)地下駅-
 「JR西日本」は2022年3月16日に、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期区域」で建設中の地下新駅の地上部に駅ビルを建設する事を発表しました。隣接する都市公園と大阪駅方面への連絡デッキも設置し、駅周辺の回遊性を高めます。

 引用資料 JR西日本(2022/03/16)
 うめきた(大阪)駅がさらに進化します 地下駅と地上部での新駅ビルを共創フィールドとした新たな価値創造への挑戦~ 『JR WEST LABO』 始動 ~

 「JR西日本」は地下駅と駅ビルをイノベーションの実験場「JR WEST LABO」に位置付け、デジタル技術などを活用した近未来の駅空間の実現を目指します。実証実験を希望する「共創パートナー」の募集も始めました。

 新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置します。2023年3月18日に大阪駅の新たなホームとして開業する予定です。大阪駅の西側に新設する改札口と地下通路(改札内約70m)でつながります。

うめきた(大阪)駅がさらに進化
◆ 2023年03月18日-うめきた(大阪)地下駅 開業
◆ 2024年夏頃-うめきた2期 先行まちびらき、JR大阪駅⇔うめきた2期間連絡デッキ供用開始
◆ 2025年春頃-地上部新駅ビル開業
◆ 2025年04月-大阪関西万博2025開幕
◆ 2031年春-なにわ筋線開業予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地上部分~」です。

うめきた駅の駅ビル(地上部分)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-地上3階
◆ 敷地面積-約12,500㎡
◆ 店舗面積-約3,750㎡
◆ 駅前広場主要用途-観光バス・タクシー乗降場等
◆ ビル主要用途-歩行者広場、商業施設、連絡デッキなど
◆ 建物設置者-JR西日本不動産開発
◆ 商業施設運営者-JR西日本大阪開発
◆ 開業(一部供用開始)-2024年夏頃予定(駅前広場・連絡デッキなど)
◆ 全面開業(商業施設含む)-2025年春頃予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ コンコース階」です。


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ ホーム階」です。

● 開業時のフルスクリーンホームドアは21番線のみ
 あらゆる車種に対応できる世界初の方式である「フルスクリーンホームドア」です。既存の「大阪駅」は、1番線~11番線となっていますが、「うめきた(大阪)地下駅」は、「21番線・22番線・23番線・24番線」になります。

 あらゆる車種に対応できる世界初の方式である「フルスクリーンホームドア」のため、2023年3月18日の開業時には、「ホームドア」は「21番線」のみにしか設置されません。「22番線・23番線・24番線」への設置時期は現時点では未定です。


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「うめきた(大阪)駅」の連絡通路です。


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「地下新駅の地上部の駅ビル」の2022年12月19日の建設状況です。


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アップです。


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この部分は「エレベーター」だと思われます。


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「うめきた駅の駅ビル(地上部分)」です。


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角度を変えて見た様子です。


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アップです。



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2022年12月18日 (日)

JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業 概要・デザインが公開 2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定!

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-JR向日町駅-
 「日本電産(2023年4月1日よりニデックに社名変更)」は、本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約60,000㎡を取得し、第二本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表しています。

 最終的には、現本社を含めて一帯で最大5,000人が働く見込みです。最寄りの駅は「JR向日町駅」ですが、日本電産側の駅の東側に改札口がありません。そこで、駅の東側に「東口」を整備する計画が進んでいます。

 駅前広場、自由通路などの駅周辺施設の整備や市街地再開発事業を行い、東口の開設を図るとともに、駅周辺のにぎわいの創出を目指しています。また、駅への利便性・安全性の向上を図るため、京都市と連携し、都市計画道路の新設や、市道の拡幅整備を進めています。

● JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業
 JR京都線の向日町駅自由通路整備・橋上化事業においては、駅東側エリアからのアクセス改善と駅の交通結節点としての機能強化ならびにサービスの向上を図るとともに、まちの活性化や駅周辺のにぎわい創出を目指して、2022年2月に向日市とJR西日本間で協定を締結のうえ事業を進めており、2022年12月より工事に着手しています。この度、自由通路および駅舎の設備の概要・デザインが決まりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/12/16)
 JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業の概要について


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「整備計画概要図」です。2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定です(引用:JR西日本)。

設備の概要
(1)自由通路
◆ 通路-幅員5m、延長約60mの歩行者専用通路
◆ 西口-エレベーター1基、階段(幅員2m)、エスカレーター(昇り降り各1基)
◆ 東口-別途市街地再開発事業で整備予定
(2)橋上駅舎
◆ エレベーター2基(各ホーム1基)、エスカレーター2基(各ホーム昇り1基)
◆ 階段2箇所(各ホーム1箇所、幅員1.8m)
◆ 自動改札×4通路
◆ 券売機×3台
◆ お客様トイレ
◆ 店舗(計画中)


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JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業

 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発準備組合」は、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」を計画しています。「駅ビル棟」は、地上5階、「住宅棟」は、地上36階、最高高さ128.5m、総戸数約330戸です。最高高さ128.5mは、完成すると京都府で一番高い超高層ビルになります。

 引用資料 向日市・公式ホームページ
 JR向日町駅周辺のまちづくり

JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-京都府向日市寺戸町久々相
◆ 交通-JR京都線「向日」駅直結
◆ 階数-(住宅棟)地上36階、地下0階、(駅ビル棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部128.5m
◆ 敷地面積-約5,060㎡
◆ 延床面積-約46,300㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(駅ビル棟)鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、業務施設、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約330戸
◆ 建築主-JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-JR西日本不動産開発
◆ 特定業務代行者-大林組・大鉄工業JV
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「現況図」と「計画図」です(引用:向日市・公式HP)。


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「JR向日町駅」です。


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「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。奥に「日本電産本社・中央開発技術研究所」が一部見えます。



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2022年12月14日 (水)

大阪駅(うめきたエリア)開業に向けて 線路切換工事に伴う特急列車の運転休止・道路交通規制(通行止め) 2023年2月11日〜2月13日に実施!

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-線路切換工事-
 大阪駅(うめきたエリア)開業に向けた線路切換工事に伴い、特急「はるか」の全区間、「くろしお」の一部区間で列車の運転を取りやめます。またこの工事にあわせて、なにわ筋(府道41号線)の一部区間で長時間にわたる道路の交通規制(通行止め)を行います。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/12/09)
 ~ 大阪駅(うめきたエリア)開業に向けて~ 線路切換工事に伴う特急列車の運転休止・道路交通規制(通行止め)について

線路切換工事日時・箇所
◆ 日時-2023年02月11日(土)夜間〜2023年02月13日(月)早朝まで
◆ 箇所-新大阪~西九条駅間内の2箇所(通常、特急「はるか」「くろしお」や貨物列車が走行する線路)


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JR WEST LABO
 「JR西日本」は2022年3月16日に、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期区域」で建設中の地下新駅の地上部に駅ビルを建設する事を発表しました。隣接する都市公園と大阪駅方面への連絡デッキも設置し、駅周辺の回遊性を高めます。

 引用資料 JR西日本(2022/03/16)
 うめきた(大阪)駅がさらに進化します 地下駅と地上部での新駅ビルを共創フィールドとした新たな価値創造への挑戦~ 『JR WEST LABO』 始動 ~

 「JR西日本」は地下駅と駅ビルをイノベーションの実験場「JR WEST LABO」に位置付け、デジタル技術などを活用した近未来の駅空間の実現を目指します。実証実験を希望する「共創パートナー」の募集も始めました。

 新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置します。2023年3月に大阪駅の新たなホームとして開業する予定です。大阪駅の西側に新設する改札口と地下通路(改札内約70m)でつながります。

うめきた(大阪)駅がさらに進化
◆ 2023年春-うめきた(大阪)地下駅 開業
◆ 2024年夏頃-うめきた2期 先行まちびらき、JR大阪駅⇔うめきた2期間連絡デッキ供用開始
◆ 2025年春頃-地上部新駅ビル開業
◆ 2025年04月-大阪関西万博2025開幕
◆ 2031年春-なにわ筋線開業予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地上部分~」です。

うめきた駅の駅ビル(地上部分)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-地上3階
◆ 敷地面積-約12,500㎡
◆ 店舗面積-約3,750㎡
◆ 駅前広場主要用途-観光バス・タクシー乗降場等
◆ ビル主要用途-歩行者広場、商業施設、連絡デッキなど
◆ 建物設置者-JR西日本不動産開発
◆ 商業施設運営者-JR西日本大阪開発
◆ 開業(一部供用開始)-2024年夏頃予定(駅前広場・連絡デッキなど)
◆ 全面開業(商業施設含む)-2025年春頃予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ コンコース階」です。


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ ホーム階」です。



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2022年12月10日 (土)

JR西日本 山陽本線 姫路・英賀保間新駅ならびに自由通路の概要 コンセプトは「生まれ変わる公園の新たな玄関口」 

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-JR姫路・英賀保間新駅整備-

 「姫路市」と「JR西日本」は、山陽本線の姫路駅-英賀保(あがほ)駅間に新駅を設置することで合意し、覚書を交わしています。姫路市の「手柄山中央公園」の北西部付近に設ける方向で、具体的な場所や開業時期、費用負担などについて協議していました。

 2021年1月14日に、「JR西日本(西日本旅客鉄道)」は、姫路・英賀保間の新駅設置について、近畿運輸局長に対し、鉄道事業法に基づく事業基本計画の変更認可申請を行ないました。新駅は、「英賀保駅-約2.8km-(新駅)-約1.8km-姫路駅」の位置に整備されます。

● コンセプトは生まれ変わる公園の新たな玄関口
 「姫路市」と「JR西日本」は、2016年12月に山陽本線 姫路・英賀保間の西延末地区で新駅の具体的な検討を進めていくことで覚書を締結しました。その後、JR西日本は2021年1月14日に鉄道事業法に基づく事業基本計画の変更認可申請を行ないました。このたび、この新駅ならびに自由通路の概要が決定しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/12/09)
 山陽本線 姫路・英賀保間新駅ならびに自由通路の概要について

 手柄山中央公園の新たな玄関口として、山陽本線姫路・英賀保間に新駅ならびに南北を往来できる自由通路を設置します。ホームは、相対式2面2線(幅員約3m~5m)、コンセプトは「生まれ変わる公園の新たな玄関口」、開業は2026年春予定です。

姫路・英賀保間の新駅の概要
◆ 設置位置-兵庫県姫路市西延末(英賀保約2.8km、姫路約1.8km)
◆ 駅設備-橋上駅舎、相対式ホーム2面(12両対応)、旅客上家(6両対応)、エレベーター×2基
◆ 開業-2026春予定


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「完成イメージ(北駅前広場から)」です。


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「手柄山スポーツ施設整備運営事業(PFI事業)」の完成イメージです。


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「1階平面図」です。線路の両側にホームを配置する相対式2面2線の地上駅になります(引用:姫路市)。


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「2階平面図」です。2階の自由通路に面して「橋上駅舎」が設置されます(引用:姫路市)。


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姫路駅-英賀保駅間の新駅予定地です(引用:兵庫県)。



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2022年12月 4日 (日)

熊本国際空港 空港アクセス鉄道のルート検討 「TSMC」の進出により状況が一変 「肥後大津ルート」に決定!

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-熊本空港アクセス鉄道-

 「熊本国際空港」は、熊本県益城町にある「阿蘇くまもと空港」で、新旅客ターミナルビルの建設を計画しています。「熊本空港特定運営事業等」の関連プロジェクトです。

 空港のコンセッションを巡っては、国土交通省が「三井不動産」を代表とするコンソーシアムを事業者に選定しています。コンソーシアムが設立した熊本国際空港による空港運営が2020年4月1日に始まっています。

 「熊本国際空港株式会社」は、「阿蘇くまもと空港」において、2021年1月15日に、新旅客ターミナルビルの起工式を執り行いました。設計は「日建設計・梓設計JV」、施工は「大成建設」で、2023年3月23日供用開始を予定しています。

 「熊本空港アクセス鉄道」は、JR豊肥線三里木駅~熊本空港を結ぶ鉄道新線計画です。2023年3月23日供用開始予定の熊本空港新ターミナルビルの建設を前に、熊本県が実現に向け調査を進めてきました。熊本県知事は、2018年12月の県議会本会議で鉄道建設を進めることを表明し、2019年2月にJR九州と基本合意しました。

 「空港アクセス検討委員会」は2022年11月9日に、JR豊肥本線の熊本空港(益城町)への分岐・延伸について、熊本県が検討しているルート3案のうち肥後大津駅から分岐する「肥後大津ルート」が妥当とする結論をまとめました。熊本県では今後、JR九州と費用負担などを協議し、できるだけ早くルートを決めたいとしています。

 引用資料 熊本県・公式HP(2022/11/09)
 第5回空港アクセス検討委員会の開催について

● 肥後大津ルートに決定!
 「熊本県」の12月定例議会が2022年12月2日開会し、蒲島知事は、JR豊肥本線と熊本空港を結ぶ「空港アクセス鉄道」の整備ルートについて「肥後大津ルート」に決定したことを明らかにしました。

 NHK NEWS(2022/12/02)
 空港アクセス鉄道は肥後大津ルートに決定 蒲島知事が明らかに

 台湾の半導体大手、TSMCの進出に伴って再検討されることになった空港アクセス鉄道をめぐっては、有識者で作る検討委員会が大津町の「肥後大津駅」から分岐する「肥後大津ルート」が最も事業費が低く、豊肥本線との接続が唯一、直通で妥当だとする意見をとりまとめています。またJR九州も「肥後大津ルート」について熊本県の判断を尊重しながら具体的な検討を進める考えを示していました。


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「空港アクセス鉄道 3ルート概要図(ルート帯)」です。

● 三里木ルートから大きく変化!
 当初は「三里木ルート」で計画されていましたが、台湾の世界最大手半導体企業「TSMC」が、菊陽町(セミコンテクノパーク隣接)に進出することが決定したことにより状況が一変しました。「原水ルート」と「肥後大津ルート」についても調査を実施し、より効率的で効果の高いルートについて、比較検討を実施する事になりました。


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「阿蘇くまもと空港周辺における人口変動と企業立地状況」です。


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「ルートの追加検討に係る中間的な調査概要」です。



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