91 鉄道編・JR

2024年8月 9日 (金)

北陸新幹線 「京都新駅」の3案(JR京都駅の地下、JR京都駅南側の地下、JR桂川駅周辺の地下) 来年度着工目指す、工期は最短で25年

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-北陸新幹線-

 「北陸新幹線」をどのように大阪までつなげるのか…その全貌がようやく判明しました。福井県の「敦賀」と「大阪」とを結ぶルートについて、国土交通省などが2024年8月7日に、詳細な案を与党の整備委員会に説明しました。工期は当初の15年から10年伸び、おおむね25年程度としています。

 引用資料 関西テレビ(2024/08/07)
 敦賀と大阪どうつなげる? 北陸新幹線「京都新駅」3案浮上 工期は10年延びて25年 来年度着工目指す

● 京都市にできる新駅は3案
 京都の新たな駅の候補として、(1)JR京都駅の地下およそ50mに設置する案、(2)JR京都駅南側の地下に設置する案、(3)JR京都線の桂川駅周辺の地下に設置する案の3案が示されたということです。

 工期が25年程度なら、仮に2025年に着工しても2050年頃の開業になります。その頃には「リニア中央新幹線」が大阪まで開通している可能性すらあります。

 その頃は日本の人口も大幅に減少しているし、「リニア中央新幹線」が開通したら「東海道新幹線」の乗降客も大幅に減少します。「米原ルート」で「東海道新幹線」に乗り入れても問題なさそうです。

 私的には、第一段階で「米原ルート」で米原駅に並走する形式で接続して、米原駅で乗り換え、第二段階で「リニア中央新幹線」が開通してから「東海道新幹線」に乗り入れでいいのでは?と思うようになりました。


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「小浜―京都ルート」の詳細な案を、与党の整備委員会に説明しました。


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京都の新たな駅の3候補地です。


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(1)JR京都駅直下案
 JR京都駅の地下およそ50m(大深度地下)に設置する案です。新駅をJR京都駅の地下に東西方向に配置します。


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(2)JR京都駅南側案

 JR京都駅南側の地下に設置する案です。新駅をJR京都駅南側の地下に南北方向に配置します。


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(3)JR桂川駅周辺案

 JR京都線の桂川駅周辺の地下に設置する案です。「関西に住んでいても桂川駅ってどこ?」という感じですが、大規模ショッピングセンター「イオンモール 京都桂川店」がある駅です。



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2024年7月 7日 (日)

「JR東日本」と「JR西日本」が車両の装置・部品共通化の検討を開始 調達コストの削減、設計・開発を省力化することで労働力不足に対応!

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-JR東日本とJR西日本が車両の装置・部品共通化

 「JR東日本」と「JR西日本」は 2024年4月に覚書を締結し、共同で在来線車両の装置・部品共通化の検討を開始しました。今後、効率的でサステナブルな車両製造を目指すことで、より持続的で安定した輸送サービスを提供します。

 引用資料 JR西日本(PDF:2024/07/05)
 JR東日本とJR西日本が車両の装置・部品共通化の検討を開始

 「JR東日本」と「JR西日本」は、在来線全体で計約1万5千両を保有しています。物価高騰が深刻化する中、調達コストを抑えるほか、部品の設計や開発の過程を省力化することで労働力不足に対応する狙いもあります。

 「JR東日本」と「JR西日本」は、北陸新幹線E7系/W7系の共同設計、相互直通運転を行っており、同一路線の新幹線を共同で運行しています。2023年4月には覚書を締結し、E7系/W7系系をベースとした新幹線の自動運転の実現に向けた技術検討も協力して進めています。新幹線ではこのような技術協力を行ってきましたが、今回のような在来線における技術的な連携は初めてとなります。


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JR西日本の最新の通勤形電車である「323系電車(大阪環状線)」です。


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JR東日本の最新の通勤形電車である「E235系電車(山手線)」です。


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JR東日本「E235系電車(山手線)」です。


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JR東日本の主力の通勤形電車である「E233系電車(南武線)」です。投入車両数は3,000両以上にも及び、JRグループでは最多の車両数を誇ります。



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2024年6月24日 (月)

広島駅ビルの建替え計画 地上20階、延床面積約113,000㎡の「広島駅南口ビル新築他工事」 広島駅バスのりばが工事中の新駅ビル1階部分へ移転!

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-広島駅ビルの建替え計画-

 「西日本旅客鉄道(JR西日本)」では、「JR西日本不動産開発」および「中国SC開発、ジェイアール西日本ホテル開発」と共に、2014年9月に広島市が策定した「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、広島駅ビルの建替えを検討してきました。

 新駅ビルは、広島・せとうちの玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設となることを目指しています。特に、路面電車が乗り入れる2階広場や屋上広場については、広島を訪れる人々に玄関口としての広島らしさが感じられ、地域の人々には賑わいや親しみを感じられる象徴的な広場を目指します。

 
JR西日本グループでは、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、2020年4月から広島駅ビル建替え工事を進めてきました。現駅ビル撤去工事や設計が予定通り進捗したことから、2021年3月から駅ビル新築工事に着手しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2021/02/18)
 広島新駅ビルの広場デザイン決定について

 国土交通省(2021/04/16)
 広島・瀬戸内の玄関にふさわしい魅力ある都心核を創る ~(仮称)広島駅ビル建替え計画を国土交通大臣が認定~

● 広島駅バスのりばはが工事中の新駅ビル1階部分へ移転!
 
広島駅南口広場の再整備工事に伴い、広島駅バスのりばは工事中の新駅ビル1階部分へ場所を移し、2024年6月2日(日)から暫定利用を開始しました。暫定利用は2026年度末頃まで続く予定です。

 引用資料 広島電鉄(2024/05/08)
 広島駅南口バスのりばの変更について

広島駅ビルの建替え計画の概要
◆ 計画名-広島駅南口ビル新築他工事
◆ 所在地-広島県広島市南区松原町2番37他
◆ 階数-(駅ビル棟)地上20階、塔屋2階、地下2階、(立体駐車場棟)地上6階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-97.9m
◆ 敷地面積-39,711.65㎡
◆ 建築面積-(駅ビル棟)17,730.93㎡、(立体駐車場棟)3,009.05㎡
◆ 延床面積-(駅ビル棟)113,754.26㎡、(立体駐車場棟)15,883.72㎡
◆ 容積対象面積-(駅ビル棟)89,045.39㎡、(立体駐車場棟)2,123.60㎡
◆ 構造-(駅ビル棟)鉄骨造、(立体駐車場棟)鉄骨造
◆ 用途-(駅ビル棟)物販店舗、飲食店舗、ホテル、映画館、自動車車庫、自転車駐車場、(立体駐車場棟)自動車車庫、自転車駐車場
◆ 客室数-380室(ホテルグランヴィア広島サウスゲート)
◆ 建築主-西日本旅客鉄道(JR西日本)
◆ 基本設計・監修-ジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体
◆ 実施設計-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV)
◆ 施工者-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV) 
◆ 駅ビル撤去工事-2020年04月
◆ 着工-2021年03月22日
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ 全体事業費-約600億円


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「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」のイメージです。


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約29㎡の「客室イメージ(一部)」です。


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約34㎡の「客室イメージ(一部)」です。


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「フロア構成イメージ」です(引用:JR西日本)。


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「配置図(2階レベル)」です(引用:JR西日本)。


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広島駅ビルの建替え計画である「広島駅南口ビル新築他工事」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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広島駅バスのりばの「変更前2024年6月1日まで)」と「変更後2024年6月2日から)」です。


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広島駅バスのりばの完成形のレイアウトです。


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「広島駅南口ビル新築他工事」の1階の仮設通路は開業まで頻繁に変更されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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広島駅バスのりばが工事中の新駅ビル1階部分へ移転しました(写真提供SOCIO34050氏)。


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2024年6月2日(日)から暫定利用を開始しました(写真提供SOCIO34050氏)。


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バスのりばです(写真提供SOCIO34050氏)。


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バスのりばです(写真提供SOCIO34050氏)。


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バスのりばです(写真提供SOCIO34050氏)。



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2024年6月21日 (金)

JR大阪駅 大阪駅(うめきたエリア)地上部「うめきたグリーンプレイス」 2024年6月11日の建設状況

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-うめきたグリーンプレイス-
 「JR西日本」は2022年3月16日に、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期区域」で建設中の地下新駅の地上部に駅ビルを建設する事を発表しました。隣接する都市公園と大阪駅方面への連絡デッキも設置し、駅周辺の回遊性を高めます。

 2023年3月18日に大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業し、関西エリアの「玄関口」である大阪駅の拠点性がさらに高まり、関西エリア全体のネットワークがより強化されました。新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置しました。

 「JR西日本」と「JR西日本不動産開発」、「JR西日本大阪開発」が開発を進めている、大阪駅(うめきたエリア)地上部の施設名称を「うめきたグリーンプレイス」に決定しました。

● 歩行者デッキが2024年9月6日に開通!
 「大阪府、大阪市、独立行政法人都市再生機構、三菱地所」を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社と連携し、うめきた2期地区の先行まちびらき日を2024年9月6日に決定すると共に、既存大阪駅方面(ノースゲートビルディング2階)とうめきたグリーンプレイスを接続する歩行者デッキを同じ2024年9月6日に開通することとなりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2024/02/26)
 うめきた2期地区 先行まちびらき日を2024年9月6日に決定 ~大阪駅は西側エリアへのゲート機能を高めます~

 2024年夏に開業を予定しているイノゲート大阪等の開発と合わせ、うめきた2期地区を含む大阪駅西側エリアへのアクセス性は格段に向上し、利便性、回遊性が更に高まります。2025年春頃にはうめきたグリーンプレイスの全面開業を予定しています。

うめきた(大阪)駅がさらに進化
◆ 2023年03月18日-うめきた(大阪)地下駅 開業
◆ 2024年09月06日-うめきた2期 先行まちびらき、JR大阪駅⇔うめきた2期間連絡デッキ供用開始
◆ 2025年春頃-地上部新駅ビル開業
◆ 2025年04月-大阪関西万博2025開幕
◆ 2031年春-なにわ筋線開業予定

 

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「うめきたグリーンプレイス」の外観イメージです。

うめきたグリーンプレイスの概要
◆ 計画名-西口広場整備事業
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部、210番の一部
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-最高部20.30m
◆ 敷地面積-12,493.78㎡
◆ 建築面積-4,293.33㎡
◆ 延床面積-9,218.02㎡(容積対象面積8,339.27㎡)
◆ 店舗面積-約3,750㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設、歩行者広場、駅前広場、歩行者デッキ 等
◆ 店舗数-20店舗(予定)
◆ 建築主-JR西日本、三菱地所、三井住友信託銀行、他9社
◆ 設計者-JR西日本
◆ 施工者-大鉄工業
◆ 着工-2023年12月15日予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 開業-2024年09月06日(歩行者デッキ供用開始)、2025年春頃(全面開業)


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「ノースゲートビルディング側より」です。


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「歩行者デッキイメージ」です。


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「東側より(吹き抜け空間)」です。


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「西側より(ピロティ空間)」です。


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「北側より(大階段)」です。


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「大阪駅西側エリア 主な動線計画(2024年9月6日時点)」です。


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「うめきたグリーンプレイス」の2024年6月11日の建設状況です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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外観はほぼ完成しています。


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「うめきたグリーンプレイス」と「ノースゲートビルディング」を結ぶ歩行者デッキは2024年9月6日に開通します。


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北東側部分です。


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北東側から見た様子です。「大階段」が建設されています。


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少し引いて見た様子です。


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「建築計画のお知らせ」です。



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2024年6月19日 (水)

向日市 JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業 事業費約206億に増額、延床面積約47,750㎡、総戸数約340戸に規模拡大!

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-JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業-

 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発準備組合」は、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」を計画しています。「駅ビル棟」は、地上5階、「住宅棟」は、地上36階、最高高さ128.5m、総戸数約330戸です。最高高さ128.5mは、完成すると京都府で一番高い超高層ビルになります。

 引用資料 向日市・公式ホームページ
 JR向日町駅周辺のまちづくり

● 階数・延床面積・総戸数を拡大!
 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合」は、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の事業計画変更を向日市に申請しました。事業費を186億9000万円から206億3500万円に増額したほか、再開発ビルの延べ床面積を4万6300㎡から4万7750㎡に、住宅棟のフロア数を36階から38階に、総戸数を約330戸から約340戸に、それぞれ増加させています。組合は、変更の理由として物価高騰を挙げています。

 建設津新新聞(2024/06/17)
 事業費206億に増額/延べ床4.8万㎡、住宅340戸へ/JR向日町駅周辺再開発

 2024年度中には権利変換計画認可と埋蔵文化財調査を予定しており、2025年度中の着工、2028年度中の完成を目指しています。事業では、再開発ビルとして分譲住宅棟と店舗、業務の機能を複合化した駅前ビルを建設するほか、東口駅前広場などを整備します。

JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-京都府向日市寺戸町久々相
◆ 交通-JR京都線「向日」駅直結
◆ 階数-(住宅棟)地上38階(地上36階から変更) 、地下0階 、(駅ビル棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部128.5m(高さの変更は無し)
◆ 敷地面積-約5,780㎡(約5,060㎡から変更)
◆ 建築面積-約2,600㎡(約2,700㎡から変更)
◆ 延床面積-約47,750㎡(約46,300㎡から変更)
◆ 容積対象面積-約34,310㎡(約32,500㎡から変更)
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(駅ビル棟)鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、業務施設、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約340戸(約330戸から変更)
◆ 建築主-JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-JR西日本不動産開発
◆ 特定業務代行者-大林組・大鉄工業JV
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 事業費-20,635百万円(18,690百万円から変更) 


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「JR向日町駅」です。


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「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。奥に「ニデック(旧:日本電産)」 本社が一部見えます。


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JR向日町駅

 JR京都線の向日町駅自由通路整備・橋上化事業においては、駅東側エリアからのアクセス改善と駅の交通結節点としての機能強化ならびにサービスの向上を図るとともに、まちの活性化や駅周辺のにぎわい創出を目指して、2022年2月に向日市とJR西日本間で協定を締結のうえ事業を進めています。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/12/16)
 JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業の概要について

 2022年11月より支障移転工事の着手、2024年1月に本体工事の着手、2025年度夏頃に橋上駅舎の一部供用開始、2026度冬頃に東口開設・橋上駅舎の完成予定です。


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「整備計画概要図」です。2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定です(引用:JR西日本)。

設備の概要
(1)自由通路
◆ 通路-幅員5m、延長約60mの歩行者専用通路
◆ 西口-エレベーター1基、階段(幅員2m)、エスカレーター(昇り降り各1基)
◆ 東口-別途市街地再開発事業で整備予定
(2)橋上駅舎
◆ エレベーター2基(各ホーム1基)、エスカレーター2基(各ホーム昇り1基)
◆ 階段2箇所(各ホーム1箇所、幅員1.8m)
◆ 自動改札×4通路
◆ 券売機×3台
◆ 旅客トイレ
◆ 店舗(計画中)


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「工事スケジュール」です。



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2024年4月 8日 (月)

JR西日本 山陽本線の姫路駅-英賀保間の新駅「JR山陽本線姫路・英賀保間新駅整備事業」 新しい完成イメージ公開!

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-JR姫路・英賀保間新駅整備-

 「姫路市」と「JR西日本」は、山陽本線の姫路駅-英賀保(あがほ)駅間に新駅を設置することで合意し、覚書を交わしています。姫路市の「手柄山中央公園」の北西部付近に設ける方向で、具体的な場所や開業時期、費用負担などについて協議していました。

 2021年1月14日に、「JR西日本(西日本旅客鉄道)」は、姫路・英賀保間の新駅設置について、近畿運輸局長に対し、鉄道事業法に基づく事業基本計画の変更認可申請を行ないました。新駅は、「英賀保駅-約2.8km-(新駅)-約1.8km-姫路駅」の位置に整備されます。

● コンセプトは生まれ変わる公園の新たな玄関口
 「姫路市」と「JR西日本」は、2016年12月に山陽本線 姫路・英賀保間の西延末地区で新駅の具体的な検討を進めていくことで覚書を締結しました。その後、JR西日本は2021年1月14日に鉄道事業法に基づく事業基本計画の変更認可申請を行ないました。

 引用資料 姫路市・公式ホームページ
 JR山陽本線姫路・英賀保間新駅整備事業

 手柄山中央公園の新たな玄関口として、山陽本線姫路・英賀保間に新駅ならびに南北を往来できる自由通路を設置します。ホームは、相対式2面2線(幅員約3m~5m)、コンセプトは「生まれ変わる公園の新たな玄関口」、開業は2026年春予定です。

姫路・英賀保間の新駅の概要
◆ 計画名-姫路・英賀保間新駅設置他工事
◆ 設置位置-兵庫県姫路市西延末(英賀保約2.8km、姫路約1.8km)
◆ 駅設備-橋上駅舎、相対式ホーム2面(12両対応)、旅客上家(6両対応)、エレベーター×2基
◆ 着工-2023年06月01日
◆ 開業-2026年03月31日予定


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新たに公開された「鳥瞰図」です。「鳥瞰図」を初めて見ました。


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「完成イメージ(南駅前広場から)」です。


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「完成イメージ(北駅前広場から)」です。


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「手柄山スポーツ施設整備運営事業(PFI事業)」の完成イメージです。


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「1階平面図」です。線路の両側にホームを配置する相対式2面2線の地上駅になります(引用:姫路市)。


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「2階平面図」です。2階の自由通路に面して「橋上駅舎」が設置されます(引用:姫路市)。


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姫路駅-英賀保駅間の新駅予定地です(引用:兵庫県)。


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「工事スケジュール」です。


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「姫路・英賀保間新駅設置他工事」の建設現場です。


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計画名は「姫路・英賀保間新駅設置他工事」で、工期は2023年6月1日~2026年3月31日(予定)です。



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2024年4月 2日 (火)

姫路市 JR山陽本線「英賀保駅」 「北改札口」と「自由通路」を整備する「JR山陽本線英賀保駅整備事業」 2025年春に供用開始予定!

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-JR山陽本線英賀保駅整備事業-

 JR英賀保駅は、神戸(三宮)まで新快速で50分と通勤可能なことから駅周辺は宅地需要が高いものの、北側は都市基盤が未整備なことから農地のミニ開発が見られ、このまま放置すると無秩序な“まち”となる恐れがあります。

 また、地区周辺に存する県立姫路循環器病センターや県立姫路商業高校、荒川小学校等の公共施設へのアクセスとしての南北の重要路線である県道田寺今在家線は、幅員が狭小であるうえ、地区を南北に分断するJR山陽本線と交差する棚田踏切は市内でも有数の危険・渋滞個所であるためJR英賀保駅へのアクセスが良好でなく駅の機能を十分に活用できていません。

 「英賀保駅周辺土地区画整理事業」により県道田寺今在家線の棚田踏切を立体交差とし、JR英賀保駅北側に交通広場、四ツ池線を築造し駅へのアクセスを高めるとともに、水路を整理強化することにより排水性の向上を図り、近隣公園、街区公園を設け良好な市街地の形成と快適な住環境の創出を図り、人にやさしく災害に強い街づくりを目的としています。

 JR英賀保駅は、駅北側の土地区画整理事業により新たな住宅地に加え、「北駅前広場」が整備され、送迎車両や路線バスが乗り入れるなど、駅北側からの利用者が増加していますが、改札が南側にしかなく、北側からのアクセスの改善が課題となっています。

 「北改札口」と「自由通路」を整備することにより、駅北側からのアクセス向上や南北経路のバリアフリー化など駅利用者等の利便性と安全性の向上を図ります。

● 英賀保駅の北改札口と自由通路整備!
 「姫路市」と「JR西日本」は2021年11月29日に、JR山陽本線英賀保駅の北改札口と自由通路整備に着手することを発表しました。事業期間は2021年度~2025年度の予定です。

 引用資料 姫路市・公式HP(更新日:2024/01/23)
 JR山陽本線英賀保駅整備事業

JR山陽本線英賀保駅整備事業の概要
◆ 北改札口-橋上駅舎(鉄骨造:51㎡)、自動改札、2通路、券売機1台
◆ 自由通路-自由通路(鉄骨造:幅員4m、延長40m)、大型エレベーター×2基(南北に各1基、自転車搭載可能)
◆ コンセプト-「南北を結び、新たなまちと駅を結ぶ 自由通路」
◆ 事業期間-2021年度~2025年度予定
◆ 供用開始-2025年春予定


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「完成イメージ(南側から)」です。


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「配置図」です。北側からのアクセスを改善するため、「北改札口」と「自由通路」を整備します。南北経路のバリアフリー化なども併せて実施することで利便性と安全性の向上を図ります。自由通路は現在の駅舎と「跨線橋」の間に整備します。施工期間中は、跨線橋の南側が仮設のルートに変更となります(引用:JR西日本)。


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現在の「駅構内図」です。現在は南側にしか改札口が無いため、JR線北側からのアクセスは「跨線橋(歩道橋)」を渡って南側の改札口を使用する必要があります(引用:姫路市)。



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2024年3月11日 (月)

JR広島駅 HIROSHIMA GREEN SQUARE(広島グリーンスクエア) 広島駅北口(新幹線口)に約100㎡の「芝生ひろば」を常設!

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-HIROSHIMA GREEN SQUARE(広島グリーンスクエア)-
 「JR西日本」の中国統括本部は、2024年3月、6月、8月に、広島駅に期間限定で設置し、多く人々がに利用してもらった芝生ひろば「HIROSHIMA GREEN SQUARE(広島グリーンスクエア)」を2024年3月6日(水)より常設の芝生ひろばとしてオープンしました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2024/03/05)
 HIROSHIMA GREEN SQUARE(広島グリーンスクエア) 広島駅北口(新幹線口)に約100平方メートルの「芝生ひろば」を常設

 設置場所は、 広島駅北口(新幹線口)1階改札前コンコースです。 約100㎡の人工芝のひろばの上や周囲は、芝のベンチや椅子、切り株テーブルなどが設置され、子供の遊び場として、ちょっとした休憩や軽食の場として、簡単な作業や仕事の場として、電車等の待ち合わせスペースとして、さまざまな用途で利用できます。また週末や祝日を中心に、不定期でマルシェやイベント等の催事が行われます


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「芝生ひろば「HIROSHIMA GREEN SQUARE(広島グリーンスクエア)」です。


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「設置位置」です。



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設置場所は、 広島駅北口(新幹線口)1階の改札前コンコースです。


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別角度から見た様子です。



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2024年3月 5日 (火)

新大阪エリアの活性化や都市機能の更新を目指す! 「新大阪駅南口エリアまちづくり協議会(約13ha)」設立!

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-新大阪駅周辺地域都市再生緊急整備地域-
 2018年8月に内閣府より新大阪駅周辺地域が「都市再生緊急整備地域の候補となる地域(候補地域)」として公表されたことを受け、2019年1月に国、大阪府、大阪市、経済団体、民間事業者などからなる新大阪駅周辺地域都市再生緊急整備地域検討協議会を設置し、将来のまちづくりについて検討を進めています。

 このたび、本検討協議会として新大阪駅周辺地域の20年から30年先を見据えた新しいまちづくりを進めるため、まちづくりの大きなコンセプトとして「まちづくり方針の骨格」をとりまとめました。

 広域交通アクセスの良さを最大限に活かして、世界一の広域交通ターミナルとしてのまちづくりを実現し、大阪の国際都市化のフラッグシップとなることはもとより、関西、日本の発展を支えることを目指します。

● 新大阪駅南口エリアまちづくり協議会を設立!
 「スリー・ワイ・エム・ディ、オールコーポレーション」をはじめとした30者は、新大阪駅南口エリアにおけるまちづくりを検討する組織として「新大阪駅南口エリアまちづくり協議会」を2024年3月1日付けで設立しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2024/03/01)
 『新大阪駅南口エリアまちづくり協議会』設立について ~エリアの活性化や都市機能の更新を目指す~

 運営推進パートナーとして「野村不動産」、計画作成パートナーとして「東急不動産、西松建設、丸紅都市開発」は協議会会員とともに地区の活性化、街の価値や魅力の向上、周辺地区との連携、地域資源の活用、地域コミュニティの活性化を図ることを目的とし、活動していきます。


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「新大阪駅南口エリアまちづくり協議会におけるまちづくりの検討範囲(青枠内約13ha)です。赤枠は2022年10月28日に内閣府より指定された「新大阪駅周辺 都市再生緊急整備地域」です。


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東海道・山陽新幹線の「新大阪駅」の南側は、とても有効に利用しているとは言えません。逆に言えば広大な開発可能な用地とも言えます。


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南側から見た様子です。


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在来線の「新大阪駅」の南側も開発可能です。


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宮原総合運転所
 
「宮原総合運転所」は、新大阪駅の南西に位置しています。「Wikipedia」によると敷地面積は146,189㎡となっています。さすがに全廃は無理だと思いますが、一部を機能移転して新大阪駅側を集約化するだけでもかなりの開発用地が生まれそうです。



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2024年2月17日 (土)

うめきた2期区域 うめきた(大阪)駅がさらに進化 大阪駅(うめきたエリア)地上部開発 施設名称を「うめきたグリーンプレイス」に決定!

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-うめきた(大阪)地下駅-
 「JR西日本」は2022年3月16日に、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期区域」で建設中の地下新駅の地上部に駅ビルを建設する事を発表しました。隣接する都市公園と大阪駅方面への連絡デッキも設置し、駅周辺の回遊性を高めます。

 2023年3月18日に大阪駅(うめきたエリア)に新たに地下ホームが開業し、関西エリアの「玄関口」である大阪駅の拠点性がさらに高まり、関西エリア全体のネットワークがより強化されました。新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置しました。

● うめきたグリーンプレイス
 「JR西日本」と「JR西日本不動産開発」、「JR西日本大阪開発」が開発を進めている、大阪駅(うめきたエリア)地上部の施設名称を「うめきたグリーンプレイス」に決定しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2024/02/14)
 大阪駅(うめきたエリア)地上部開発 施設名称を「うめきたグリーンプレイス」に決定 ~うめきた2期エリアの玄関口にて、みどり豊かな都市型ショッピングセンターの誕生~」

 今回の開発は、「吹田グリーンプレイス(大阪府吹田市)」、「甲子園口グリーンプレイス(兵庫県西宮市)」、「夙川グリーンプレイス(兵庫県西宮市)」に続く、グリーンプレイスシリーズ第4弾となります。

うめきた(大阪)駅がさらに進化
◆ 2023年03月18日-うめきた(大阪)地下駅 開業
◆ 2024年夏頃-うめきた2期 先行まちびらき、JR大阪駅⇔うめきた2期間連絡デッキ供用開始
◆ 2025年春頃-地上部新駅ビル開業
◆ 2025年04月-大阪関西万博2025開幕
◆ 2031年春-なにわ筋線開業予定


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「うめきたグリーンプレイス」です。

うめきたグリーンプレイスの概要
◆ 計画名-西口広場整備事業
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部、210番の一部
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-最高部20.30m
◆ 敷地面積-12,493.78㎡
◆ 建築面積-4,293.33㎡
◆ 延床面積-9,218.02㎡(容積対象面積8,339.27㎡)
◆ 店舗面積-約3,750㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設、歩行者広場、駅前広場、歩行者デッキ 等
◆ 店舗数-20店舗(予定)
◆ 建築主-JR西日本、三菱地所、三井住友信託銀行、他9社
◆ 設計者-JR西日本
◆ 施工者-大鉄工業
◆ 着工-2023年12月15日予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 開業-2024年09月(歩行者デッキ供用開始)、2025年春頃(全面開業)


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「ノースゲートビルディング側より」です。


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「東側より(吹き抜け空間)」です。


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「西側より(ピロティ空間)」です。


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「北側より(大階段)」です。


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「位置図」です。


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「建築計画のお知らせ」です。



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