68 奈良県

2023年4月16日 (日)

奈良県で大規模物流施設 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド 約124,000㎡の「LF奈良」が竣工!

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-LF奈良-

  グローバル不動産総合サービス会社の「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ)」、グループ傘下の「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント」が奈良中央ファシリティ特定目的会社を通じて、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設「LF奈良」を竣工し、2023年4月3日に竣工式を執り行いました。

 引用資料 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(2023/04/13)
 C&W、奈良県で大規模物流施設「LF奈良」を竣工 約12.4万平方メートルの先進的物流施設が完成

LF奈良
◆ 所在地-奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367番地10
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-約58,000㎡
◆ 延床面積-約124,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-マルチテナント型の物流施設
◆ 着工-クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工- 2021年12月
◆ 竣工- 2023年03月(竣工)、2023年04月03日(竣工式)


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「南面外観」です。


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「北東面外観」です。


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「車路・トラックバース」です。


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「倉庫スペース」です。


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「メインエントランス」です。


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「カフェテリア」です。



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2023年1月24日 (火)

約120年ぶりに大規模な修理 国宝興福寺五重塔保存修理 素屋根建設の一般競争入札を再公告! 

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-国宝興福寺五重塔保存修理-
 約120年ぶりに、大規模な修理が行われている興福寺の国宝の五重塔について、2023年1月から始まる予定だった塔を覆う素屋根の工事が資材高騰などの影響で延期されることになりました。

 興福寺 公式ホームページ(2022/11/07)
 五重塔修理工事に関するお知らせ

 興福寺の五重塔は奈良時代に建立されたあと焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられました。傷みが激しくなっているため、およそ120年ぶりに大規模な修理が行われていて、2023年1月から1年余りかけて修理や調査のために使用する塔を覆う素屋根の工事が行われる予定でした。

 しかし、資材の高騰の影響や修理前の初層周辺の調査に時間が必要なことなどから、素屋根の工事を延期することになったということになりました。工事をいつ始めるかはいまのところ未定です。

● 一般競争入札を再公告!
 奈良県は2023年1月20日に、「国宝興福寺五重塔素屋根建設工事」の一般競争入札を再公告しました。2~4者構成のJVから1月30日まで参加申し込みを受け付けます。総合評価方式を適用し、2月6日まで技術提案書の提出を受けます。入札書の開札は3月8日を予定です。

 日刊建設工業新聞(2023/01/23)
 奈良県/国宝興福寺五重塔保存修理へ、素屋根建設の入札再公告

 興福寺の五重塔は730年に建てられました。5回の焼失と再建を経て、1426年頃に現在の塔が建てられたとされています。経年劣化で屋根の傷みが著しく、瓦の状態を確認しながら全面的にふき替えます。工期は約10年を予定しています。


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猿沢池越しの「興福寺五重塔」です。


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縦アングルです。


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国宝の「興福寺五重塔」と国宝の「興福寺東金堂(とうこんどう)」です。


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「興福寺五重塔」は、塔の高さは50.1mです。日本の仏塔としては京都の「東寺」の五重塔に次ぐ高さを誇ります。



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2022年11月 6日 (日)

「奈良公園」近く (仮称)奈良吉城園計画 ホテル名称が「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」に決定!

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-吉城園周辺地区保存管理・活用事業-

 「奈良県」は、官民連携プロジェクトとなる「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の公募型プロポーザルを行い、2017年3月14日に「森トラスト」を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定しています。

 「森トラスト」は、「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」を事業コンセプトに掲げ、最高級インターナショナルホテルブランドを誘致するとともに、設計には「隈研吾氏」を採用することを提案しています。

 「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」は聞きなれないので場所が分かりにくいと思いますが、西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。

 「森トラスト」は、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、森トラストが進めている新規ホテル開発である「(仮称)奈良吉城園計画」が、2022年2月21日に着工しました。

● 紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
 「森トラスト」は、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、森トラストが進めている新規ホテル開発である「(仮称)奈良吉城園計画」のホテル名称が、「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」に決定しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2022/11/01)
 奈良県初となる「ラグジュアリーコレクション」誘致決定 紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良 3軒目となる『翠 SUI』ブランド

 「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」は、森トラストが2017年に立ち上げたホテルブランド『翠 SUI』の3軒目の展開であるとともに、マリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーブランド「ラグジュアリーコレクション」を誘致したダブルブランドホテルとなります。

 日本文化の発祥の地として世界にも知られる奈良の中でも、特に吉城園周辺地区は、日本有数の名勝地「奈良公園」の西端に位置し、春日大社や興福寺、東大寺などの世界遺産にも囲まれ、様々な取り組みにより風致が維持されてきた緑豊かなエリアです。古より愛でられてきた「紫幹翠葉(山々が青々と美しい様子)」の風光明媚な情景に由来するホテル名称の通り、奈良の歴史や伝統、神秘を体感する滞在を提供します。

紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良の概要
◆ 計画名-(仮称)奈良吉城園計画 計画
◆ 所在地-奈良県奈良市大路町55番地
◆ 階数- 地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-30,505.24㎡
◆ 建築面積-3,143.65㎡
◆ 延床面積-4,411.69㎡
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-43室
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者-(建築設計)大成建設、(設備設計)建築設備設計研究所、(設計監修、インテリアデザイン)隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施行者-(建築・昇降機)大成建設、(空調・衛生・電気)きんでん
◆ 着工-2022年02月21日
◆ 開業-2023年夏予定


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「全体鳥観図(イメージ) 」です。


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「吉城園主棟」です。


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「客室イメージ」です。


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「計画地周辺地図」です。西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。


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奈良県庁屋上から見た「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地です。



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2022年10月 4日 (火)

近鉄大和西大寺駅の南口駅前広場前 「人と街と緑が交わる商業施設」を基本コンセプト 2023年春に「新規商業施設」をオープン! 

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-大和西大寺駅前-

 近鉄グループの「近鉄不動産」は、2023年春に、近鉄「大和西大寺」駅の南口駅前広場前に「新規商業施設」をオープンします。本施設は「人と街と緑が交わる商業施設」を基本コンセプトとし、駅前でありながら、約1,500㎡の敷地の中央に芝生広場を設け、さまざまなイベントなどを開催する多目的空間とします。また、建物は広場を囲うように配棟し、木造とすることで、温もりや心地よさを感じてもらえます。

 引用資料 近鉄不動産(2022/09/30)
 2023年春 近鉄「大和西大寺」 駅前に「新規商業施設」をオープン ~人と街と緑が交わり、新たな賑わいを創出します~

 店舗構成は、気軽に食事を楽しめる飲食店舗をはじめ、不動産の総合案内窓口で地域コミュニティの拠点「住まいと暮らしのぷらっとHOME」、愛犬家向けのサービス施設であるセルフ式ドッグスパ「K・DogSpa」、キッチンカーなどを展開する予定です。

 本施設は、コロナ禍により社会環境や人々の生活スタイルが変化する中においても、自然を感じ、地域住民から愛され続ける「人と緑と賑わいのあふれる新たなランドマーク」を目指します。

近鉄大和西大寺駅の新規商業施設の概要
◆ 所在地-近鉄西大寺駅南土地区画整理事業地区内
◆ 交通-近鉄「大和西大寺」駅すぐ
◆ 階数-木造平屋建て×4棟、軽量鉄骨造平屋建て×1棟
◆ 敷地面積-約1,483㎡
◆ 建築面積-約564㎡
◆ 用途-店舗
◆ 建築主-近鉄不動産
◆ 設計者-HTAデザイン事務所
◆ 施工者-近鉄不動産
◆ 着工-2022年10月
◆ 竣工-2023年04月予定
◆ 開業-2023年04月予定


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「新規商業施設の完成イメージ」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。



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2022年3月27日 (日)

「旧奈良監獄」を上質な「文化財ホテル」として整備 旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業を国土交通省が認定!

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-旧奈良監獄の保存及び活用-

 「奈良少年刑務所(旧奈良監獄)」は、1908年(明治41年)に建てられました。赤レンガが造りと看守所から放射状に延びる収容棟が特徴で、2017年2月に国の重要文化財に指定されました。

 刑務所の建物を生かした「監獄ホテル」が全国で初めて奈良市に誕生します。歴史的価値が高い建物を再生して開業を目指します。「法務省」は2017年5月26日に、老朽化のため2017年3月末で閉鎖された「奈良少年刑務所(旧奈良監獄)」の改修と運営の優先交渉権者を発表しました。

● 国土交通大臣が認定!
 国土交通大臣は、旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業を優良な民間都市再生整備事業計画として認定しました。これにより、民間都市開発推進機構の金融支援が受けられます。申請事業者の名称は「旧奈良監獄保存活用株式会社、株式会社星野リゾート」です。

 引用資料 国土交通省(2022/03/25)
 旧奈良監獄」を上質な「文化財ホテル」として整備 ~旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業を国土交通大臣が認定~

 「旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業」では、国の重要文化財に指定された歴史的・学術的価値が高い建築物である「旧奈良監獄」の保存・維持管理を行いながら、文化財ホテルとして上質な宿泊施設を整備し、地産地消レストランやイベント広場などを整備することで、旧奈良監獄・鴻ノ池運動公園周辺地区の地域活性化に貢献します。


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「イメージ」です。


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「事業概要」です。


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「事業スケジュール(予定)」です。着工が2018年11月1日、竣工が2025年3月31日(予定)です。


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「位置図」です。



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2022年2月28日 (月)

奈良県五條市に「大規模広域防災拠点」 「2,000m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備 2022年度に用地買収着手!

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-大規模広域防災拠点-

 近い将来「南海トラフ巨大地震」が発生し、紀伊半島が襲われる予測がされています。このような大災害においては、空からの迅速かつ大量の人員・物資の輸送、救難救助活動が有効です。

 「東日本大震災」では、山形空港が大量の物資・人員の集積配送で大活躍しました。津波による被害がなく、紀伊半島の中心に位置する「奈良県五條市」に、2000m級滑走路を備えた大規模広域防災拠点の整備が必要です。

 五條市内で整備を進めている大規模広域防災拠点について、整備体制の強化・充実を図るため、2020年4月1日より、「大規模広域防災拠点整備課」が新設されました。
 今後においては、一刻も早い防災機能の発現を目指し、関係機関との協議、各種調査等に取り組みます。整備効果の早期発現を目的に、段階的に進めます。

● 2022年度に用地買収着手!
 「奈良県」は、2,000m級の滑走路を備えた大規模広域防災拠点の早期整備に向け、2022年度に用地取得に着手します。五條市中心部から南へ約3kmの民間ゴルフ場を中心とするエリアが対象となります。現地調査や実施設計などに続き、造成工事に向けた準備工事にも取り掛かります。

 日刊建設工業新聞(2022/02/25)
 奈良県/五條市の大規模広域防災拠点/早期整備へ22年度に用地買収着手


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STEP1 広域防災拠点

 「STEP1 広域防災拠点(約5haの平場)」です。早期の効果発現を目的に「広域防災拠点(約5ha)」を整備します(引用:奈良県)。


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STEP2 大規模広域防災拠点
 「STEP2 大規模広域防災拠点(防災施設と600m級滑走路)」です。ヘリコプター等の複数の「回転翼機」の同時稼働が可能な「600m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備します(引用:奈良県)。


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STEP3 大規模広域防災拠点
 「STEP3 大規模広域防災拠点(防災施設の充実と2,000m級滑走路)」です。大量の物資人員を輸送可能な、航空自衛隊の「C-2輸送機」等の固定翼機の活用が可能となる「2,000m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備します(引用:奈良県)。


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紀伊半島エリアをカバー
 近い将来発生が予想される南海トラフ地震などによる大規模災害に備え、和歌山、三重両県を含む紀伊半島エリアをカバーし、救助要員の派遣や救援物資の受け入れなどを担います(引用:奈良県)。



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2022年2月22日 (火)

「奈良公園」近く 最高級インターナショナルホテルブランドの「(仮称)奈良吉城園計画」 2022年2月21日に着工!

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-吉城園周辺地区保存管理・活用事業-

 「奈良県」は、官民連携プロジェクトとなる「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の公募型プロポーザルを行い、2017年3月14日に「森トラスト」を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定しています。

 「森トラスト」は、「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」を事業コンセプトに掲げ、最高級インターナショナルホテルブランドを誘致するとともに、設計には「隈研吾氏」を採用することを提案しています。

 「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」は聞きなれないので場所が分かりにくいと思いますが、西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。

● 2022年2月21日に着工!
 「森トラスト」は、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、森トラストが進めている新規ホテル開発である「(仮称)奈良吉城園計画」が、2022年2月21日に着工しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2022/02/21)
 奈良県の吉城園周辺地区保存管理・活用事業 『(仮称)奈良吉城園計画』着工

 吉城園周辺地区は、日本有数の名勝地「奈良公園」の西端に位置し、春日大社や興福寺・東大寺などの世界遺産にも囲まれ、様々な取り組みにより風致が維持されてきた緑豊かなエリアです。

 「森トラスト」は「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」構想を掲げ、全国各地にグローバルスタンダードのホテルを誘致・開発しています。2020年7月には同じ奈良県にて日本初進出となるマリオット・インターナショナルの最高級ブランドのホテルである「JW マリオット・ホテル奈良」も開業し、世界に誇れる日本の魅力を発信してきました。

 「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」では、歴史的建造物の保存や環境の保全により魅力を維持するとともに、ゆったりとしたくつろぎの空間を創出することで、エリアの魅力をさらに高めることを目指し、2023年夏の開業を予定しています。

(仮称)奈良吉城園計画 計画の概要
◆ 所在地-奈良県奈良市大路町55番地
◆ 階数- 地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-30,505.24㎡
◆ 建築面積-3,143.65㎡
◆ 延床面積-4,411.69㎡
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-43室
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者-(建築設計)大成建設、(設備設計)建築設備設計研究所、(設計監修、インテリアデザイン)隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施行者-(建築・昇降機)大成建設、(空調・衛生・電気)きんでん
◆ 着工-2022年02月21日
◆ 開業-2023年夏予定


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「全体鳥観図(イメージ) 」です。


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「計画地周辺地図」です。西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。


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奈良県庁屋上から見た「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地です。


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「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地を北西側から見た様子です。古都奈良の最高のロケーションです。


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西側の道路沿いの緑地も計画地に含みます。


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計画地に含みますが、この部分は「都市公園奈良公園区域」なのでそのまま残されます。


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北西側から見た様子です。「築地塀(ついじべい)」風の壁で囲まれています。


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敷地西側は壁で囲まれています。


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敷地南側も壁で囲まれています。


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「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地を南東側から見た様子です。



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2021年12月30日 (木)

「奈良公園」近く 最高級インターナショナルホテルブランドを誘致する「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」 2022年1月に着工!

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-吉城園周辺地区保存管理・活用事業-

 「奈良県」は、官民連携プロジェクトとなる「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の公募型プロポーザルを行い、「森トラスト」を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定しています。

 「森トラスト」は、「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」を事業コンセプトに掲げ、最高級インターナショナルホテルブランドを誘致するとともに、設計には「隈研吾氏」を採用することを提案しています。

 引用資料 森トラスト(PDF:2017/03/16)
 奈良県公募の「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」プロポーザル 森トラストが優先交渉権者に決定 世界遺産と豊かな緑に囲まれた奈良公園に最高級インターナショナルホテルの開業を目指す

 「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」は聞きなれないので場所が分かりにくいと思いますが、西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地で、敷地面積は約31,038㎡と広大です。

施設整備運営の7つの要素
(1) 最高級クラスのインターナショナルホテルブランドの誘致
(2) 隈研吾氏による奈良の歴史ある風景を現代に昇華した建築デザイン
(3) 奈良公園全体を生かした多用途の宿泊施設機能
(4) 生物多様性に配慮した植栽エリアの造成
(5) 地域と連携体制の構築
(6) 奈良の食と産物の世界的な認知度の向上
(7) 地域の記憶の保存と発信

● 2022年1月に着工!
 「森トラスト」らは、奈良市で計画している「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の建設工事に2022年1月からとりかかります。現在敷地では既存建物を解体しています。

 建設ニュース(2021/12/28)
 吉城園周辺地区保存管理・活用事業の建設工事は22年1月から/敷地では既存建物を解体/森トラストら


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「客室(イメージ)」です。


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「エントランスロビー(イメージ)」です。


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「レストラン(イメージ)」です。


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「位置図」です。西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。


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「周辺地図」です。


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奈良県庁屋上から見た「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地です。


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「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地を北西側から見た様子です。古都奈良の最高のロケーションです。


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西側の道路沿いの緑地も計画地に含みます。


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計画地に含みますが、この部分は「都市公園奈良公園区域」なのでそのまま残されます。


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北西側から見た様子です。「築地塀(ついじべい)」風の壁で囲まれています。


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敷地西側は壁で囲まれています。


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敷地南側も壁で囲まれています。


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「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地を南東側から見た様子です。



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2021年10月 9日 (土)

鹿男あをによし? 近畿日本鉄道が、大阪(大阪難波)~奈良~京都を結ぶ観光特急「あをによし」 2022年4月29日デビュー!

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-あをによし-

 「近畿日本鉄道」では、列車に乗ること自体を目的とするご旅行や国内から京都経由での奈良観光、コロナ禍後のインバウンドなどのニーズを見据え、2022年4月29日に大阪難波駅~近鉄奈良駅~京都駅間において、観光特急「あをによし(4両1編成)」をデビューさせることとしました。

 車両名称の「あをによし」は、世界遺産や国宝が数多く存在する古都・奈良にかかる枕詞で、都の美しさをイメージしています。この「あをによし」は、日本の歴史や文化、食を誇る大阪、奈良、京都の三都を乗り換えなしの直通で結びます。午前中に大阪難波から近鉄奈良経由で京都まで、京都~近鉄奈良間の2往復を経て、京都から近鉄奈良経由で大阪難波までの運行を予定しています。

 引用資料 近畿日本鉄道(PDF:2021/10/08)
 2022年4月29日に大阪~奈良~京都を結ぶ観光特急「あをによし」がデビュー! 

 車内は、2列の座席配置とし、乗った瞬間から歴史、文化を感じられる古都奈良の正倉院の宝物をモチーフとした天平文様などのデザインを多用して、リラックスできる環境を整えます。また、旅の楽しみが増す販売カウンターを設置するなど上質な旅のワンシーンを飾る観光特急を目指しています。

 内外装は既存の特急車両をベースに大幅にリニューアルしたもので、座席は2名用のツインシートと3~4名用のサロンシートの2種類で、座席数は84席とリニューアル前の約3分の1とし、ゆったりとした移動空間を提供します。外装については、天平時代の高貴な色とされる紫色のメタリック塗装を施し、天平文様をあしらっています。

● 鹿男あをによし
 
「青丹よし」は、「奈良」に掛かる枕詞として、「奈良の都」を彷彿とさせる言葉としてよく使われています。このニュースリリースを見て、2008年1月17日~3月20日までフジテレビ系で放送されたテレビドラマ「鹿男あをによし(出演:玉木宏、綾瀬はるか、多部未華子、ほか)」を思い出した方も多いのでないでしょうか?(笑)。

 私は当時、このドラマにめちゃめちゃハマっていました。あんなに幼かった「多部ちゃん(多部未華子)」は今はすっかり美しい大人の女性になっています。


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「車両概要・座席レイアウト」です。


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「【1・3・4号車】ツインシート(イメージ) 」です。


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「【2号車】サロンシート(イメージ)」です。


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「販売カウンター(イメージ)」です。



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2021年7月 6日 (火)

南海トラフ巨大地震に備えて 奈良県五條市に「大規模広域防災拠点」 「2,000m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備!

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-大規模広域防災拠点-

 近い将来「南海トラフ巨大地震」が発生し、紀伊半島が襲われる予測がされています。このような大災害においては、空からの迅速かつ大量の人員・物資の輸送、救難救助活動が有効です。

 「東日本大震災」では、山形空港が大量の物資・人員の集積配送で大活躍しました。津波による被害がなく、紀伊半島の中心に位置する「奈良県五條市」に、2000m級滑走路を備えた大規模広域防災拠点の整備が必要です。

 五條市内で整備を進めている大規模広域防災拠点について、整備体制の強化・充実を図るため、2020年4月1日より、「大規模広域防災拠点整備課」が新設されました。
 今後においては、一刻も早い防災機能の発現を目指し、関係機関との協議、各種調査等に取り組みます。整備効果の早期発現を目的に、段階的に進めます。

 引用資料 奈良県・公式ホームページ
 大規模広域防災拠点について

 引用資料 奈良県・公式ホームページ(PDF)
 「大規模広域防災拠点」整備への支援


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STEP1 広域防災拠点

 「STEP1 広域防災拠点(約5haの平場)」です。早期の効果発現を目的に「広域防災拠点(約5ha)」を整備します。


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STEP2 大規模広域防災拠点
 「STEP2 大規模広域防災拠点(防災施設と600m級滑走路)」です。ヘリコプター等の複数の「回転翼機」の同時稼働が可能な「600m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備します。


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STEP3 大規模広域防災拠点
 「STEP3 大規模広域防災拠点(防災施設の充実と2,000m級滑走路)」です。大量の物資人員を輸送可能な、航空自衛隊の「C-2輸送機」等の固定翼機の活用が可能となる「2,000m級滑走路を有する大規模広域防災拠点」を整備します。

● 平時には観光拠点としても利用可能?
 あくまでも災害時に「自衛隊」の活動を中心に想定した「大規模広域防災拠点」ですが、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている「高野山」や「吉野山」にも近く、平時には民間機が離着陸出来る観光拠点としても利用可能になると思われます。奈良県および紀伊半島に中心部には空港がありません。空港空白地帯を埋める意味合いも大きいです。



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