広島県が新病院の基本計画を発表! 「二葉の里地区」に広島市内の4病院を統合 地上16階、病床数1,000床、整備費は1,300億円~1,400億円
- 広島県構想の新病院-
広島都市圏の病院を再編し、広島市東区二葉の里地区に新病院を建設する広島県の構想で、広島県が概算の総事業費を約1,300億円と見積もっていることが2023年7月26日に分かりました。新病院は地上16階、千床規模を想定しています。統合対象の「県立広島病院(南区)」は解体し、跡地を医療や福祉サービスなどの施設にする方向で地元関係者たちと調整を始めます。
● 新病院の基本計画を県知事が発表!
広島県知事は、広島市内にある「(1)県立広島病院、(2)JR広島病院、(3)中電病院、(4)広島がん高精度放射線治療センター」の4病院を統合して建設する新病院の基本計画を発表しました。
従来3病院としていた統合に新たに「広島がん高精度放射線治療センター」を加え4病院としました。「広島がん高精度放射線治療センター」とは渡り廊下で接続されます。
引用資料 広島テレビニュース(YouTube:2023/09/08)
【広島県】湯崎知事が新病院の基本計画を発表
広島県知事は、「全国トップレベルの医療を全ての県民に提供し続ける病院をつくる。広島にあることを誇りに思えるようなシンボリックな病院をつくりたい」と発表しました。
新病院の概要は、地上16階、地下1階、病床数1,000床、診療科41です。運営形態は2025年4月に設立する「地方独立行政法人」とし、現時点での整備費はおよそ1,300億円から1,400億円と見積もっています。2026年度に着工、2030年度の竣工・開院を目指します。
このうち、新病院の土地購入はおよそ180億円で、建設工事などにおよそ850億円から940億円を見込んでいます。職員の規模はおよそ2,300人から2,400人と想定しています。
JR広島駅上空から見た完成イメージです。
新病院の建設予定地です。「医療法人JR広島病院」の開院により、既存の敷地西側の「広島鉄道病院」の解体工事が行われました。現在は駐車場として使用されています。
南東側から見た様子です。
敷地側の東側半分は「医療法人JR広島病院」です。
「医療法人JR広島病院」です。完成イメージを見ると「JR広島病院」の建物は残されるようですが、敷地南側の空地も新病院の用地になるようです。
● 医療法人JR広島病院
広島駅新幹線口の北側に隣接する「二葉の里地区」にあるJR西日本の「広島鉄道病院」は、地域の拠点病院となっています。しかし、老朽化解消や耐震化への対応が課題となっていました。
JR西日本は、東隣接地に新築移転の工事を行い、2016年1月18日に開院しました。概要は、地上7階、地下0階、延床面積22,581.66㎡、免震構造で、病床数275床、診療科14科となっています。
「広島鉄道病院」は、運営について医療法人化にむけた調整を主務行政官庁である広島市と協議を進め、2016年4月1日より「医療法人JR広島病院」となりました。
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