阪神なんば線「淀川橋梁」の架け替え 事業区間約2.4kmの「阪神なんば線淀川橋梁改築事業」 伝法駅(でんぽうえき) 2024年7月20日の建設状況
-阪神なんば線淀川橋梁改築事業-
淀川本川の洪水・高潮対策として、阪神なんば線の「淀川橋梁(きょうりょう)」の架け替え工事の起工式が2018年12月9日に執り行われました。「水面すれすれの橋」として知られ、線路は堤防より低くなっています。
浸水を防ぐため、桁下を約7m高くします。「淀川橋梁」の架け替えと共に、「淀川橋梁」を挟んだ約2.4kmの連続立体交差化を行います。総事業費は563億円で、2032年度の完成を目指します。
引用資料 阪神電気鉄道
阪神なんば線淀川橋梁改築事業
「淀川橋梁」は1924年に設置されました。大阪湾最低潮位「O.P.(Osaka Peil)」から桁下までの高さは4.28mで、計画堤防高に3.82m、計画高潮位に0.92m足りません。阪神なんば線の線路は、両端の淀川の堤防より1.8m低く、高潮時は線路を横切る形で「防潮扉」を閉じるため、運行が出来なくなります。
平面図
「平面図」です。「淀川橋梁」の架け替えと共に、「淀川橋梁」を挟んだ約2.4kmの連続立体交差化を行います。これにより「阪神なんば線」は、ほぼ立体交差化が完了します。
縦断図
事業実施前と事業実施後の「縦断図」です。橋を7m高くし、現在39本ある橋脚を10本に減らして「淀川」の水を流れやすくします。
「伝法駅側(此花区)高架化 及び 淀川橋梁部架替 施工順序」です。「淀川橋梁部架替」と「伝法駅」は「別線方式」で行われます。
「淀川東岸踏切」から見た「伝法駅(でんぽうえき)」方面です。
高架工事の2024年7月20日の建設状況です。
「別線方式」で高架工事が行われています。
既存の軌道に隣接して「橋脚」が建設されています。
「伝法駅(でんぽうえき)」の北西端です。
「別線方式」で高架工事が行われています。
「橋脚」のアップです。
「伝法駅」の高架工事の建設現場です。
「伝法駅」の工事現場を南東側から見た様子です。
「伝法駅」を過ぎた部分です。
ドイツのバウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。
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